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面白かったです。良い小説だった。
野崎まどの今までの小説の中で一番ラノベっぽいノリ。
友達というものについて拗らせている僕にとって、一つの指標を示してくれるような本だった。
友達というのはシステムだという、さなかの考えと似たような考えで僕の思考は止まってたので、読んで良かった。
ここにきて、野崎まどの著作同士がリンクし始めたので、野崎まどを読みたい方は刊行順に読んでいった方が楽しめると思います。
アムリタがやはり原点だったのだろう。
ただ、繋がっていると考えるとこの話は嫌な話に思えてくる。単体でみたらとても良い小説です。
野崎まど、本を出版するごとに成長を感じさせられる。
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友達と奇跡と技術の話。友達とはなにか。発売当時に登場人物の名前とロリータアンテナに導かれて表紙買いしておきながら積読、他の野﨑作品に触れたのち立ち返ってようやく読めた、思い出深い作品。結果的にこの作戦は功を奏し、唐突なギャグにもめげず円滑に読み進めることに成功した。過去作に輪を掛けて新人作家がデビュー作でやったら賛否両論呼びそうなギミックではあったが裏切り方が良かったので別にいいや
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論理的な主人公が友達って何?というのを学んでいく話なんですがちょっと後半の展開がぶっ飛びすぎてて物語に集中できませんでした。
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去年の今頃に積読にしたものです。
小学生らしくない話でしたが、すらすら読めました。
学校に行く意味を、大学まで卒業して、友達がいない9歳に教えようとする、正義感たっぷりの、クラス委員とのバトル?でした(笑)
実際、友達いないと学校行きたくないですしね(笑)
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「さすが、野崎まど!!」 いやぁ。これは一本取られた。普通の少女達が友達になろうという話。そこからこういう展開に持っていきますか!! 181ページは鳥肌が立ってしまった。
しかし明らかに風呂敷を広げすぎた感はある。そのため着地点に疑問を呈したいが、総評としては良作でしょう。☆3.5くらいかな。半分☆はないので、☆4つで。
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久々に読んだ野崎まど。これも面白かったです。小学生でありながら数学者の天才少女にクラス委員の理桜たちが“友達”の大切さを解らせようとする物語。天才少女が発見した「友達方程式」あたりの友達理論は確かにそうかも。「でもそれだけじゃないんだよ」と気付く事件、真相、そしてラストは野崎まどらしかった。これは『2』も読まねば。
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不思議な作家だなあ、野崎まどって。
一筋縄ではいかない作風で、
いわゆる「ラノベキャラクター」がボケとツッコミを
しているだけの小説ではない何かがあって
不思議な魅力に惹かれて「気になる作家」扱いしてしまう。
読みやすいのでスルスルと読んでいると
気がついたら作者の仕掛けた落とし穴の上に乗っかっていて
ヒューと落とし穴に落とされてしまうような読み味。
とはいえ、さすがにキャラクター同士のツッコミの応酬は
ついていけないものもあったりする。
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今回の主人公は冷静なボケにハイテンションにツッコミキャラです。そういった意味で「アムリタ」を彷彿とさせるキャラなのではあるんですが、最後の最後にそのキャラが「アムリタ」っぽいのかが分かります。思わずニヤリとしてしまいましたw
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10歳だけど飛び級して博士号を持っているような数学者が同年代の小学生のグループに入ったら、何を思いどこに辿り着くのか?というお話。
この著者の本は2冊目だけど、先端の科学技術や理論を利用することであらぬ方向に物語が展開していくのはおもしろいな。
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2014年9月28日読了。1時間30分ぐらい。
完全に野崎まどにハマったので流れで。この人の作品は毎回一つのテーマについて掘り下げていることが多い気がする。例えば「知る」だったり「生物」だったり。今回は「友達」がテーマでした。
天才すぎる小学生が友達とは何かを調べるために、学園生活を送るお話。特に面白かったのが、中盤でさなかが友達とは何かの答えを出すシーンである。正直こういった話は、学園生活を通じて人々の理論を超えた行動に心を動かされて、天才が人の心を取り戻すって流だと思っていたから、驚いた。えー、論理的に定義しちゃうんだー!しかも納得できなくない。
正直ラストについてはいろいろ想像できる感じで、個人的にはもやっと感が残ってしまったかなという感じ。ラストの一言でおぉと言わせてくれる作家だと思っていたので、ちょっとどうしていいか分からなかった。読解力が無いだけかもしれないけど。個人的には、これはさなかが途中で作っていたプログラミングの中じゃないのかなとか思った。
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相変わらずの野崎まどワールドでした。
校長先生の件は電車で読んではいけません…
小説でニヤニヤと笑ってしまったのは久々でした^^;
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小学生だけど、小学生らしくないお話。
友達ってなに?って疑問を小学生で持つとは…。
でも、実際に聞かれると難しい質問ですよね。
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廻りより少し頭のいい少女理桜。
担任の先生より不登校の子の家を訪ねるようにお願いされる。
しかし、不登校の少女は小学生にして大学の学問を身につけた超早熟少女であった。
彼女に学校と友達の大切さを説くのだったが…。
野崎まどさんの作品はこれで3冊目になりますが、面白いですね!
序盤はシュールな笑いでテンポよく進んでいって、中盤からの大展開でまったくどこに着地するかわからない。
シリアスにいったかと思ったら、またボケる。
ホントにつかみどころがありませんね。
ちょっとくどく感じる部分もありますが、この人の作品の味なんでしょうね!
序盤の校長先生の件とまほうつかいの件は吹きました(笑)
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野崎まどワールド全開でモヤモヤとした終わり方にも心地良さを感じた。この一冊だけ読んだら謎にモヤっとするだろうな。
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夜中の2時から5時にかけて脳汁の赴くままに一気に書き上げたかのような序盤を経て、一つの概念を突き詰める作者お得意の敷衍から中盤の解に至ってもまだ弱く「あれ?今作は凡庸か?」と思わせてからの終盤のメタミステリじみた展開。余韻を残しつつの幕引きは、本作が一種の幕間劇であることを告げているのか。