罫線売買航海術 ──スキャルピングからポジショントレードまでの攻略テクニック みんなのレビュー
- オリバー・ベレス(著), ポール・ラング(著)
- 税込価格:6,380円(58pt)
- 出版社:パンローリング
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大暴落を静観できる技術。トレード・スキルとは、資金管理と感情把握の「対処方法」を知っていることである。
2008/10/09 00:15
10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マーケットライダー - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわずと知れたオリバー・べレス、関本博英氏訳とくればトレーダー必読の書となる。
本書も、その期待を裏切らない。著者は言う「成功した段階にあるとレーダーでも、トレードスキルの学びの段階は永久に続くものである」と。最近話題のVIX指数まで、解説してあるあたりはさすがだ。
一方、初心者にとっては、難しいかもしれないが、ありがたいと感じる部分は、「よく見られる間違い」の原因をズバリ指摘している点である。
「ホームランを狙っているから、同じ間違いを繰り返す」その対処法は「最速といわれるチータは、足の弱ったシカしか狙わない。確実に餌にありつけるからである」と。弱い者いじめを言っているのではない。熱心にトレードすることの自己満足、及び闇雲に回数を増やすことを戒めているのである。むしろ待つことの大切さを教示してくれている。
たとえば退職金で初めて投資をして(しかも次々分散して売買回数を増やして)うまくいくほど、この世界はあまくはない。特にビジネスの世界で一生懸命働くことによって、成功を手にしようとすることが、身に付いてしまっている場合、理解にとめどなく苦しむであろう。
「一生懸命トレードしたからといって、それだけで報われるわけではない」と著者の言葉は鋭い。「プラン」を持っているか、そして「プランどおり」売買できたかが大きな分かれ目となる。本書では基本的なチャート戦略と応用を例に、仕掛け前から手仕舞いまでのプランニングや感情・心理面の対処方が「規律」をキワードに解説されている。
今回の大暴落も、「規律」に従うことができたトレーダーは「ナイフが床に”深く”突き刺さる」のを楽しみにしている。つまり「待つ」ことができる経験を積んでいるのである。
トレードプランによる資金管理、負けトレードを検証する際の心理的側面の考察。数々の失敗からプロセスを学びとること。失敗に耐えられるだけの資金プランと思考法及び感情観察。それは長く険しく、たどり着くとは限らない不安のなかで、ほんの一握りの者だけが行き着ける世界である。これが「意識しないでトレードできる段階」と著者が解説してるレベルであると気づくことができた。
こうしてオリバー・ベレスは今回も、羅針盤をしめしてくれた。
知識とテクニック
2018/09/27 16:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごまたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
実用的な要素が多分にあり。年もおしせまり、何かと忙しい頃となっていますが読書して過ごしています。卵は一つのカゴに盛るな、CAC40指数やマネタリーベース、消費活動指数など初心者から中級者方にもいいのではないでしょうか
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