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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界観や内容はヘビーでシリアスなんですけれど、
それを可愛いで包んで描いてしまうのはすごいなぁって思います。
その点でも秀逸です
人間(正確には街の人間)のエゴや残酷さも辛辣に描いている。
死んだ人、残された人、
そして愛する人を失ったり、得たりという流れが切なくでも重すぎない。
それはきっとぬいぐるみ効果かなと思うのです。
ベア(ネーミングセンスはすごいけど)が天然すぎるのですが
ぬいぐるみ故にそれがいやみにならないのが凄いなぁと思ったり。
ぬいぐるみ効果…
そしてロネも思った以上に可愛い奴です。
(子供の頃も可愛いしね)
ベアとの因縁も含めて。
重い内容を含みながら可愛さと愛しさがあふれた作品でした。
森がいつまでも平和でありますように。
余談:子供はぬいぐるみで作ったらいかがでしょうか?
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異類婚姻譚的なものが大好物なので美味しくいただいた。ベア可愛い。とくにクマの時が(笑)。お兄ちゃんにぬいぐるみをあげるとこ、ちょっと泣けた。みんな幸せになってほしい。
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文明に侵食される自然、呪いの森、人間同士のなわばり争いといった背景のある童話チックなファンタジー。過去への呵責の念、孤独といったものから厭世的であった主人公・ロネが、ぬいぐるみのベア(人型vvv)とのふれあいによって変化していく様子が温かく伝わってきます。ベアがとにかく可愛くて癒されますが、中性的なイメージがあるのでもうちょっと男の子っぽいと良かったかな。お話もBL的視点で見ると恋愛要素が足りない感じ。それと、ソリエは男の方がよかったなーwww
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完全なるファンタジー。
森の民である主人公は、昔々の争いで故郷を失ったっ孤独な運び屋。
ひょんな事からひろった不思議な少年と、故郷に足を踏み入れることになるのだが・・・。
という。
物悲しいストーリーだけど悲壮感はナシ。
無垢な少年がすごくかわいくて、だけど実は●●だったりとかして。
こういう、「全力で守ります」系は実は嫌いじゃないのです。
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【STORY】
争いによって故郷を失った孤独の青年・ロネは、ある夜、家の前で男達に
乱暴されかかっている少年・ベアを救うのだが少年の正体は!? 。
(公式サイトより引用:http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=602440)
【感想】
優しさを持っているのに生きるために強くあろうとするロネ×ご主人様のために
頑張っているベア。
思いっきりファンタジーです。いいですねぇ。
くまのぬいぐるみが人化します。
ロネのお兄ちゃんとベアのご主人ソリエの話はすごく切なくなります。
根底にある設定は、ちょっと心に沁みます。
本編のあと、たくさん後日談が収録されてますが、これがまたほっこりします。
『家族』が重要なキーワードですが、、、ほんとに、心が暖かくなるお話
でした。
自分自身に負けないように、強く強く生きようとするロネに心奪われました。
ベアの可愛さ全開度合いにも心奪われました。
かっこいいソリエにも心奪われました(笑)。
ひとつひとつの後日談含みで、すごくキレイにまとまった良作でした。
私は九重さんの描くファンタジーの世界がスキなようです。
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これいいわ~!ファンタジーの部類になるんでしょうね~。なんだろ?笑える所もあるんだけれど、悲しい所もあってそして温かい幸せな気持ちになれるお話かな? もうこのベアがめちゃめちゃ可愛いし純真でいい!!まぁ元は本物のベアだからなんだけれど、ラスト4コマも面白かったし、本当の二人の最初の出会いも温かいお話で、1冊まるっと表題作でとても満足しました♪