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オカルトモノ?刑事モノ?どっちつかずで、ちょっと中途半端だったような気がします。気軽に読めたけど。
どうしても今野さんといえば、私の中では「竜崎さん」シリーズと「安積さん」シリーズの印象が強いのでねぇ・・・。
狐憑きを科学的に解き明かし、なるほどねぇ〜と思った。でも取り憑かれた子の部屋に入った時に「獣がいるような異臭(P116)」がしたって。それも脳への刺激が原因?
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今野さんといえば刑事ものですが、今作は心霊ものです。
もっと心霊の方に軸足が置ければ良かったのですが、変に刑事モノとのバランスが取れてしまったので、トンデモ系の刑事モノとしいて可もなく不可もなくという感じになってしまいましたね、
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★2015年11月8日読了『豹変』今野敏著 評価B
警察小説を得意とする今野敏の最新作。狐憑きといういかにも前時代的な話題とSNSという現代的な話題を事件に絡めて物語が出来ている。鬼龍シリーズ4作目とのことで、この前の作品も気になるところではあります。内容的には、特別にひねったわけでもなく、非常に素直な物語ではある。ファンであれば文庫になったら買ってもいいかという出来でしょうか。
警視庁生活安全部少年事件課の巡査部長、富野輝彦が物語りの主人公。相方は、有沢英行巡査長。
都内で3件連続して、14歳の中学生が無意識のまま夢見るように凶行を行う事件が起きた。その加害者には、老人のような泰然自若とした様子で目だけが異様にぎらついて、老人のような声で話す特徴があった。
富野の友人で、お祓い師の鬼龍光一は、その事件をかぎつけて協力を申し出てきた。そして、そのライバル安倍孝景も。その後の調べで、続く3人の加害者には、共通するSNSの占いサイトへのアクセスという共通点があった。そして、そのSNSは、与部星光というIT界のカリスマが運営していた。
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狐憑きとは、今野敏氏にしては珍しいジャンルだと思って読みはじめましたが、おもしろかったです。
富野刑事と、鬼龍光一、安倍孝景の微妙な信頼関係も良い感じです。
陰陽と憑物も読んでみたいと思います。
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お祓い師シリーズ最新作。
今回は中学生たちが次々と「狐憑き」の状態になって暴れるという事件。
これまでと少し違い、鬼龍が狐憑きの状態を科学的に説明するシーンが興味深かった。
なるほどと思えることが多かったが、それですべてが説明されてしまっては興醒めな気も。それで終わりではないですよね。
終盤になって新しい展開の予感が。久しぶりに出た新刊だったが、今後が楽しみになってきた。
ただ相変わらず軽い。
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狐憑きという心霊現象を祓うことを生業にしている鬼龍だが、脳の一部分の作用によって起こる現象として科学的に立証しているところがなんとも面白い。
佐田がどうして狐憑きになったのかは説明されてないんだがどういうメカニズムなんだろう…
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狐憑きに遭った14歳たちが次々と事件を起こしていき、それを祓いながら原因を解明していくお祓い師と警察官のお話?
全体的に面白かったけれど、なんだかスラスラ読めすぎて浅い印象。
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狐憑きに少年少女がたて続けてかかり、傷害事件を起こす。
この原因はなんなのか。
少年課の富野とお祓い師の鬼龍が、謎に迫る。
オカルトチックな話かと思いきや、少し科学的な話だった。
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富野の能力覚醒が、あってもなくても「富野=とみの」であるがまま物語が続いてくれたら・・・嬉しい。なんて、気分の読後感。
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鬼龍と孝景のキャラが好きです。
でも富野の能力開花もありそうで1番すごくなりそう。
科学でわからないことが事件の裏にあってもおかしくないと思います。
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今野氏の警察小説といえば、「隠蔽捜査」を思い出しますが、
こちらはジャンルが違います。
「陰陽」「憑物」という2冊が以前に出ていまして、
御祓師と警察官が協力して事件を解決するっという、楽しい設定と、
魅力いっぱいの登場人物にやられ、「このシリーズ好き♪」っと、
私、物語のファンになっていたのでした(笑
今回は、少年少女の傷害事件が続発します。
主人公のひとり、警視庁生活安全部・少年事件三係(長いっ)に所属する富野巡査部長が、
現場に臨場すると・・・もう一人の主人公、御祓師の鬼龍光一と出会います。
ほら、もう、ただの事件じゃないにおいがぷんぷんしてきます♪
中学生の狐憑きによる事件らしいっということがわかって、
登場人物大活躍が始まります(わくわくします
警察小説と伝奇ミステリーが一緒に楽しめるのがとてもおもしろい。
最後に、シリーズ続くぜっ!な雰囲気が濃くただよって、ドキドキしたままの読了となりました。
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何が豹変するのか?
