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足だけの幽霊になってしまった足子さん、もとい、季穂。
霊は見えるが残念なイケメンに秋葉原の交番に連れてこられた季穂は、オタクで頭が切れると先輩と引き合わされ、やがて自分がなぜ死んだのかを探ってもらう。
見事な連作だった。ラストはちょっと泣けた・・・。
シリーズ化するのかなあ。
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最初の3編は漫画を読んでいるようでサクサクと楽しく読めました。
後の2編はありきたりな方向へ進んでしまって残念でした。
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いいなぁ、やっぱ西條作品は優しいですね。決定的な悪役が出てこないというところが、時に物足りなく思える時もありますが…それにもまして権田・向谷の警官コンビが非常に良い!桃飴屋のオーナー男爵もけっこう気に入ったしw ただ、地名が細かく出てきて秋葉原を知っている人には臨場感があっていいんでしょうが、地方者にとってはちょっと…簡単でも地図を付けていただけるといいかと^^;
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もう〰 面白かったぁー
足だけの幽霊になってしまった『足子さん』と二人の警察官。この設定とキャラだけで、最後までエンターテイメントで走りきって欲しかった。前半戦では確実に☆5だったのですが…
後半、イジメとか虐待とかって、近頃ありきたりな方向へ持っていかれたので、私としては少々失速気味で☆4。
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なぜか足だけの幽霊になってしまった季穂
彼女を見付けてくれたイケメンだけど頭の弱い警察官・向谷
そして見た目はトドのようで、オタクだけど頭脳明晰な警察官・権田
権田の勤める先留交番を舞台に
秋葉原ならではの謎を解き明かす。
じんわり来る。
シリーズ化しそうな気配。
【図書館・初読・12月16日読了】
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やっぱり西條さんのお話は優しい。
もしかしたら…という願いも虚しく
哀しい結果でしたが、最後は(会社で読んでいたので)ウルウルきたのを堪えるのに必死でした。
良かったです。
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イケメン向谷。頭脳明晰なメガネトド。足だけの幽霊。
キャラが楽しく、面白い。途中ダレかけたけど、最後には意外に泣けました。
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足だけの幽霊になってしまった季穂。幽霊の見える残念なイケメン警官・向谷と東大出身の秀才ながら生粋のオタク気質の警官・権田の力を借りて、何故に自分が幽霊となったか突き止めていく。
足だけの幽霊という設定がまず斬新。せっかく幽霊の見える警官クンに出会えても、コミュニケーションがし辛く、試行錯誤せざるを得ないところが笑える。
前半は、秋葉原というオタクの聖地で起こる事件を、この凸凹警官コンビ+幽霊の三人で解決。これは文句なく楽しい。後半は、季穂が幽霊となった事件を本格的に追うことになるのだが、、、西條さんらしい優しい結末、と言えばそうなのだけど、ちょっと拍子抜け。まぁ、めでたしめでたし、なんだけど。
最後、特に足子さんを卒業する様子でもないので、続編は出来そうかな?このトリオ、楽しすぎなので続きを是非。
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「さきどまり」という不吉な名を持つ交番に勤める権田は、秋葉原をこよなく愛するオタク。コンビを組む向谷はコミュニケーション能力の高さがこうじて、足だけの幽霊を連れてきて…!?ネオンまたたく電気街の裏路地に隠された5つの人情ミステリ。
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派出所の巡査、秋葉原、足だけの幽霊
この三つの外題で綴られた 秀逸な三題噺になりました
読んでいる間に なんども心がほっこりさせられました
読んだ後の しみじも感も素敵です
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西條さんはこういうファンタジックな設定も実は意欲旺盛なのかしら。個人的にはゴメス~の設定もさいしょすごく受け付けなかったし、これも序盤は、なんかアリエナイ設定×軽いノリが、あまり入り込めなかったけど、ぜんぶ読み終えて、結果、面白かった。いろいろなひとの思い、苦悩がクロスしながら描かれていて、季穂、希穂の父母兄それぞれ、マリリン、ARA、ARAの親、いろいろな立場から、被害者でもあり加害者でもある、どちらにもなりうるひとの人生の難しさを考えさせられた。銀バッタとケロ4には同情できんけど。権田と向谷は名コンビだよね。登場人物を脳内で再生しやすい描写表現も多くて、つぎつぎ人が登場しまくるんだけれど読みやすい。これ続編くるだろうなあ。西條作品は、江戸×人情みたいなのがいちばんすきだけど、これは続きがあるなら、ちょっと期待。
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西條さんがじつはアニメ好きということで、その知識を余すところなく発揮した推理?ちょっとホラー?コメディです。
東大出で、オタクの権田と、先々で女性問題を起こすイケメンの向井。有名な交番のマンガのキャラクター(顔だけ)連想してしまいました。そこへ現れる、足だけの女性の幽霊。しかも、それは向井君だけにしか見えない様子。彼女を殺した犯人は誰なのか?・・・というのを軸に、秋葉原先留交番に持ち込まれるいくつかの事件をからませた短編集。
こんなん、書いてみましたけど?と余裕で見せられた気分。この路線もじゅうぶん行けると思います!続編希望。
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素晴らしい頭脳を持ったオタクトドの権田さんと、
やさしく残念なイケメン向田と、足子さんの物語。
小さな事件は予想通りだったけれど、
足子さんのお話はこんなところにつながって来るのか…!
