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投稿者:葵堂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
バリュー投資をやってる身からすると全然しょうにあわない手法。なのだが、いくつか試しにやったらはまった銘柄も有るわけで・・・・悩ましい。
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第1章 読むに値する序文
第2章 初めに知っておくべきこと
第3章 明確な買い場分析ーSEPA戦略
第4章 価値あるものは高い
愛5章 トレンドに沿ったトレード
第6章 カテゴリー、業種、上昇のきっかけ
第7章 注目すべきファンダメンタルズ
愛8章 利益の質を評価する
第9章 先導株を追え
第10章 百聞は一見にしかず
第11章 知っている銘柄というだけで買うな
第12章 リスク管理1-リスクの性質
第13章 リスク管理2-リスクどう対応して管理すべきか
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ウォール街のランダムウォーカーに並ぶ良書。グロース株の捉え方を学ぶには、数多ある投資本を読むより、この一冊があれば十分。損切りが如何に大事かも説いていて、トレーダーの心得も学ぶことができた。
以下、気になった部分。
❶読むに値する序文
①株式市場で成功したければ成功したいという強い願望と忍耐、戦略が必要である。
②『利益をいかにだすか』と『損失をいかに抑えるか』は同義である。
❷初めに知っておくべきこと
①多くの人間が投資で成功したいと願うが、ほとんどは成功できない。それは、成功するための方法を本気で学ばないからである。我流の間違ったやり方に固執してはいつまでも成功できない。成功している人のやり方を具に観察して、自分のやり方を確立しなければいけない。
②含み損を引っ張ってもいいことは何もない。そんなものはエゴである。間違ったトレードを認めたくないのである。そんな何の価値もないエゴを捨てることができなければ成功などできるはずがない。
③間違ったやり方を続けても上手くなれない。正しいやり方を続けて初めて上手くなるのだ。
④平均的なトレーダーは気迷いと後悔の2つの感情の間を揺れ動いている。これを打破するには自分の中で明確なルールを作ること。大切なのは自分なりの方法で勝てるようになることで、全ての相場に対応できるほど器用な人間はいない。
❸明確な買い場分析
①トレンド
急成長株はアップトレンドにある。
②ファンダメンダルズ
急成長株は業績に劇的な変化が起きている。
③上昇のきっかけ
個別の銘柄ごとに違うが、どこかで上昇のきっかけは見られる。
④買い場
適切なタイミングでエントリーできれば、すぐに含み益になる。ただ、エントリーを間違うと逆指値にかかりやすいし、売り損なうと大きな損も出る。
⑤売り場
買いの条件が揃っていて、適切なタイミングでエントリーしても成功できるかはわからない。自分の資産を守るため、逆指値は常におくべきである。
⑥銘柄は中小型株の方がいいと思う。動いたら早いし、数ヶ月で倍になるのも散見される。
⑦PERが低い銘柄を買うことで利益は得られない。高いPERをつけていて、その水準を維持できる銘柄が強い。もし、期待外れのものになったときには、一気にPERの水準が落ちて、バリュー株に成り下がるだろう。
⑧PERやPBR、いろんな指標があるが、どれも絶対的な価値水準を提供するものではない。もし、絶対水準があるのなら、財務諸表を完璧に読み解くことができる者が勝つだろう。実態はそうではない。価値水準は常に変動する。だから難しい。PERがいくつだから、とか過去はこの数字だったとかの議論はあまり意味がない。
⑨株は最終的には需給である。どんなに優良な会社でも買い手がいなければ、ただの紙切れである。
⑩PERをEPS成長率で割ったPEGレシオというものもあるが、これも曲者である。成長率が落ちている会社に当てはめると低い値が出る傾向があるからだ。
❺トレンドに沿ったトレード
①200日移動平均を下回っているようなものは絶対買わない。徹底的に上昇モメンタムにあるもの、いわば注目されている株を狙う。
②株価のサイクルは4ステージある。その中でも第2ステージに最も株価は上昇する。第1ステージは底固め局面、第2ステージは上昇局面、第3ステージは天井圏、第4ステージは下落局面となる。
以下、ステージごとの特徴
1)第1ステージ
株価にトレンドは出ず、ヨコヨコの状態。200日移動平均のあたりで上下する。出来高は減っている。第4ステージと比べても少ない。『無関心』である。
ここが重要であるが、『底値拾いは不要である。底値で拾えたとしても上がるのに相当な時間がかかる。それは、シンプルに買い上がる力がないからだ。時間の浪費に終わる可能性が高い。慣性の法則である。押す力がないと株価は上がらない。』
第1ステージから第2ステージに移行する中で、出来高には注目である。大きく上げる日は需要が増えて、押し目には逆に売りが少なくなるはずである。また、52週安値から25〜30%は上昇しているはずである。
150日移動平均、200日移動平均が上向きで短いものが高いこと、高値と安値の切り上げ、上げる日の出来高が増えて、下げる日は少ない、というのがポイントである。
2)第2ステージ
機関投資家が本気で買ってくるので、その痕跡が出来高の形で現れる。階段状に高値と安値を切り上げて、タコの糸が切れたように上がる。大きく動いた時に、出来高が明らかに増加していることはもちろん、平均以上の出来高の日でも上昇が目立っていることが条件である。50日移動平均も当然上。
3)第3ステージ
このフェーズになると強い買い手はおらず、最初に買っている人間は売りに入っている。もはや、皆がこの銘柄のことを知っており、アップサイドがなくなっている。業績は伸びてはいるが伸び率は明らかに鈍化している。大きな伸びが止まったところが売りのシグナルになる。
出来高も第2ステージの逆で下落した時に大きく増加する。このフェーズではボラティリティも高まり、第2ステージでは見られなかった幅で下落する。200日移動平均も何度も割る。そして横ばい、下落のトレンドに入る。
4)第4ステージ
このフェーズは絶対に買ってはいけない。売りで出来高が増え、戻りでは出来高が増えない。下値を切り下げるフェーズで何もいいことがない。業績の勢いは止まり、売りが枯れるまでこれは続く。
③第2ステージにある銘柄の特徴として、移動が上、特に200日は最低1ヶ月上で望ましいのは4〜5ヶ月上にあること。52週安値からは30%以上高い。52週高値からは25%以内にある。(新高値に近ければなお良い)RS値が70以上。
④第2ステージの中では上昇フェーズと横ばいのフェーズに(ベース)分かれる。上昇局面は3つ〜5つのベースを作って最終局面に入る。この辺りで機関投資家の買いは止まる。
⑤間違っても機関投資家と違った行動をとってはいけない。自分の間違った相場観で機関投資家は動いてくれない。機関投資家に買ってもらえそうな株を買わないと上がらない。同様に、機関投資家が売るのであれば売らないといけない。
⑥決算がアナリスト予想を上回っても、それが全てではない。売られる時は売られるし、特に出来高を伴って大きな値幅で暴落する時は重要なシグナルを発している。自分より大きな投資家が売っているのだから何かがおかしいと思った方がいい。
❻カテゴリー、業種、上昇のきっかけ
①会社を6つのカテゴリーに分類する。先導株、大手ライバル企業、機関投資家好みの銘柄、業績回復銘柄、循環株、かつての先導株と出遅れ株である。以下、特徴を書く。
1)先導株
1番美味しいもの。業績もトップによくて、株価は初期に最も上昇し、新高値をとる。一見、上がりすぎて買えないというのが特徴。業績面ではTAMが非常に大きい中でマーケットシェアを急速に拡大させているものが望ましい。20%以上の増益が通常で、最も良い5〜10年には35〜45%近い増益を見せる。
会社の利益の急拡大が始まった段階では機関投資家はアクションがとれない。そこがチャンスなのだ。
一方で、決算を落としたり、決算自体はクリアしたが、出来高を伴って下落した時はすぐに手じまわないと大変な目に遭う。
2)大手ライバル企業
そのセクターで最も勢いのある会社を選ぶ。ヤフーの後のグーグルであったり、そのセクターで1番伸びている会社を選択すること。
3)機関投資家好みの銘柄
これは、しばしば優良銘柄と呼ばれる。時価総額が大きく、動きは遅い。
4)業績回復銘柄
直近2〜3四半期の決算が極めて良い会社で、かつ過去最高益水準にあるかを見ること。この会社を見る上では株価と業績の両面で強く動きがあることが条件となる。日本株は次の循環株と併せてこの辺りの銘柄の研究をしたい。
5)循環株
自動車、鉄鋼、製紙、化学など。最低水準のPERで買うと失敗する。逆張りする時はPERが高く、悪い話しか聞かない時がチャンスである。
6)出遅れ株
手を出してはいけない。先導株をいくべき。
②先導株は指数に先んじて動く。見つけるには52週高値リストを見たい。強気相場の初期に新高値銘柄がたくさんある業界が主導することが多い。
③先導株がくしゃみをすると、その業界全体が風邪をひくことがある。
❼注目すべきファンダメンダルズ
