サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

エントリーで100名様に1000ポイントプレゼントキャンペーン ~5/31

hontoレビュー

人斬り以蔵(新潮文庫) みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー112件

みんなの評価3.9

評価内訳

110 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

司馬さんって歴史が本当に好きなんだなぁと思える短編集

2006/06/27 00:02

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 時々、あー司馬さんが読みたいなぁと思う時があり読んでしまいます。
本作は、司馬さんの短編集です。
 表題の「人斬り以蔵」は、土佐勤皇党の岡田以蔵を扱ったもので、
岡田以蔵の話は、武田鉄矢、小山ゆうのマンガ「おーい竜馬」で
もう既にかなり知っていました。
 これが、物凄く悲しいお話しなのです。
武市半平太の命によって暗殺を繰り返していた以蔵ですが、
土佐藩での藩政の逆転により、武市らは、捕縛され
それにより、捨てられた形の、以蔵もまもなく捕縛
取調べで以蔵が喋ってしまうことを、恐れ、武市ら勤王党は、
以蔵に毒をもります。
 ここまで、厳しい取調べに対して一切喋らなかった以蔵も
自分が、それほどまでに信用されていず、且つ完全に捨てられたことを、
知り、全てを喋りだします。
 「おーい竜馬」では、この後、以蔵の処刑の場面で
竜馬のお姉さんが、駆けつけ、「この刀で上士を斬りんさい!!」
と刀を以蔵に投げる、以蔵の気持ちを大変よく表した場面があるのですが、
そこは、司馬さんの作品には、ありませんでした。
 去年の大河ドラマ「新撰組!」でも、
新撰組の斎藤一と竜馬と中岡が会う場面で
竜馬が、中岡にオダギリジョー演じる斎藤一を指し、
「これは、以蔵と同じ人斬りで有名な斎藤じゃき」と説明し
その後、人を沢山斬っていくごとの心境の変化を説明する場面がありました。
 人を沢山斬っていくとどうなるのか、流石の斎藤一も少し怖くなったのか、
竜馬にその後どうなるのか、尋ねます。
すると、竜馬は、
「誰も判らん、以蔵も死んでしもうたから」と。
 ここにも、暗殺者として使い捨てられた以蔵の悲しさと無常感が、
あったように思いました。
 ちょっと本書の書評としては、反れてしまいましたが、
「鬼謀の人」の大村益次郎も良かったです。
これまた、大村益次郎もマンガ「おーい竜馬」でもユニークに描かれていました。
 「おお、大砲」もこれってどんな歴史事件を扱っているのだろう
と思っているうちに天誅組の事件を逆サイドから描いていることに
気付きます。
 「美濃浪人」もあれれって思っていると、
井上馨を二度も助けたお医者さんの話とは、、。
 登場するには歴史的に少し遅すぎた武将の二人
塙団右衛門と後藤又兵衛の二人を扱ったそれぞれの短編も良かったです。
 歴史の年表や小さな記録の行間から人物を立ち上がらせて
いる司馬さんの本当に歴史好きな熱い気持ちと巧みな人間観察と
その描写が、この短編集では、見られます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

岡田以蔵

2001/11/16 03:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 短編集。表題作の人斬り以蔵は、土佐の足軽の子、岡田以蔵を主人公にした作品。
 以蔵は幼少の頃より足軽の子ということで卑しまれていた。しかし、その人斬りの能力で日本暗殺史上にその名を刻みつけることになる。殺人が得意であったのだからよほど恐ろしい人間であったろうと思っていたのだが、実際には少し違うようだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

司馬遼太郎の物語の上手さに感激!

2021/08/22 07:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりに司馬遼太郎さんの小説を読みましたが、すっかり物語世界に引き込まれました。上手い!題名になっている「人斬り以蔵」はあまり面白いと思えませんでしたが、「鬼謀の人」の大村益次郎の話は本当に面白かったです。日本史で写真と大雑把な実績しか学ばなかったですが、すごい人だったんだなぁ。他人の気持ちを斟酌できない、うまくコミュニケーションを取れないというところからすると、現代なら発達障害だと言われそうな人だったんですね。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

だってなんか可愛いんだよな〜

2001/12/30 16:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sayu - この投稿者のレビュー一覧を見る

 表題作もよいが、私は『おお、大砲』が大好きである。幕末の壮大な人物列伝の谷間にいる、ちっっっっっっぽけな攘夷志士と、幕府の統治に何の疑問も持たない、ちっっっっっっぽけな藩士の小さな出会いを描く。それも幕末であったし、歴史であったし、現実であったのだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/09/22 11:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/01/14 00:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/10/11 10:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/05/17 23:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/12/18 12:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/03/11 21:34

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/05/23 14:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/06/23 18:13

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/12/06 11:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/07/29 20:47

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/10/11 02:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

110 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。