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投稿者:kissho - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーはとても面白い。おそらく、多くの方もそう思っているのではないかと。問題は結末。あれを認めるか認めないか。驚かせようという意図は分かりますが、それなら多少なりとも伏線を張っておいて欲しかったな、と言うのが私の正直な思い。着想が素晴らしいだけにもったいない気がします。
紙の本
劇薬注意の児童向け(!?)ミステリー
2016/11/02 15:58
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投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
奇才・麻耶雄嵩の神様シリーズ第一作。探偵役は、あらゆる謎を知り尽くしている全知全能の神様というトリッキーさ。それで、どうしてミステリーが成り立つかは、是非実際に読んでみて下さい
初出は、「かつて子どもだったあなたと少年少女のため」というキャッチコピーの講談社ミステリーランド・シリーズの一冊。ということなので子供向けミステリー、のはずですが、そこは麻耶雄嵩。一筋縄ではいきません。
小学生が主人公で、語り口も平易と子供向けを意識してはいるのですが、事件の展開、そして真実はあまりに衝撃的で残酷。子供に勧めるべきかは迷いますが、ミステリーが好きなら読んで損はしない一冊です。
電子書籍
最後の展開にびっくり
2015/12/02 19:54
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投稿者:へんなかおのねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすいし、面白かったです。最後予想を裏切られびっくりしました。
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文庫化にあたり再読。
講談社ノベルズ版の時も感じたが、文庫になっても思ったより薄い。この厚みであのどんでん返しをやってしまうんだから凄いよね。そしてまさかこれがシリーズ化されるとも思っていなかった……。
ラストシーンは何度読んでも衝撃。
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残り3ページの意味がわからない。
主人公が確信していた結末とは
違うのか?なぜ?なんであの人?
神様の真偽も?
いい意味で裏切られた作品。
子供ばかりが登場するからと
バカにしてはいけない。
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神降(かみふり)市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄(よしお)憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。町が騒然とするなか、謎の転校生・鈴木太郎(すずきたろう)が犯人を瞬時に言い当てる。鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。鈴木の予言通り起こる殺人事件。芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか。神様シリーズ第一作。
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講談社ミステリーランド作品。
かつてこんな探偵がいただろうか?神様が探偵役だなんて、よくそんな反則技を思いついたものです。何しろ神様ですから、どんなことでもお見通し。いや、ヘタをすると自分の望むがままの結果を用意することもできるのかもしれない。超絶的探偵です。事実のすべてを告げていないにしても、その言葉に嘘はない。推理も何もあってものではない。
そうは言っても、何かしらのトリックがあるに違いないと目を凝らして読み進めましたが、何とトリックなし?(笑)唖然、呆然。芳雄少年が辿り着いた結論は筋が通っていますが、神様が下した天誅は・・・??どうしてそういう結末になったのか、疑問が残りました。神様に間違いはないとすると、そこにはどのような真実が隠されていたのか・・・。
型破りのミステリー?いや、クライムノベルかな?この後味の悪さは、麻耶氏の作風なのでしょう。
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神様は存在するのか。最後の審判が意味するものは何か。考え方によっては様々な解釈が出来るが、やはり鈴木は絶対なのだと信じている。ただ、せっかくの面白い題材なのに、この分量では物足りない。続編に「さよなら神様」があるが、文庫化はいつになるのだろうか。
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神様は絶対、だという前提での結末ならば、ラストのどんでん返しには本気でやられた。
ミステリーだとすれば、トリックや動機は弱いかもしれないけれど、これはこれで結末含めて面白かった。
ラストが正しいとするならば、そこに至る動機やトリックの幾つかのヒントはあった、ような気はする(私の考えが正しいのかはわからないけど。
一瞬どいうことかと思ったけど、さほど後味の悪さも感じなかった。
無防な小学生たちの行動に、途中ずっと緊張感があって読んでてそわそわが止まらなった。そのくらい読んでる最中は入り込んで一気読みだった。
続きがあるようなので気になる。
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「最高に酷い」が褒め言葉になってしまう。
こんな展開をこのページ数でやってしまうのかぁ。
子どもも大人も楽しめる本?ということで、グロい描写はたいしてないけど、物語、本のもつ黒さは大人向け以外のなにものでもない。
何かで、宇山さんが麻耶さんに「子ども向けなんて気にしなくていーから」って言ったとか言わなかったとかいうエピソードを読んだ気がするけど、ナルホド確かに。
中学生くらいの時にこの本を読んでいたら、壁にドーンだったんだろかな?
伏線?描写?が、ない??そんなの、かみさまやさんの裁量だしね。
だからこそ謎を提示し議論を深めさせる本なのでしょう。
本を読んでその展開結末哲学を議論するのも一興だけど、これに関しては、やっぱり彼は神様なので間違いも勘違いも出鱈目もないとした方が、黒くていい。
あ、議論する友達いないんだった。
追記。目次にも注目?
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ミステリィ世界そのものへのアンチテーゼ,主人公達の生きる世界の不条理さ,をある種の勧善懲悪でカタルシスに落とす.救いのないこの世界をゲームと称する点にのみ読者としての逃げ道がある.
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鈴木くんは神様なのか、神様じゃないのか。
神様でないとしたのなら、あそこまで的確に物事を言い当てることができたのは不可思議。
鈴木くんが神様だとしたなら、最後の展開は、全く想像できなかったと言わざるを得ない。
でも、なんかラスト少しもやもや残るな。
犯人があの場にいたのかとか、芳雄の家族関係とか。
明確に描かないからこそ、神様がいるかどうかはっきりさせないからこそ、読後にいろいろ考えられて楽しいんだろうけども。
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山の中の秘密基地。
少年探偵団。
そして平和な日常。
トイレ掃除がきっかけで友達になった神様は、事件の真実と日常の崩壊をお告げになる。
神様は間違えない。
だからどんな残酷な真相でも受け止め、取り戻せない過去を見つめ直し推理しなければならない。
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初のジャケ買いで、初の麻耶作品。
児童書だけあって読みやすかった。
ラストは様々な取り方があっていいと思う。
1、神様は間違わないので、そのまま母が犯人だった。
2、神様なんていなくて、全て偶然だった。
3、少年の推理通り父親が犯人で、最後の火だるまは父親への罰だった。
私は3だと思っている。
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久々の読書。
ページ数が少ないから1日で読み終える。
麻耶さんの本は初めてで表紙の可愛らしい絵とタイトルに惹かれて買ったんだけど、なんて暗い話なんだ。
しかもオチよ、オチ。
気になって検索かけてもみんな論争してる。笑
この作者の他の作品も読んでみたい。