- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
高い評価の役に立ったレビュー
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2023/08/15 21:23
戦後を生きる私たちの責任を描いた作品
投稿者:igaigarashi - この投稿者のレビュー一覧を見る
通過儀礼のように児童の頃の読書体験を持っている方が多い印象ですが、私はこの年になるまで読んだことがありませんでした。大筋はなんとなく知っていましたが、ここまでゲンが不憫だとは思わなかったです。原爆というものが何年もかけて人を殺す、その無惨さがよくわかりました。
一般市民は空襲や原爆で一方的に攻撃されなす術もなく家や家族を奪われました。被害者であり罪はないでしょう。
でも、責任はあると思います。あの戦争の何が間違いだったのか、二度と戦争が起こらないように何をすべきか、私たちは考えなくてはなりません。『はだしのゲン』にはそうした私たち市民が守らなければならない大事なことが描かれていると思います。戦争を正当化しない、賛美しない、民族主義をとらない、戦争反対と言い続ける。
私たちは戦後を生きるという意志を持ち続けましょう。
低い評価の役に立ったレビュー
19人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2021/08/15 22:32
戦争のひとつの見方を伝えてはいるが、大義名分は描かれていない
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
原爆の恐ろしさを描いた作品です。全10巻はやや冗長に感じましたが、被曝の被害が何年も続くことを描くためには必要なのかなとも感じました。広島で被曝した方の目線で当時の状況を捉えていると思います。
一方で、戦争に至った経緯はほとんど考慮されていません。一貫して、日本が防衛ではなく侵略のために起こした戦争であることを前提に話が展開されています。事もあろうに、アメリカのみならず天皇までも犯罪者のように扱っています。子どもである主人公がそのような考えに至るとしても、子どもに対して諭す大人も登場させて欲しかったです(今だから言えることかもしれませんが、パール判事のような人とか)。
発売当時ではなく令和3年時点での評価になりますが、戦争について考えるために読む作品として推薦するのは適切ではないと思います。せめてアヘン戦争や日清戦争の経緯くらいは事前に知っておかないと、読者に偏った見方を与えかねないと感じたからです。
なお、少年漫画とはいえ、品性や配慮を欠いた登場人物が多いと感じました。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
電子書籍
戦後を生きる私たちの責任を描いた作品
2023/08/15 21:23
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:igaigarashi - この投稿者のレビュー一覧を見る
通過儀礼のように児童の頃の読書体験を持っている方が多い印象ですが、私はこの年になるまで読んだことがありませんでした。大筋はなんとなく知っていましたが、ここまでゲンが不憫だとは思わなかったです。原爆というものが何年もかけて人を殺す、その無惨さがよくわかりました。
一般市民は空襲や原爆で一方的に攻撃されなす術もなく家や家族を奪われました。被害者であり罪はないでしょう。
でも、責任はあると思います。あの戦争の何が間違いだったのか、二度と戦争が起こらないように何をすべきか、私たちは考えなくてはなりません。『はだしのゲン』にはそうした私たち市民が守らなければならない大事なことが描かれていると思います。戦争を正当化しない、賛美しない、民族主義をとらない、戦争反対と言い続ける。
私たちは戦後を生きるという意志を持ち続けましょう。
電子書籍
戦争のひとつの見方を伝えてはいるが、大義名分は描かれていない
2021/08/15 22:32
19人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
原爆の恐ろしさを描いた作品です。全10巻はやや冗長に感じましたが、被曝の被害が何年も続くことを描くためには必要なのかなとも感じました。広島で被曝した方の目線で当時の状況を捉えていると思います。
一方で、戦争に至った経緯はほとんど考慮されていません。一貫して、日本が防衛ではなく侵略のために起こした戦争であることを前提に話が展開されています。事もあろうに、アメリカのみならず天皇までも犯罪者のように扱っています。子どもである主人公がそのような考えに至るとしても、子どもに対して諭す大人も登場させて欲しかったです(今だから言えることかもしれませんが、パール判事のような人とか)。
発売当時ではなく令和3年時点での評価になりますが、戦争について考えるために読む作品として推薦するのは適切ではないと思います。せめてアヘン戦争や日清戦争の経緯くらいは事前に知っておかないと、読者に偏った見方を与えかねないと感じたからです。
なお、少年漫画とはいえ、品性や配慮を欠いた登場人物が多いと感じました。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |