作者らしさが・・・
2015/08/28 08:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:狸狐 - この投稿者のレビュー一覧を見る
普段の作品が作者の日常を基本としたものに対し、デビュー当時の作風で戸惑うかも。短編なので描き込めない分を中編で描いてほしい。キセルの話が落語のようで先は読めるが個人的には好きですね。全般にもやもやとした心理的な不安を描かれているので、連作にされるともっと引き込まれるのではと残念でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
徹底してりくつ好きな作者だから逆に理に合わぬ怪異や情念が描けるんだろうか。短い1話1話を読み重ねるほどにぞくりとくる恐ろしさ。ホラー、現代怪談、実話系どれとも似て非なる傑作。いつもの絵の延長線上なのは良いのか悪いのか、別人の筆でも見てみたくはある。そういえば各タイトルの一部にポップ体シャドウを使ってるのは、まあ同じ理由でわからなくもないけど、しかし悪目立ちする気がするなあ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「説明不能なのに『わかる』、ニッポンの怪異」
江戸から現代まで、様々な時代を舞台とした、1編6ページのホラー・ショートショート集。ここで描かれるのは、たとえるなら「日陰の大きな石を裏返したところ」のような、じっとりと冷たく湿った恐怖です。派手でわかりやすい演出も、複雑な物語も、話によっては明確なオチすらない。でも、その静かな不気味さが妙にクセになる! 4コマエッセイの中でもたびたび怖い話、不思議な物事に対しての関心を語ってきた作者が満を持して? 挑んだ新境地ですが、本作はホラー漫画の中でも、間違いなく唯一無二の存在感を持っています。どこか落語的な雰囲気も含めて、非常に「日本」を感じさせる一冊。(鈴木史恵)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
カラスヤサトシ氏の作品『おとろし(2015)』を読了。 怖かったのは・・・6話”マムシデ”、11話”床下の屋根”、15話”知らない皿”がGood!!