バリュー投資のバイブルです。
2005/09/08 09:37
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投稿者:VALUATER - この投稿者のレビュー一覧を見る
清算価値割れの銘柄に注目した資産バリュー投資を最初に手がけた人物ベンジャミングレアムの名著。彼の弟子ウォーレン・バフェットはこの本によって人生が変わったと述べている。資産バリュー投資についてはもちろん、バリュー投資全般にわたり、具体的な戦略が述べてある。レベルも初心者から上級者までフォローしており、バリュー投資家にとっての聖書とも言える書籍。なおバリュー投資について知りたいなら、若くして経済的自由を手に入れるために バリュー投資・アフィリエイトというサイトがよく、まとまっており、大変分かりやすい。
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投稿者:みーやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
株式など、投資に縁がない、
と思っている人に超オススメ。
投資とは自己資本を何かに注ぐこと。
それはお金のみならず、
時間、労力も(人的)資本です。
金銭を通してバフェットさんが
師匠ー!と叫びたくなる
ダイアモンドなマインドセットで
貴方の大事な
人的資本投資を成功させてください。
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投稿者:ホンだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著名投資家であるバフェットが、肌みはなさず、未だに読み続けている本です。この本を読むことで投資がなんたるか
を知りうることができます。
初版から50年を経過しても褪色しない投資理論のバイブル
2001/11/04 16:47
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投稿者:ダグ - この投稿者のレビュー一覧を見る
割安株をみつけようというバリュー投資理論を世に知らしめた名著のようです。1949年初版なので、引用する銘柄や市場環境はいかにも古めかしいのですが、理論の本質は現在においても充分通用する代物です。かのウォーレン・バフェット先生の投資哲学も、本書に多大な影響を受けており、やはり内容に重みがあります。書店の新書コーナーに派手に並べられた、小手先の益出し技術を伝授する投資テク本や雑誌に惑わされずに、まずはこの手の本で基礎体力を付けることも大切。
投資を成功させる
2018/07/07 14:49
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投稿者:ごまたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
新卒必須プログラムにて読破。グリーンメイルや投資信託として市場に勝つことを目標にかかげているものなど分からなくて放っていた箇所が、理解できて良かったです。
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投稿者:夏川龍成 - この投稿者のレビュー一覧を見る
投機ではなく、投資の基礎が書かれている。
要約すると、超優良銘柄を圧倒的な割安で放置されているときに買えということ。
それは例えばリーマンショック後や民主党政権下において、割安で放置されていた自動車銘柄を買えということ。
そういう意味での割安株をしっかり見極めて買うのが、本来の投資のスタイルだと教えてくれる本です。
2、3年のゲーム株やバイオ株ブームは、投資ではないのかもしれません。
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バフェットが師と仰ぎ尊敬したベンジャミン・グレアム。バリュー投資理論の考案者で「投資家の父」と呼ばれており、その本はウォール街のプロの間でも投資理論のバイブルとなっている。本書が対象としているのは投資家であり投機家ではない。従って市場でトレーディングする人々は読者と
して想定していない。明確な投資哲学を持った「投資家の教科書」である。
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バリュー投資の祖、ベンジャミン・グレアムの著。1949初版。投資と投機の違いなどを明確に定義し、素人の投資家がいかにして投資の世界で振舞うべきか、プロの投資家がどのように投資をすべきかを事例を踏まえながら説明している。時代が時代だけに、例となる事象がかなり古いが、それでも2008年現在と通ずるところがあり、大いに参考になる。過去の動きを知ることも投資家には必要である。一般的なサラリーマンは、無理に高利回りの商品に手を出すよりも堅実に優良株や債券を購入するほうがよさそうだ。証券分析の章ではPERやROAを重視するなど、基本的手法の重要性も説いており、今後の投資に役立てられる内容である。
再読をして統計的基準のポイントをメモ。
・適切な規模
・財務状態が十分に良い
・最低過去20年間、継続的に配当がある
・過去10年間、赤字決算がない
・1株あたり利益が、10年間で最低3分の1以上伸びている
・株価が純資産価値の1.5倍以下
・株価が過去3年間の平均収益の15倍以下
経験則として、PBR x PER は 22.5倍以下
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1.本質的に安全で将来性のあることをする
2.ウォール街では一般的でないことをする
50対50の方式
債権と株式の資金配分を限りなく均等に近づける
・適度の分散投資:10-30銘柄
・財務内容のよい有名な大企業を選ぶ
製造業:流動資産が流動負債の最低2倍以上。長期負債が純流動資産(運転資本)を超えない
公益企業:負債が株式資本(簿価)の2倍を超えないこと
・長期に渡る継続的な配当金支払いの実績がある
・収益の伸び
・妥当な株価収益率
現在の株価が過去3年間の平均収益の15倍を上回らない
・妥当な対資産株価比率
現在の株価が簿価の1.5倍以下であること
株価収益率×株価純資産倍率が22.5倍以上であってはならない
安値水準が到来するまで買い付けを控えるべきというのは誤り
