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異界の大江戸に落ちてきた子供は大江戸で暮らすことを決心した。
雀という名をもらい仕事を始めた。生き生きとなんにでも興味を示す雀。
つらかった過去をだんだんと消化していけると良いなと思う。そして今の世界を楽しもう!!
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描いているのは、許すこと、受け入れること、立ち直ること、頑張ること。
そして幸せでいること。
自分がいいと思ったこと、嫌だと思ったことを素直にして、素直に反応してゆこう
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雀がここで生きると決めた経緯、そしてこのシリーズの花形「蘭秋」の登場!
雀の水を得た魚のようにどんどん明るくなっていく様、自分の居場所を見つけた時の感動に鼻がつんとなりました。
雀の「親をずっと見てたんだ」という言葉には切なくなりました。
どんな親でもその子にとってはかけがえのない存在であり、それを分かろうともしない親の残酷さ。
胸に迫ってきました。
蘭秋の登場によって物語に一気に華が出てきました。
男なんですけどねw
百雷を思う蘭州の健気さ一途さが本当に乙女!
にぶいけどまじめで一本気な百雷にはぴったりだと思います。
2人、くっつけばいいのに
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一巻で描かれなかった雀の過去がわかります。
自分の居場所を見つけるって実はとっても大変な気がします。
ゼロからやり直すって決めた雀は本当にすごいです。
蘭秋が男だったとは……
雀と一緒に私もショックでした。
百雷とお似合いなのに……
次巻が待ち遠しいです。
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1巻の時の印象よりも、雀が現代に近いということが分かり意外。勝手な思い込みなんだけど、江戸時代から横滑りと思っていたので…。
今回、美味そうな飯はそれほど多くなかった…。
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後編という事で、雀が雀になるまでの話。現実社会では世の中全部が嫌になっていた雀が異界のお江戸で生まれ変わる。周りの大人がよい妖怪ばっかで微笑ましいし、楽しい。
3巻と雀の瓦版にも期待しています。
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前作の後編なので、1巻を読んでからの方がわかりやすいです。
雀が「この世界で生きるんだ!」って決める覚悟がカッコイイです。
次回も期待です!
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新しい世界で生き直し、良い事もイケナイ事も学んでいく雀が微笑ましく愛おしい。
こんな風に異形でも身分が違っても、受け入れ合って平和に暮らせる世界が羨ましい。
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一巻目を覚えてなくて一巻から読み直した。やっぱりおもしろい。字が大きくて行間も広くて、直ぐに読めてしまうので物足りないけどまあ児童文学ですからね。続きも楽しみ。
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さぁさぁさぁ、大変だ大変だ。上下揃って事明細ィ!
1巻に引き続きの「異界より落ち来る者あり」。
こちらも引き続きの揃いも揃って個性的な妖怪達と、魔都・大江戸に「落ちて」きた少年・雀。
1巻の続きもありつつ、ちょっと遡って雀が魔都へ来た頃の話も振り返ってる。
どうして雀が、魔都・大江戸でただひとりの人間になったのか。
加えて1巻の続きとしては、大江戸らしき出来事や事件で町は賑わっている、そんな一冊だった。
熟睡すること、食べること、笑うこと、誰かと話すこと、感情を素直に表現すること。
生きる上で欠かせないもののあったかさを感じた。
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異形の住まう町大江戸、なんの因果かそこで暮らすことになった少年『雀』の物語第2巻です。
2巻ですが時系列的には1巻の前、雀が大江戸にやってきて住人と出会い親睦を深め大江戸で暮らす決意を決めるお話が大筋です。
少年雀の心の成長を丁寧に精緻に書き上げています、香月作品ではおなじみの年上の見届け役ももちろん登場し絶妙な立ち位置・目線で主人公を見守ります。
香月作品はどれも読後感がとても気持ちいいので読書をあまりなされない方にもおすすめです。
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大江戸で暮らす唯一の人間、雀。なぜ妖怪たちの暮らす大江戸で暮らすようになったのか、その理由が書かれています。
雀の過去…辛いね。でも、違う世界に来て、人じゃないものと触れ合って、人間らしさを取り戻していく。
香月作品らしいです。わかっているのに引き込まれてしまうから不思議。
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読み終わりました!
