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土田世紀大好きです。ここに感想かいちょるよ。
http://blog.livedoor.jp/subekaraku/archives/50160962.html
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こんなふうに、ダメ人間が沢山出てきて、ダメ人間同士慰めあってハッピーエンドという話は、世の中に沢山ある。
でも世紀さんの話は一味違う。
たとえば、この話を原作に、映画化アニメ化すれば、すぐにチープな作品になると思う。
その一味がなんなのか、難しいのだが、世紀さんの短編は非常におもしろい。「バカ」がおすすめ。
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土田世紀の短編集。良い意味でも悪い意味でも駄目な登場人物達には驚くほど感情移入しやすくて、単純に「良かったね」とは言えないテーマとストーリーを見るたびに「うーん」と考えさせられます。表題作は一見の価値アリです。
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変に器用な人よりも
泥臭くて、不器用な人の方が
人間としては魅力的だったりする。
土田世紀の漫画には
彼の人間性が
いつもにじみ出ていて
いいなあ、って思う。
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5本の短編集。
美しくはない、輝いてもない、道端に咲く雑草の様に踏まれて、雨嵐に晒された人々。どうしようもないけど、それなりにやってるんだ。
どれも深くて面白いが、分かりやすい「HOT MOON」が今の気分。ショーちゃん良いこと言う!
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土田世紀さんとは69年早生まれと、全くの同年齢同学年で、漫画家としてもほぼ同じ時期に活動していたのだけど、方や超売れっ子で、こっちは今に至るまでノーヒット、いるかどうかも不明なレベルなため羨ましく思っていた。それでも初期短編集や『ありゃ馬こりゃ馬』『俺節』『編集王』などヤンマガ読者であったためずっと読んでいた。ただ、リーゼントや改造バイクといったヤンキー的な美意識が苦手なのでひがみがある分、むしろ趣味が違っていてよかったと胸をなでおろしていた。
それでこの後期短編集は、人生の悲哀がたっぷり、かつそれをコミカルに描き、見事に笑いと涙だった。時にハッとする素晴らしい見開きゴマや見事な構成、しかもこれは本当に人生の哀しみを知っている人でなければ描けないものであった。特に友情に対する悔恨を描いた『キャット空中一時停止』が素晴らしかった。オレも友達を大切にしてこなかったので今ひどく友達がいない。もうそれは取り返しがつかないと常々感じており、そんな思いに対する答えを提示してもらえたようであった。