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推理作家・有栖&犯罪社会学者・火村シリーズの第2作。
相変わらず、過去を隠している火村(有栖川有栖は本当にこの過去のことを考えたことがあるのか?と不安になります)が名推理で事件を解決します。意味ありげな過去というのもいいですが、キャラがちょっと薄っぺらいんだよなぁ。
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再読です。が、内容をほとんど覚えてなかったので新しい気分で読めました。
犯人は割と早い段階で絞り込めたのですがなくなった髭の理由が不明だったのと、後から出てきた凶器によって惑わされていたところに、火村に鮮やかな手口で真相をつきつけられ目からうろこがぼろぼろと。納得できる謎解きだったと思います。
誰にでも繭が必要な時代になってきているのでしょうか。この小説が書かれたときよりもずっと時代は過ぎてしまったし。あたたかなものにくるまれていたいという気持ちはもっと人間の中に生まれているんじゃないかな、と思います。
アリスの小説を書き始めたきっかけには、胸が痛みました。
「新婚ごっこ」とか「優しい趣味」のあたりは、それにきゃあきゃあ言っていた当時を懐かしみながら読みました。(腐女子という言葉さえなかった時代です…)
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幻想を愛し、奇行で知られたシュールレアリスムの巨人─サルバドール・ダリ。宝飾デザインも手がけたこの天才の心酔者で知られる宝石チェーン社長が神戸の別邸で殺された。現代の繭とも言うべきフロートカプセル中で発見されたその死体は、彼のトレードマークであったダリ髭がない。そして他にも多くの不可解な点が……!?事件解決に立ち上がった推理作家・火村英生が難解なメッセージに挑む!ミステリー界の旗手が綴る究極のパズラー。
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宝石チェーン店の風変わりな社長が、巨大な繭のような浴槽内で殺され、遺体にはさらに不自然な点が…
そこで事件解決に乗り出すのが、(いろんな意味で)最強コンビ、大学助教授の火村と、親友で推理作家のアリス(通称)。整然とした組み立てのストーリー、淀みない文章、正統派の香り高いミステリですが…シリーズ屈指の「火村とアリスの仲良しシーン」が読めるという、ファン必携の作品となっています(笑)人前で読めない。
皮肉を云い合うくらい仲良しな30代独身男性2人組が、割と、好きですって人に読んで欲しい…!
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火村&アリスのコンビの漫才?見てるとテンション上がります(笑)でも今回の話はなんだか火村に事件の全容を言いくるめられてしまったような気がしてならない…のは私だけ?ある意味身近なミステリーだと感じました。
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火村先生ってなんであんな素敵なのかしら…と、ミステリマニアとは一線を隔した読み方としていますよもちろん。この本は基本であります。
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読み終わってもレストランのシーンしか覚えてない…とかいう、情けないことにはならなかった。さすがに再読2度目だし…(笑)。
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数年ぶりの再読。急に読みたくなる作家の一人かも。うっかり犯人を忘れてましたが、途中で思い出しました。
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火村(作家アリス)シリーズ。コンペ出品作品だったような。繭というモチーフが面白かったです。「新婚ごっこ」なのもやはり微笑ましい。
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火村英生先生の謎解きには恐れ入りますって感じです。
着眼点が違うんだなぁ〜〜と惚れ惚れ。ただ、ぼ〜〜と読んでいては犯人は見破れない
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フロートカプセルの中で発見されたその死体を前に難解なダイイングメッセージに挑むお話。推理作家の有栖川有栖と犯罪社会学者の火村助教授の2冊目。
有栖川先生の長編はやっぱり胸の高まりが絶頂に達しますねvvフロートカプセルに死体じゃなく私も寝てみたいって気分に思わずなってしまう作品です♪
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ミステリとしての謎解きというより、久々に読むと丁寧に書かれた本だなあという印象を受けたので★四つ。作家編より学生編を愛する私ですが、この頃のはアリスの繭のエピソードも含めて、大事に書かれているという印象を受けました。願わくば次に描かれるはずの江神さんのシリーズも、これくらい丁寧に筆が割かれていますように。……ペルシャ猫のあとがきのような、ミステリ作家として哀しいコメントがついていませんように。
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火村助教授シリーズは謎解きを楽しむよりも、二人の会話等のミステリーとは直接関係無い部分が面白いと思います。夫婦漫才。でもそれって本当はミステリー的には問題ですよね。
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女嫌いで不器用で影を落としている大人(?)の男が好きな女性にはたまらない作品!(かく言う私)犯人は割りと早くに目星がつきますが、ぽろぽろと不可解なものの出現に惑わされました。アリスの過去話もあったり。
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不可解なことがおおい現場だし容疑者がたくさんいてどれもこれも怪しい。さくさく読める長編。
人は誰しも繭をもっているのかもしれない。
私の繭は何だろう・・・としばし考えさせられました。
でも表紙があんまり好きじゃない・・・