と私は驚きました。
幽霊は出てくるけれどホラー要素のようなものはなく、
コメディな推理モノという感じでした。
あとラッキーゴストはよかった。
続編希望したい。
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図書館のサイトの「今月の新刊」の、ページをウロウロしていて、なんとなく目についた本。
リクエストしてみたら案外早く来たのだけど、さすが「今月の新刊」だけあって、ピッカピカのハードカバーがきました・・・!
ふおお・・・! こんなピカピカの本、読ませてもらっていいんスか・・・! うれしい・・・!!!
さてそんな具合にハード面でもテンションが上がるのに、内容もめっちゃ面白かった!
もちろん初対面の作家やけど、別タイトルも予約してみよう~! どういう順番で読めばいいのかなー。リクエストするまえにネットで調べてみるか。
もうね~・・・! 権田さんのカッコいいこと・・・!
頭脳明晰やし、少なくとも警官なんやからそれなりに身体能力もあるんよね?
いや、ないんか? そのへんは知力でカバーして警官になってはるんか?
まあそれも含めて、180センチくらいの身長とか、イケメンのスペックあるはずやのに、かなり残念なオタクさんっていうのがね~!!! さらにテンションがあがる
言動もクールで格好いいだけに、もったいなさすぎるわ!!
せめてイケメンで想像して読んでもいいですか! ちゅう具合。
向谷くんとコンビで「相棒」的なアレですかね!?
正直、もう二次元の世界で生きてもいいと思っている私は、現在ほしいのはオタク友だちで御座います。
隠れオタクやからな~、私。
オタク話が堂々とできる友だちがリアルに欲しいわ~!!
(ネット上には有り難くもお話してくださるオタク友だちはたくさんいてられるんですけれども。(*´ω`))
季穂ちゃんが、じつは生きてるってことはないんかなあ・・・・、と、最後まで期待しちゃった。
だってそうでもないと、作中で当人もいうていたけれど、なんか季穂ちゃんがあまりにも可哀想すぎる。
まったくの聖人君子なんてなかなかいないよ。
あれこれ黒いものを抱えつつも、それでも一生懸命生きているのならどこかで誰かが見ていてくれて、認めてくれるもんなんじゃないの・・・?
なんか、そういう、夢も希望もないのか、と、ちょっと寂しくはなった。
(そんなに重い内容ではないけれども)
まじめに一生懸命生きていたら、いつかいいことが起こるやろう、なんて、いつまでも思ってたらあかんのか!
そんなことばっかり考えるから、なんかをこじらせてんのか、私は!
でも、不幸も幸も、ちゃんと帳尻があうとか、いわん!? そう、思いたいよ!?
いやいやいやいや・・・。
たとえ「足子さん」と、呼ばれようとも、季穂にとっては権田と向谷と一緒に過ごすほうが楽しいのかもしれへんやん・・・。
そこは、どう解釈しても自由やもんね。そう思っておこうかなあ・・・。
ほしたら、一生懸命生きていたらいつかいいことが起こるって思っても大丈夫かなあ・・・。
季穂の場合は「生きていたら」と、いう過程があやふややけども・・・。
連作短編で、ちゃんとちゃんとつながって謎解きしていく構成がとても楽しかった。
一話ごとにグイグイ引き込まれて読んでいくので、一話が終わると次の章へ行くまでにたしょうに切り替えが必要やったな。
それは、先日読んだ「ペンギン鉄道」のときもそうやったなあ。
でもそうやってひとつずつ切り替えながら読めるのも、連作短編のいいところよねえ。
八尾の手紙は、うっかり泣きそうになったよ!
そうやなあ、やっぱり八尾にしても季穂にしても、「幽霊になっちゃったけれども」ラッキーな境遇なのかもしれへんなあ。
それがラッキーと思えるくらい、達観してるのはすごいと思うけれども・・・。
ところで、東京の地名は読むのにほんまに苦労する・・・。(;^ω^)
苑世橋を覚えるのにだいぶかかったよ・・・(なんど戻ってルビを探したか)。
えっ、苑世橋って、実際の地名なんよね・・・?
(2016.03.24)
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権田と向谷の警官コンビに足だけの幽霊さんの取り合わせが、面白かった。幽霊さんが成仏してないのは、続編があるから?彼らの活躍をまた見られたらうれしい。