①株は過去ではなく未来を見ている。安いものから見つかる可能性は低く、高いものを見るようにすべき。
②不動産にとって1番大事なファクターが立地であるのと同様、株は利益が1番大事だ。それもアナリスト予想をずっと上回る決算を出せるかがポイントである。
③アナリスト予想が5%以上引き上げられる時は株価が上に行く可能性が高まる。アナリスト予想が30日前から上方修正されているものを選びたい。(ヤフーファイナンスとかでも見れる)
④成功しているグロース株マネージャーは過去半年〜1年で最低20%〜25%の増益率を条件にしている。本当に伸びている会社は30%〜40%以上の増益を発表する。
⑤業績回復銘柄は直近半年の増益率が100%を超えるものを選びたい。過去3年や5年の増益率と比較して、その会社の伸び率をチェックしたい。
⑥増益率の減速は悪化の始まり
⑦機関投資家が好む銘柄は、サプライズ決算、売上とEPSの加速、利益率の上昇、過去最高益、年間EPSの大きな上昇、今後もこのトレンドが続く、である。
❽利益の質を評価する
①経費削減や生産性向上からくる利益率向上は長続きしない。王道や売上増である。
②理想的な利益率向上は製品に対する需要が強いため、価格決定力がある場合だ。
③決算の株価の動きは大事だ。まず、上げと下げのどちらで反応するか、動きの度合いなどを見たい。
④公表されている利益予想の数字が全てではない。本当に市場が望んでいることは株価の反応でしか分からない。
⑤1〜2年後の利益や利益率は経営陣でさえわからない。長期的な展望など割引いて考えた方が良い。
❾先導株を追え
①弱気相場が底入れすると、最も下落に抵抗していた先導株が最初に転換して上げる。場合によっては主要指数が上昇を始める数ヶ月前に動くこともある。主要指数が底入れし始めた時には、先導株は新高値をつけているだろう。
②指数が安値圏にあるということは、大抵の投資家のポジションはやられている。メンタルもズタズタだ。そんなときに、52週高値を取っている銘柄を買いに行くだろうか?指数が底入れをしたうえで、買い遅れて出遅れ株を買うハメになる。
③底入れしてから最初の上昇に押しはこない。猛烈な勢いで上げ続ける。弱気相場で下落した後、主要株式市場が買われ過ぎの指標も無視して上げ続け、先導株が増えれば強い相場と見るべきである。
④先導株は指数の弱気相場が中盤〜終盤の時でも最も持ち堪えて、かつ最も早く上昇する。指数が安値を切り下げ続けている最中も安値を切り上げられる会社は良い兆候である。このような会社は業績も良いものを出す素地があるはずだ。
⑤先導株の上昇も必ず終わりは来る。経験則的に、先導株の下落は3分の1は上昇分の全てを失う。直近はアークETFなどがここに該当。1929〜1930年や2000〜2003年のバブルは80〜90%近く下げた。これを取り返すには5〜10年かかる。
⑥市場全般に売り抜けの兆候が出る時は先導株は天井を打つ傾向がある。森を見るより木を見る感覚が大事である。
⑦先導株の下落は危険な兆候である。先導株が下落したからといって指数が下落するわけではない。先導株から出遅れ株に資金が移って全体には影響が出てこないパターンがあるからだ。ただし、確実に終わりは近づいている。ズームやテラドックのような株から他のSaaS株に資金が移った流れを想定すると良い。
⑧歴史的には一度、テーマになったセクターは次の上昇相場でテーマになることはない。
⑨通常、好ましい銘柄であれば天井からの調整は25〜35%くらいで、きつい下げだと50%近く下げる。下げ幅が小さい銘柄程望ましい。50%を超える下げになると、新高値に達するのは難しいし、戻り売りがキツくなってしまう。
⑩前の強気相場で先導株になっていた銘柄が引き続き、次の強気相場で先導株になる可能性は低い。GAFAのようなグロースを除いてあまりない。体感的には25%くらいだろう。
➓百聞は一見にしかず
①���功するポイントとしては、適切なタイミングで買いを入れることである。そして、タイミングをとるにはチャートがないと不可能である。
②株で成功するにあたって、相場を予測する必要はない。もう一度言う。『相場を予測する必要はない』経験豊かなトレーダーが何故チャートと出来高の分析をするのか。それはトレードのタイミングを計り、リスクを管理して適切な利益を得るためである。
③チャートのパターンは原因ではなく結果である。相場を動かしているのは非論理的な感情をもった人間であり、その痕跡がチャートという形で残る。今も昔も人間の非合理性が変わらないのであれば、チャートの分析には価値があるということになる。