なぜなら長期間待たねばならない可能性があり、その間の配当収入を失う、投資機会を失う
一般的に価値基準に照らして一般株価水準が高すぎる場合を除いて資金があるなら買い付ける
株価が大幅に上昇したすぐ後には絶対に株を買ってはならない。また大幅に下落したすぐ後には絶対に売ってはならない。
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価格と価値とのギャップに注目する投資家たちにとって、本書はバイブルと言っていいでしょう。
グレアムは、とにかく定量的な分析を徹底します。
「安全域の原則」「ネット・ネット株」など、役に立つ概念がいろいろと説明されています。
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●内容
・バリュー投資の家元が、「投機」と「投資」の違い、を熱く語る
・感情のコントロールがポイント
・「投機家の関心事は、株価の変動を予測して利益を得ることであり、投資家の関心事は、適切な証券を適切な価格で取得し保有することである」
●感想
・1973年の本だけど、記述は普遍的なので現代でも使える。
・自己の能力を過信せず、感情を抑えるルールにしたがうのがよい「投資家」という指摘は、そのまま仕事一般に応用できる。
●やってみよう
・仕事への応用として、感情をコントロールするルールづくり。
具体策は別の本を参考に、例えば「あなたはなぜチェックリストを使わないのか」で「あたりまえ」をもリスト化すると良さげ。
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防衛的投資家のポートフォリオは株式と債券の割合を常に50対50に保つべき
株価が上がればそれを売って債券を買い、株価が下がれば債券を売って株式を買う
債券の選択
1.課税の有無
2.長期か短期か
防衛的投資家の普通株銘柄の選択
1.十分な過度ではない分散投資
2.財務内容の良い有名な大企業
財務内容の良い:
株主資本純資産が借入金を含めた総資産の半分以上(公益企業は30%以上)
3.長期にわたる継続的な配当支払い実績
4.上限価格
(1)過去7年間の平均企業収益の25倍
(2)過去12ヵ月の企業収益の20倍
リスク
1.現実の売却によって損失が確定する
2.投資先企業の経営状況が著しく悪化したために株価が下落した場合
3.証券の内在的価値に照らして高すぎる株価で買い付けた結果の値下がり
積極的投資家の三つの分野
1.人気の停滞している大企業
2.割安株の購入
本来の価値が価格より50%以上
優先負債をすべて差し引いた後の純運転資本以下の価格のもの
3.買収対象となる銘柄
基本的に、真の投資家にとって、株価変動の持つ重大な意味はひとつしかない。相場が急落すれば抜け目なく株を買い付け、急騰すれば売却するチャンスなのだ。それ以外の時には株式市場のことなど忘れ、受け取る配当金と企業業績に注意を注いでいた方が良い結果につながるものなのである。
投資家の最大の関心は、適切な証券を適切な価格で取得して保有することにある。
防衛的投資家のポートフォリオに含まれるべき7つの統計的基準
1.適切な規模
年間売上が10億ドル以上
公益企業では総資産500万ドル以上
2.財務状況が十分に良い
流動資産が流動負債の最低2倍以上(流動比率2対1)
長期負債が純流動資産(運転資本)を超えないこと。
公益企業では、負債が株式資本(簿価)の2倍を超えないこと。
3.最低過去20年間、継続的に配当がある
4.過去10年間、赤字決算がない
5.一株当たり利益が、10年間で最低3分の1以上伸びている
初めの三年間と最後の三年間の平均を比べる
6.株価が純資産価値の1.5倍以下
収益の15倍以内であれば、それに伴って1.5倍を超えてもよい。
株価収益率に株価純資産倍率を掛け合わせたものが22.5以上であってはいけない。
7.株価が過去3年間の平均収益の15倍以下
株価収益率の逆数が優良債券の利回りと同程度であること。
事業原則
1.自分が何をしているのかを知れ―己の事業を知れ
2.決して自分の事業を他人任せにしてはならない
3.信頼のおける計算の結果、相応の利益を得るチャンスが十分にあると考えられる場合を除いて、その事業(投資)を踏み出してはならない。
4.自分の知識や技術に勇気を持って従いなさい。事実に基づく結論を自ら下し、その判断が正しいと確信したなら、自分の判断に従って行動しなさい。
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評価が良かったのでかなり期待していた。
情報が古いのと、例がアメリカの企業ばかりだったので、
初心者の自分からしたらあまり参考にならなかった気がした。
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投資で成功するためには、知能指数がずば抜けて高い必要もなければ、人並み外れた洞察力を持つことも、内部情報に通じている必要もない。必要なのは、意思決定のための適切かつ知的なフレームワークと、それを働かせないような力から感情を一定に保つことが出来る能力である。
急成長してたり、何らかの理由で魅力がある企業の株式を過大評価する習性が市場にあるとすると、論理的には、停滞しているために注目を浴びることのない企業の株式は、少なくとも実際よりも過小評価されると考えられる。
タイミング手法とプライシング手法。タイミング手法とは、市場の動きを予想して、上がりそうなときに買い、下がりそうなときに売る。プライシング手法は、本来の価値以下の値がついているときに買い、実質価値以上に値が上がったら売る。
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「賢明なる投資家」
投資の基本的姿勢を示している本。
投資家とは,適切な証券を適切な価格で取得し,保有する者。
投機家とは,株価等の相場の値動きを予測して利益を得ようとする者。
投資の成果とは,その投資に関してどれだけの努力と知力を注ぎ込むかにかかっている。
今後の成長性よりも,価格が適正であるかが重要である。
投資家の最大の障害は心理である。投機的な判断に躍らせられないことが大事。
(株と債券の比率は50:50)
分散投資とドルコスト平均法はリスクヘッジとして必要。
著者の出身地であるアメリカの市場についての記述が多いため,
これらの概要について知識があればより分かりやすいだろう。