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面白かった。武士道とはとか、日本の歴史についてもちょっと考えさせられた。早苗ってあんなキャラだったけ?
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途中に挟み込まれる保守的な思想主張パートはなんなんだ… 全体的に、3作目で終わらせた方が良かったのでは感が強い。それでも十分引き込まれはするのはさすがだが。
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シックスティーン・セブンティーン・エイティーンときてこれで、このシリーズも完結だと思っていました。(みんな行っていますが)
作者も前作まででシリーズは終わったつもりで、今回はサプライズ的に(スピンオフ?)その後の主人公たちを描いたような気がします。
剣道に関しては門外漢なのでなんともいえませんが、「シカケ」「オサメ」が剣道の延長線上に有るという考え方は疑問です。
作者者の辺は「桐谷流」の考え方のような言い回しをしていますが、作者は競技剣道よりこの考えのほうが武士道に近いと考えているのだと思う。
(今の競技剣道に対するアンチテーゼか?)
香織に言わせているように、これも剣道の一つの道(考え方?)として提示しているのか?
戦争などに対する歴史史観に対して違和感を感じる。
一部の考え方を、「これが常識だ」と「かみんな認めている」とか早苗に言わせるのはどうか?
これを読んでそうなのかと思う人がいるのだろうか?
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全体的にはオッケー。昔の内容をほとんど忘れていたにもかかわらず、懐かしさにじわりときた。もう一度前の3巻を読み返したくなったけど既に売却済。途中で出てくる国家基本問題研究所のオバさんの発言みたいな主張は余計。あんなの武士道とは何の関係もない。このために敢えて書いたんじゃないよね?じゃあ、どうして今さらもう一度書いたんだ?
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前作から6年もたったのか。
作品の中でも時は流れ、大学生を送りながら、その後の進路に悩む二人がいる。
物語の始まりは主人公の一人、早苗の結婚式から。
相変わらずわが道を行く香織ににやりとする。
大学生を終え、どんな仕事に付くかどういう人生を選択するのか。わたしにも覚えがある。夢や、なりたいものに諦めたわたしからするとこの磯山香織、という主人公はとてもまぶしい。
香織は勉強ができない。剣道に身を捧げてきたのだから当然だ。そんな中、桐谷道場の玄明先生が倒れてしまう。兄弟子の沢谷さん(早苗の夫)とともに道場を維持していくが、先生は道場を閉鎖すると言う。進路に悩むにつれ、また、玄明先生の体調、そして道場を何とかして残したいという香織は道場を「実効支配」し始める。
警察官である沢谷さんは仕事を辞め、道場を継ぎたいというものの、先生から「警察を辞めるな」と、お許しをもらえない。香織しかいない、道場を継ぐのは…。
ふたりは新婚の早苗に秘密にしながら、ある特訓を始める。道場主となるには必ず修めなければならないが、この技術は(一応)女の子である香織には過酷なものだった…。
その合間に盛り込まれる青春や、外国人弟子のジェフとのエピソードもいい。香織は無軌道でいて、稽古を付けているみんなのことをちゃんと見ているんだな。変人、とかいろんな言葉で早苗は香織を表現するけど、香織の一人称を読んでいると意外に真面目で、ちゃんと努力家で、意外と人のことも考えている。(早苗がそれを否定しているわけではないけど)
相変わらずなのは、ライバルの黒岩と香織が鏡みたいに対照的なところ。香織の剣道があくまで「正統」な、オーソドックスなのに対し、今までの剣道を「ぶっ壊す」黒岩。面白い子ですね~。ちょいちょい出てきていい味だしてます。
この武士道シリーズは、二人主人公がいる。
でもどうしても、磯山香織という人物が気になってしょうがない。
好きなものにひたむきだからだろうか?
この作品でも、磯山香織は相変わらずで、かつさらに剣道に、武士道に勤しんでいる。潔いまでに。その強さと清らかさが、わたしにはやっぱりまぶしいのだ。
シリーズで一番好きな巻になりました!
最終巻とのことだけど、また数年後、インドで武士道を広める磯山さんが見たいです!是非!是々非々!
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18から間が開いてしまいましたが今回も面白かったです。息子は単純にスポーツに掛ける青春物が好きなため、ちょっと大人になってしまった主人公達が剣道の事だけにかまけていられない状況を物足りなく思ったようでしたが、二十歳を過ぎても変わらず香織がそのまんま香織であることに私は嬉しくなりました。時間は経っても世代が変わっても確かに道は続いていると安心して読み終わりました。
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おかえり!待ってたよ!