この巻で。。今まであまり明かされていなかった
雀の過去が少しずつ明らかになっていきます!!!
最後の解説に書いてあるとおり…
私も言葉一つ一つ考えさせられました。。
物語同様!解説も楽しく読ませていただきました♪
だんだん成長していく雀の姿が
嬉しくなりますね(〃^^〃)
登場人物の意外な発見もあり、楽しかったです♡♡
まさか蜘蛛だったなんて驚いた。。あと色んなこと(笑)
(私もあの現場にいたら雀と同じくしばらくは慣れないかなぁ笑
蜘蛛苦手なので…)
桜丸が空を飛ぶシーン。。
まるで夏目友人帳の斑様のよう////そんな印象を受けました♡♡
似ていませんか!
まるでこの世界の住人になったみたいで
読み進むたびに、このあとどうなるんだろうと
ドキドキワクワク楽しかったです(〃▽〃)
あのエピソードは、雀たちも推理していて
何だか刑事ドラマを見ているよう。。な気がしました!!
結末はいかに!?
163ページ…
『鬼火の旦那』。。彼が複数の香月作品にクロスオーバーして登場する…
と書いてあったので、この本以外にも出てくるんだ////と思い
どの作品に出てくるのかとっても気になりました!!
『妖怪アパートの幽雅な日常』や『僕とおじいちゃんと魔法の塔』は出てこなかったような…
見逃しちゃったかな??笑
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1巻とは違って、雀がどういう風な過程で大江戸で暮らしていくことになったかというお話。1巻と比べると暗めですが、1巻が急に始まってお話が想像しにくいと感じていたのでナイス補足という感じです。
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2017.6.10読了。雀の過去談が2巻で出てきて安心した!名が無いことに特別な意味があることに感づいたというとこでこの子は敏いなと思った。というか賢すぎる。頭の回転は天性のものがあるが知識は別だ。荒れた生活してた子供が「かわら版」なんて言葉知らんだろうに。本が好きでそこからといってもそもそも本が好きという点に難がある。量は大して読んで無いと言ってるがバックにヤクザがいるような荒れた人間はそもそも本に興味すら示さないんじゃ?しかも親周囲共に恵まれなかったのなら義務教育すら真面目に受けないのが荒れた人間の普通なのではないか?性格にしても素直で良い子すぎる。美味いもの食って美しいもの見て良い人に恵まれたにしても懐柔されんのが早くないか?10代の適応力なのか?とりあえずこの矛盾に対して私は勝手にこの子供は大江戸に落るべくして落ちた子なのだということにした。けど「雀」とは健気さの滲み出る良い名だな。名は体を表すか?頭の整理をすべく書き出すってのは心理学的にも効果的だけどやっぱそういうとこも敏いな。そして大江戸の生態系が気になる。1巻から気にはなってたけどポーみたいな化け猫じゃない普通の猫がいる!元から居たのか落ちて住み着いたのか?外来文化があるって事は海外の妖怪…ドワーフとかメデューサとかもいるんだろうし雀以外にも人間居そう。この巻はこの世界の繁殖問題にちゃんと触れてるからファンタジーとしてちゃんと世界が成り立ってる。人間である雀もたとえこの世界で他の人間の異性に出会わなくても恋も結婚も子作りもできる。そういう一般的な幸福も享受できる環境にあることを示しているのはすごく大事なことだと思う。水神の象の描写はダリの象を連想させた。雀が蘭秋の片恋に対してくっつけば良いなぁと思ってるあたりこいつも大江戸のお節介が移ってきたかなと思った。でもまぁ雀くらいの年齢なら恋に恋するお年頃か。けどいくら妖怪のものといえど死体への動揺が全くないところを見るとやっぱり荒れた生活してたんだなぁとも思う。