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ホームズのパスティーシュは多岐に渡っていますが、好みにあうものというのはなかなか見つかりません。ホームズとワトスンの関係も含め、できるだけ聖典のイメージに近いものが好きです。そして今回は見事に外しました。最初の「彼が死んだ理由」で反感をもち、続く三編がこの作品の後ってことは…と、ことあるごとに挿し絵を殴りたくなるのです。そりゃその設定があるから言葉が不自然なんだとも言えるけど!「目に明らかな知性のきらめきがある」人のセリフが同じことの繰り返しだったり、長身のホームズには無理がある変装(?)をさせたり、そういうのはちょっとどうなの。実在の人物とのクロスオーバーもありますが、好きな人が登場してもあまり喜べない作品でした。
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4編収録。こういうパロディというかオマージュは嫌いじゃないです。ただ、ホームズとワトソンの友情を固く信ずる身としては、冒頭の1編は受け入れがたい…!(笑)
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『彼が死んだ理由 ライヘンバッハの真実』
ホームズによるワトスン殺人事件。
『最強の男 バリツの真実』
ブラジルから来た暗殺者。
『賢者の石 引退後の真実』
息子を誘拐されたというヘンリー・ジョーンズ教授の依頼。ドイツ軍の関係。インディの名前の秘密。
『英国公使館の謎 半年間の空白の真実』
英国公使館で見つかった娼婦の死体。
2010年2月18日購入
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2011/3/25 Amazonより届く。
2015/11/12〜2015/11/14
ホームズのパスティーシュ集。五十嵐さんらしくない?本格的なトリックも交え、まさかの人物を登場させたりして面白かった。こういう、有名な課題は各作家さんのホームズ観やら、実力が顕著に現れて興味深い。
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大変に面白かった短編集でした。
シャーロック・ホームズの知られざる事件ネタですが、連作短編ではありません。
それぞれ、独立した if の話だと思って読むと良いでしょう。
しかし、「バリツ」の話は、調査してこういう結果でしたと報告されても本当に信じてしまいそうですね。
最近読んだ中ではベストな短編小説だったと思います。
ま、推理小説としてはどうかとも思いましたが。(^^;
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本家ホームズものを読んだことがないので、パスティーシュ作品を読みこなすには至らず。実在の人物などとのコラボレーションを満喫するには、シャーロッキアン並みの知識が要るのかも。
因みに本作は、日本シャーロック・ホームズ・クラブが選考する「シャーロック・ホームズ大賞」を受賞したそうです。日本人によるパスティーシュとしては初の快挙らしい。作品の質の高さが伺われる。
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日本シャーロック・ホームズ・クラブ選考「シャーロック・ホームズ大賞」受賞
日本人によるパスティーシュとしては初の快挙
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ホームズのパスティーシュ作品集。
どの話もパスティーシュとしてはかなり面白い。『英国公使館の謎』が個人的にはベスト。そりゃあホームズが変装していたのは誰か、ということには気付いてましたけれどもまさか“あの事件”につながるとは…。思わず成程、と口に出してしまった。『賢者の石』は“彼”の行動は分かっていたものの正体にニヤリ。映画を見直したくなった。『バリツの真実』ホームズとモリアーティーがタッグ組んだら最強なんだろう。有り得ないけれども。十分に納得できるバリツの真実だった。『彼が死んだ理由』パスティ-シュとしては面白い。帰還から少し作風が変わった理由を見事に説明してるし、ホームズの最後の台詞は突っ込みながら笑ってしまった。しかしホームズとワトソンの永遠の友情を信奉している自分にとっては読みながら辛かったのも否めない。…違うんだワトソン君はそんな奴じゃない…ことを祈りたい…。
全体的には面白かった。流石は日本シャーロック・ホームズ・クラブ選考「シャーロック・ホームズ大賞」受賞作である。
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シャーロック・ホームズのハスティーシュ。
シャーロキアンでないので、いまいち面白さがよく解らなかったのかも。シャーロック・ホームズという人物をちゃんと理解していないから。
それでも「英国大使館の謎」は面白かった。トリックも大がかりでミステリとしても楽しめた。
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~ライヘンバッハには全く別の真実が!~
シャーロックホームズの活躍を描いた4作の短編に、ホームズのパロディ作品についてのまとめがついた一冊。
モリアーテイ教授と滝壺に落ちたライヘンバッハの事件が実は…、とか、ホームズがが習得していたと言う謎の日本武術"バリツ"とは…、なんてシャーロックホームズ好きにはかなり楽しめる一冊です。
さらにホームズがあの有名人達とつながりがあったなんて!なんてお話もあります。
ちなみに言っておくと、タイトルには「賢者の石」とありますが、ハリーポッターは出てきません。
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大好物なホームズもののパスティーシュ短編集です。「聖典は一通り読んだつもりだけど、取りこぼしはあるかも〜( ^ω^ )←」程度のシャーロキアンには、サービス精神旺盛なパスティーシュはどんとこ〜い!なのです( ^ω^ )
というわけで、今作にふんだんに盛り込まれた意匠には、非常ーにエキサイトしました。
ワトソンに銃を向けるホームズ!
ライヘンバッハ前後のホームズの人物像の齟齬を説明する新解釈!
バリツ!←
意外な「あの人」との邂逅!
そして、悪名高い「ある人物」が日本にやってきたという斬新なエピソード!
うーん、どれをとっても素晴らしい。ミステリとしては物足りないと言わざるを得ませんが、メインテーマではない部分で存分にホームズ・パスティーシュでしか味わえない満足を得られたので無問題( ^ω^ )
◎彼が死んだ理由…「どうして僕を殺そうと思ったんだい、ワトソン君」ーー新作の中で、親友である筈の自分を何故「殺害」するのかと問い詰めるホームズに、ワトソンは必死の釈明を試みた。彼にピタリと照準を合わせた銃口を見つめながら。
◎最強の男…体術の心得があるホームズが、唯一勝てなかった相手とのエピソード。「バリツ」の謎に迫る意欲作!
◎賢者の石ー引退後の真実…探偵業を引退後、鬱気味になったホームズを誘ってニューヨークにやってきたワトソン。ところが、彼らを待っていたのは、世界大戦開戦の火種ともなりかねない誘拐事件だった!完全な密室と化したホテルの屋上から、少年はどのようにさらわれたのか?
◎英国公使館の謎…英国公使館の一室に突如として出現した娼婦の惨殺死体。秘密裏に犯人を逮捕せんと公使館に勤める敬之助は奔走するが、館に戻ってきた彼を待ち構えていたのは、「殺人事件などなかった」と主張する同僚達と、殺害の痕跡の無い部屋だった!
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シャーロック・ホームズのパロディ短編集。最初の『彼が死んだ理由』『最強の男』は、今一つ消化不良でした。『賢者の石』『英国公使館の謎』はパロディらしく面白かったです。
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題名の通りホームズもの。
あえて書くだけあって、いろいろと工夫が凝らされている。
特に最終編は日本を舞台に切り裂きジャックと対決する。なぜ日本かというと...
ちなみにハリーポッターとは何の関係もない。