6年ぶりか。高校三年だった彼女たちが大人になって帰って来た。
香織の結婚式の場面から始まるんだからもうびっくりだよ。
これ読む前に三巻読み直したほうが良かったかな、と思いつつ読んでいったけど、あっというまに6年前の彼女たちのあれこれを思いだし、歳を取って大人になってるはずなのに相変わらずな早苗にほっとしたりにやにやしたり。
桐谷道場の危機やら外国人や子どもの中での「武士道」のとらえ方やら、いままで香織と早苗二人だけの青春剣道物語だったのが少し視野が広がった感じ。
なのだが。
なんていうか。早苗が持つ日本史観というものが突然浮上してきてちょっとびっくり。
10年来の武士道シリーズのファンとしては早苗と香織の丁々発止のやり取りや、立っている場所は違えども目指すところは一つ、剣の道、というところだけを読みたかった気もそこはかとなく。
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今までの複線を拾った内容。
読んでて目頭が少し熱くなってしまいました。。。
これで終わりなのは寂しい。
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大好きだった武士道シリーズがまさか復活するなんて!
前の3冊の内容をしっかり覚えているワケではないけれど、読み進めて行くうちに少しづつ思い出しました。
懐かしくて、また読み返したくなっちゃいました!
本作も一気読み必至です。
インド編も読んでみたい…♡
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少し話がうまく進みすぎる感はあったけれど、とても気持ちの良いエンディングだったと思う。
暑さと仕事の忙しさからサボっていた稽古がしたくなりました。
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シリーズの中でも一番読みやすかった。
磯山さんは変にギラギラしたところがなくなってとても感じのいい武人になっていた。早苗はすっかりお嬢さんに。
そして充也さん。イケメンオーラ半端ない。
さらに吉野先生。鬼て。嬉しい。
政治観は申し訳ないが流し読みしたけれども、とても面白かった。
人を傷つけてはいけない、命を大切に、など綺麗事だけど、そういった言葉にするほどに伝わりにくくしてしまうことを、伝える力のある物語だと思う。
一生懸命生きようと素直に思える。
瑛斗の物語を期待します。
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二人の女子高生の剣道を通じた人間関係を描いた三部作の続編。
前巻発刊からの時間と同じ長さの高校卒業からの6年間くらいを桐谷道場の後継者問題をメインに描かれ、大学や就職という節目はさらっと流しながらも、二人が人生の目的を考えておとなになっていく姿が感動的です。
前三部作と異なり、早苗が完全に引退しているため、剣道の大会をクライマックスとしたような盛り上がり感は無いですが、師範代として成長していく香織、大学から就職そして結婚を通して成長していく早苗、それぞれ青春が終わっていく感じがしました。
武士道とは、日本人とは、戦争とは、などかなり思想的な主張が気になる点もありますが、二人の口語の視点での物語展開が重くなり過ぎないようになっていて救われます。
3巻目の短編エピソードについても本編内でうまく吸収されていて、最後の章はそのまた4年後のエピローグ的なものになりつつも、主人公二人の関係は変わらない安心感を与えていただきました。
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「シックスティーン」から続く4作目。爽やかに前向きになれる。「日本の伝統の継承」をテーマにしているためか、「歴史認識」問題が出てくるが、あのようなダイレクトな表現以外なかったものか。ちょっと残念な雰囲気に感じた。所々に出てくる伏線も、あからさま過ぎてオチが読めてしまうという・・・
異なる「武士道」の対決と融和、という構図はほとんど無く、登場人物の後日談を語った外伝のような位置づけです。
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お帰りなさいー!
武士道シックスティーン、
武士道セブンティーン、
武士道エイティーン、
どれも私の高校時代のバイブルでした。
相変わらず良いテンポで進み、
エイティーンからの6年間を
ストーリーの中で説明してくれているので、
おいてきぼりはくらいませんでした。
剛と柔の香織と早苗、二人の
相変わらずな関係も微笑ましい。
最後まで楽しく読めました♪
作者さんの意図するところでは
ないと思うのですが、
香織のような方は少なからずいます。
大学まで「剣道」できて、
勉強がおいつかず、
就職をするのも難しく、
残された道は・・・?
という若者。
香織はなんとかなったけど、
現実はなんとかならない場合もあるから、
「剣道ばっかりしてないで勉強しろ」と
この本を読みながら改めて思いました。笑
本と直接関係のないことも
書きましたが、
おすすめです。
武士道シックスティーンから
ぜひ4巻読破してください。
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まさか続編が読めるとは!
磯山さんがやっぱり磯山さんでよかった。
ちょっとびっくりしたのは早苗の考え方の言葉。
あれ~ちょっと違和感があるな。。。
特に、ジェフとの論争の部分はちょっと(汗)
確かに、突き詰めて考えていけば
こういうことって大切だと思う。
知らん顔じゃいけないと思う。でも……。
そんな何もかもを、磯山さんは剣で答えを見せてくれた!
道場に伝わるモノにうまく繋がっている。
日本の誇る武士道ってこれだよね。
いろんな悩みをスカッと解決してくれた磯山さんに拍手!!