紙の本
要はお金とどう付き合うのか。
2016/11/08 10:28
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投稿者:sacchibi - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の作品は知らずにパラ見して購入。
稼ぐがその分使ってなんぼの兄とドケチレベルの節約家の弟。
対照的な2人の人生を描きながら、保険や住宅ローン、高額療養費等の制度についての説明が盛り込まれている。
最終的には、どちらが良いという結論ではなく、双方、改善点はあったと自身のお金の使い方についても後悔が述べられていた。
パイロキネシスの話も出てきて、ちょっと非現実的と感じた部分もあるが、読み物としては面白かった。
FPの勉強もしてきたが、要は自身が「何のためにお金がいるのか」「どう使うのか」が明確にできないといい使い方も貯め方も難しいなと思う。
他のレビューから、会計天国の方が内容が濃いとの評価だったので、1度、読んでみたいと思った。
すでにFP2級程度の知識がある人にとっては、目新しいことはないかなと思い、☆マイナス1とした。
紙の本
世間知らずの学生が読むべき一冊。
2015/09/30 09:40
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投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る
「会計天国」は入門書として素晴らしいクオリティだったと思うのだけれど、シリーズを重ねるごとに内容が薄くなってきて三文小説感が否めなくなってくる。特に今作は「保険はちゃんと調べて入らなくちゃね」とか「持ち家と賃貸のどっちが良いか考えてごらん」というような抽象的な内容に終始していて、本書単品で得られる知識は過去作品よりもかなり少なくなっている。とはいえまぁB級小説好きの僕としてはそれなりに楽しめたのも事実なのだけれど。まあ人生の選択に於ける大事な点については触れられているので、僕がそうだったからこそ言うのだけれどちゃらんぽらん学生が社会人になる前に読むべき一冊かなあ。
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シリーズ中、最も軽いタッチ?に感じられた本。すいすいすいーっと速攻で読了。設定がかなり濃い。保険に関してはかなりどきっとする指摘があり、さっそく自分の加入状況を確認することとなった・・・主体的に生きるための時間をちゃんと捻出しないといかんなあ、と反省することにもなった。
最終に近いところで、あれれ?という展開にはなるが、それはそれでいいか。あくまでハウツー物として読んで、楽しい本だった。
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シリーズ4作目となりますが…、前作までの、
企業対象の経営コンサルタント的な内容から、
個人対象のファイナンシャルプランナー的な内容へ。
(なんとなく、ネタ切れからの路線変更感も感じた)
極端な浪費家の兄と、極端な倹約家の弟による、
好対照の人生ゲーム的な構成は、よかったんですが、
っで、どっちが良いの?、といぅ最後の解答が、
ご都合主義からの玉虫色のエピソードでごまかされ。
異論覚悟で、作者の考えを主張して欲しかったです。
この手のテーマにおける大事なポイントは、
「お金を、どぅ使うのか?」だと思います。
そもそも、「貯金」もお金の使い方の1つである。
といぅ視点がね、とても大事なことなんだけど…。
やっぱり、本作品でも、その点は欠けていました。
なので、掲載された情報以外には、特に関心は…。
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竹内謙礼、青木寿幸『貯金兄弟』(2015.9)
編集者から起業コンサルに転じた竹内氏、公認会計士の青木氏によるマネー小説シリーズ。
貧乏な家庭で苦労して育った兄と弟。やがて兄は一流国立大から派手な広告マンとなり、弟は独自の考えから高卒消防士となる。
浪費家で派手な兄、倹約家で節約や保険に詳しい弟。「高卒公務員は大卒よりも3,000万円も得」と喝破して進学を勧める兄を説き伏せ、高卒で公務員たる消防士となります。
小説なので多少デフォルメしているとはいえ、弟のいうとおり、大卒でも保障のない会社でリストラに怯えていては学費や下宿代の払い損、一方で高卒公務員ならば生涯を平均して500万円の年収と安定しています。(ここで大卒公務員や高卒中小企業は考慮されていませんが)
そんなコスパ最強の人生を生きる弟、やや常識を欠いたケチっぷりながら、その金銭哲学に上司や兄も彼を重く見るようになります。著者たちの会計的思考法が如実に現れる部分です。
【本文より】
◯大卒の生涯年収が、高卒の生涯年収よりも、3000万円も低い理由
◯入社するときの倍率が高い人気の会社ならば、それだけ同期に優秀な人材が多くなるから、出世は難しいはずだよね。
◯「面白いとか、面白くないとかの問題じゃないだろ。65歳で定年したときに貯金がゼロだったら、みじめな最期を迎えることになるだろ。俺は、そんな人生は、絶対に嫌なんだよ!」