④ファンダメンダルズとテクニカルの両方がないと良い売買は出来ない。ファンダメンダルズを知らなければ、そもそも買おうとするものの良し悪しの判断が出来ないし、テクニカルの分析が出来なければ、買うタイミングを誤ってしまう。特に、自分の失敗を振り返れば成長性、利益率など数字面は良かったものの、バリュエーション自体が相対的に変化するということを見逃していた。チャートの分析が出来れば、需給的にはまず買えなかっただろうし、自分の経験の浅さが出たものだと思う。
⑤必ずトレンドを意識すること。下落トレンドのものを買っても儲からない。機関投資家が買いに来ているものを選んで適切なタイミングで買うこと。良いものを安く買うのではなく『適切なタイミングで』買うこと。
⑥買うタイミングは第2ステージの上昇トレンドにある『適切なベース』である。通常の横ばいではない。適切なベースに入っていることが重要だ。
⑦買いのポイントとして重要なのはボラティリティの低下である。ベース内の特定の範囲で出来高を大幅に減らしつつボラティリティが低下するときは良い兆候だ。これをVCP(Volatility Contraction Pattern)と呼んでいる。
⑧セットアップは2〜4回されることが多いが、5〜6回形成されることもある。そもそも、ボラティリティの低下は何を物語るか。機関投資家の買い集めが進んでいるとしたら、横ばいは強いトレーダーが弱いトレーダーを吸収する期間を表す。弱いトレーダーが取り除かれたら、わずかな需要にさえ、供給不足に陥るので、株価が急騰する。
⑨カギは最後の弱い保有者になること。ブレイクする前には、出来高と値動きも少なくなり、注目度が減る。その時が買いのポイントとなる。
⑩株は需給である。新安値銘柄は明らかに誰かが売っているから安いのである。ある銘柄が第2ステージの上昇トレンドの最中にあり、出来高を伴って新高値をとりに来ている時は、機関投資家がその銘柄の今後の動きを信用して買いを入れている時だ。
11)あまりに早く右側が形成されるときは注意した方がいい。適切なベースの形成時間がないとブレイクアウトしない。
12)自分自身に言えることだが、ベースの形成中に、ふるい落としにあうことが多い。これも自明であるが、チャートは自分だけでなく、他の人も同じものを見ており、チャートのテクニカルの要所も同じように考える。皆が同じポイントに逆指値を置くことで、ふるい落としが発生してしまうのだ。解決方���は単純で、ふるい落としに1回あったものを選べば良いのだ。覚えておくべきことは、逆指値を置いている投資家は弱い保有者である。
13)明らかに逆指値が多そうなポイントを目掛けて仕掛ける場面も考え得る。ふるい落としは頻繁に発生するので注意が必要だ。
14)ピボットポイント(行動すべき水準)では出来高が50日平均を下回り、1〜2日は極端に落ちることが望ましい。大型はなかなか難しいかもしれないが、小型はポイントとして見ておきたい。
15)カップウィズハンドルはこの本の本質を語る上で最も重要なチャートパターンである。
16)トレードをするうえで最も危険な時は株価が底をつけようとする時だ。この時は、ボラティリティが高くて安値で買ったと思っても下に行く時がままある。また、下落トレンドを上にブレイクしても結局、次の反落局面で前の安値を割り、新たな下落トレンドが始まることも少なくない。
11 知っている銘柄というだけで買うな
①最もワクワクするトレードの機会とは上場後1〜2年くらいの会社である。取引の際は、第1ベースという最低取引期間が現れていることを条件としている。それは、少なくとも3から5週間は続いて25〜35%以上調整していないことを条件とすべきである。
②先導株は相場が変わることで変わる。季節の流行り物のようである。
12 リスク管理1-リスクの性質
①株式市場で一貫して成功するために必要な要素はリスク管理である。これは、ハワード・マークスも同じようなことを言っている。
②損失が10%を超えないことを絶対に譲れない一線にすべきである。平均損失として、6〜7 %くらいに抑えるべきである。
③損切りがパフォーマンスを改善させるために必須なことは誰もが頭では理解できる。だが、大半の人間にとって、規律を守り行動することは難しい。何度か痛い目を見て慣れていかないとダメなのかもしれない。
④大負けしないことが大勝ちにつながる。株価がどこまで上がるかはコントロールすることはできないが、損失がどこまでになるかは自分でコントロールすることができる。損切りは本当に大事。
⑤トレードにおいて損は避けられない。必ず発生する。だから、なるべく早くそれを受け入れて、間違ったと思ったら出来るだけ早く切る。最高のトレーダーは間違いに気付いて冷静に損切りして、次の機会のために資金を守ることが出来る人である。
