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残念だが駄作だ。
本筋に関係ないプロットが多数入って冗長してるしいつもの緊張感がないな。
最後まで読み終えるのが苦痛だった
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ハゲタカシリーズを何冊か読んでいる方ならご存じであろう芝野が主人公。
かつての縁を思い出して、東大阪の小さな町工場の専務になる。
その後、サムライ・キャピタルが敵になるという話。
鷲津の役割が面白かったな。
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この作品は「レッドゾーン」「グリード」のサイドストーリーで鷲津のライバル芝野が主人公の物語。前半は前述した二作品の中にも登場した話を深掘りしながら進行していきます。その二作品を読み終えた時、芝野たちがどうなったのか知りたいと思っていましたが、ちゃんとこのような形で出来てたことが嬉しい^_^
ちっぽけな町工場の再生を描くストーリーですが、最後まで良さげな兆しが見えつつも上手くいかず、やきもきさせられますが、クライマックスは見事!
「レッドゾーン」「グリード」と共にぜひ読んでいただきたい作品です。オススメ♪
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感想
町工場を芝野がどう建て直すかは見もの。グリードではほとんど話が出てこなかったのでどのように難局を乗り切ったのか気になる。ただ、一部レッドゾーンと被るところがあるのでそこは読み飛ばし。
最後は買収につぐ買収でどうなることかと思ったが、会社が潰れてしまった。鷲津が手を差し伸べると思いきや、別の形で?さすが経済合理性に基づいている。
あらすじ
東大阪のマジテックという中小企業の再生に乗り出す芝野の物語。前社長であった博士が亡くなり、経営が立ち行かなくなったところを芝野が乗り込んで立て直そうとする。
熟練工の技術の活用と、博士の次男を営業に育てて困難を乗り切ろうとするが、そこに芝野が三葉銀行時代に辞めさせた村尾が浪花信用金庫に勤めており、ハゲタカファンドのホライゾンキャピタルに特許事売り抜こうと魔の手が迫る。
マジテックは、スプラという化粧品会社から金型の大型受注を勝ち取るがリーマンショックの影響で契約がたち消えそうになる。また、なにわのエジソンの特許を渡した英興技巧をホライゾンが買収し、特許侵害でマジテックを訴えてきた。ホライゾンは何がなんでもマジテックを買収しようとしていた。
ホライゾンはプラザグループから依頼を受けて、マジテックの技術を軍事利用しようとしていた。芝野は故藤村が鷲津に投資した件で、助けを求めたがすげなく断られる。芝野はマジテックの特許を全てオープンにし、会社の処理を進める。