なんとも興味をそそられるタイトルで
やっぱり警察小説かなと思いつつ、読んでみた。
都内の中学校で生徒が同級生を刃物で刺すという事件が発生。
すでに被害者は病院へ搬送され、加害者は取り調べ中だというので、警視庁生活安全課勤務の富野は、取り調べに立ち会う。そこでの加害者の中学生は、異常な雰囲気だった。目をぎらつかせ、老人のような口調でしゃべりまくる。
およそ中学生とは思えないその態度に不信感を持った富野。
生徒の態度が豹変したわけだが、そのありさまは、まるで「狐憑き」のようだった。信じ難い現状だが、加害者がすきを見て逃げ出したのを理由に、富野は、旧知のお祓い師・鬼龍光一とともに除霊に向かうことにした。
加害者の徐霊は成功したが、そのあと、同じように「狐憑き」現象で似たような事件が2つおこる。
3つの事件の加害者の共通点を捜すと、みなネットの占いアプリをし、占い師に「仙人」を選んで遊んだことがあったという。この占いアプリの生みの親の会社へ捜査の輪を広げることとなる。
作品の中でも紹介されていたが、昔はコックリさんというゲームがあった。
それに似たようなアプリが今回の事件の鍵をにぎっているのだが、
果たして本当に狐憑きなどあるのだろうか。
読者心理をうまく利用した、
不思議な伝奇小説と警察ミステリーのマッチング作だった。
事件が解ければ、なあんだと。
もう少し深い謎が欲しかったけれども、
お祓い師・鬼龍光一という人物に興味がわいた。
お祓い師・鬼龍光一シリーズがあるらしいので、
時間をみつけてそちらも読んでみたいと思った。
因みに、私はコックリさん、未経験だ。狐憑き、やはり怖いと思う。
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今野氏の作品を読むのは、2作目だと思うが、相変わらず、奇抜だ。氏の作品が圧倒的に警察物が多い中で、たまたま手に取ったのが、この作品だった。タイトルがイマイチだが、中身はなかなか面白い。この作品は、サイコ?SF、刑事物?ホラー?でも面白かった。
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鬼龍光一シリーズ 第4弾
憑依された少年たちが巻き起こす事件。
警視庁生活安全部・少年事件課・少年事件第三係の富野と有沢は、都内で発生した少年たちの傷害事件に臨場する。
友人を刺した少年は、目つきが鋭く、老人のような声で、取り調べ中に警察官をなぎ倒し、姿を消してしまう。
困惑する富野の前に、知り合いでお祓い師の鬼龍光一が現れ、あれは狐憑きだと忠告し、その犯人の少年を祓うと元通りになってしまう。
続いて発生した少年の事件でも同様のことが起き、少年たちの共通項にネイムというSNSのアプリを使っていたことが判明し、運営会社の社長であり、開発者の与部星光を訪ねる。
狐憑きに興味を示す与部に疑惑を深める富野達。
果たして、本当に狐憑きが事件を起こしたのだろうか?
シリーズものとは知らず、前3作読まずに読んでしまった。
心霊現象と脳科学のコラボ。
あまり類を見ない警察モノだと思いました。
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非日常的な事だけど、ここまで肯定してるとそうかもしれないと思えた内容でした。
最後が、呆気なかったけどもすごく洗練された内容でした。
狐憑きとは、面白かった