⑥損切りした後に株価が上昇したことなど、山程ある。だから何だというのだ?相場は誰にも分からない。期待値で戦わなければいけない以上、規律を守ってリスク管理を行うことが大事である。
13 リスク管理2-リスクにどう対応して管理すべきか
①投資家が損をする、並外れたパフォーマンスを出せないのは弱気相場や経済危機ではなく、精神的な弱さだからだ。損切りできないメンタルの弱さが問題なのだ。
②損切りは絶対にすべきであり、難しいのは仕掛けのタイミングが早過ぎたときだ。この時は、逆指値がかかるだろうが、セットアップが整うのであれば、2〜3回と仕掛けることも考えなければいけない。リスクリターンを冷静に判断すべきである。
��損切りの基準は平均利益の半分に止めるべきである。ただし、10%を超える損失は明らかにおかしいのでそこで切るべきだ。
④リスクリターンを例えばリターンを損失の2倍におけば、3回に1回の勝率でもトントンである。
⑤ボラティリティの大きさに合わせて逆指値の設定はしない方がいい。そもそも、ボラティリティが高い相場は勝率が低い。10トレードあたりでリスクリターン2倍で複利計算すると勝率40 %で最適なリスクリターンは10:20でありこのときのROIは10.2%になる。ちなみに、勝率30%では勝てなくなるので、勝率が低くなる局面は避けた方が良いことがわかる。
⑥勝率を測った上で50%を割っているときに避けるべきは損切りを遅らせることである。これは数学的な事実である。ボラティリティが高いときは、逆指値の幅を広げるのではなく、むしろ、狭めたうえで利食いを早くすることが数学的に正しい行動となる。考え方は逆である。
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バフェットのようなバリュー投資方法とは正反対の投資方法。
オニール同様に、グロース株の捉え方、損切りについて徹底解説されてます。
○オニールとの共通点
・短期~1年くらいの投資+グロース株限定の投資法
・ナンピンは敗者の戦略
・損失を取り戻すには、もっと多くの利益が必要
・節約したお金は稼いだお金と同じ
・損切が一番大事
○オニールとの違い
・オニールは損切り5%~10%、利確は20%を推奨している。
・ミネルヴィニは具体的に記述はせず、心構えとロジックを書いている。
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評価は投資スタイルによるかもしれない。
チャートをステージで分けたり、トレンドに乗ることなど、実際のチャートを交えて具体的な方法を語られている。
ファンダメンタルズもかなり重要視しているが、PERによる一般的な割安や割高の評価は否定している。EPSの変化にかなり重きを置いている。PERを無視してEPSを意識するのは、なかなか真似出来るものではない。
低位株は増収増益に対する期待からPERは高くなる銘柄が多い。そこに買いに入る根性は天晴れである。
参考になった。
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よく分からなかったチャートの見方が少しわかった。いままではウォーリーを探せをただの絵だと思って見てたレベルだった。感動。
入口だけじゃなく出口についてもしっかり書いてあって、今まで読んだ株の本の中で一番収穫があった。
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読み応えのある本だった。分散管理は意味なく、厳選した4ー6銘柄のみにするというアプローチは斬新だった。リスク管理の項目は特に必読。機械的にやるのが一番なのだろう。
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一般的な低手数料のインデックス投信など勧めるものではなく、成長株をいかにして探していくか、という所にフォーカスした本。
PERの高さに関する考え方など、保守的な投資をする人には新鮮に感じると思います。
株式投資のスタイルは様々あるかと思いますが、もう少しリスクを取った個別株にチャレンジしてみたいな、という方にはオススメです。
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●2025年1月3日、「オニールの成長株発掘法」のAmazonページに、これもおすすめに表示されてた。オニール本より評価が高くて驚き。
●2025年4月26日、Yahooフリマでクーポンを使いたくてチェックしてた「相場師一代」(510円)が買われてしまって、チャットGPTに相談したらおすすめされた内の1冊。