◯「棟方士長、その"来月から"という考え方がよくありませんよ。明日、すぐに銀行に行って手続きをして、今月から総合口座を開設して2万円を振り替えてください」
◯「生命保険は金融商品だから"買う"が正しいんだよ。買ってトクなのか、それとも損なのかを見極める必要があるんだ」
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話があまりにも自分と妹にあっているのでびっくりした。
途中までは、兄の浪費をいましめて、
弟の実直さをたたえる話かと思っていたので、
終わり方は少しびっくりした。
クレジットカードが持つ魔力や、住宅ローンについてなど、
すごく勉強になった。
小説としても面白いし、人生に必要ないろいろなお金の話がわかるのがよかった。
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あらすじ(背表紙より)
大卒で広告代理店に勤める浪費家の兄と高卒で消防士になった節約家の弟。幼くして母を亡くしたため、互いに助け合う仲のいい兄弟だったが、人生設計も金銭感覚も正反対。さらに、ある事件をきっかけに、兄は弟に嫉妬と憎悪を募らせていき…。両極端の2人にみるお金との賢いつきあい方とは?貯金からカードローン、住宅ローン、保険、老後資金までがわかるマネー戦略ノベル。
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お金に関する本は苦手だったけど、この本にはストーリーがあって読みやすかった。
倹約家の弟と金遣いの荒い兄の両極端とも言える兄弟の話。
弟の話はもちろん、兄の危なっかしい周辺の人々の話も興味深かった。弟の特殊な能力が物語に必要かと疑問に思ったけど、突然何が起こるか分からないという点では必要だったし、それによって節約だけでは得られない物にきづくことが出来たので、やっぱり必要なポイントだったんだと読み終えてから思った。
自分の保険証券を見直したくなった。もっと若い時に読みたかったな〜。
2015.9.30
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相反する考えについて、
その反対の立場は、
必ずしも反対なのではなくて、
互いを補完するものであることを
肝に銘じておきたい。
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極端な浪費家であり一時はサラ金にも手を出したりするが、大手会社で出世できたのにもお金は生きており、結婚後は収入が高いことでおまとめローンの審査も通り妻が作った多額な借金も完済。貯金はないが海外でのんびりと老後を過ごす兄。
一方、子供の頃から老後のお金を心配し人付き合いもせずひたすら節約、消防士になってからもお金に関する知識は抜き出ているもののそのセコさは変わらず。だが結局老後は地方で自給自足の暮らしを送る弟。
兄が立ち直れたのは弟に負けたくないという思いでお金について勉強したこともあるが、結論はどちらがいいのかわからない。知識をもち貯金もしつつ、やはりお金をかけるべきことと節約すべき
ことを総合的に判断できることが必要。
学歴による生涯給与、必要な保険と保証内容、賃貸と持家どちらが得かなどがストーリーとともにざっくり読みやすく書かれており、興味を持ちやすい本。
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大卒で広告代理店に勤める浪費家の兄・宗一郎と高卒で消防士になった節約家の弟・翔太。幼くして母を亡くしたため、互いに助け合う仲のいい兄弟だったが、人生設計も金銭感覚も正反対。貯金、カードローン、住宅ローン、保険、老後資金を教えてもらいながら、まさかの、弟の方が転落してしまうという結論の意外性も。新しい感覚の小説面白かった。
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すっかり好きなシリーズになってしまった。
今回はマネープラン。
こちらも読みやすく教えてくれるが、概ね分かっている内容だった。
高校生くらいから社会人数年目の若手に良いのでは。
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お金の考え方の違う兄弟。浪費家の兄、節約家の弟
は現実の世界にもいると思う。対極の考え方で自分が
どっちよりなのかも理解できたような気がした。
どちらかに偏りすぎるのも人間関係を悪くするので
バランスが重要だと思う。
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お金の知識を小説仕立てで一気に読める1冊。保険や住宅ローンに関しては登場人物たちがリアルな状況下で説明しているので分かり易く引き込まれる。子供の教育に関してはいろいろと意見があるがなかなか難しい。。。
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2日でサラサラ読めた。兄弟のお金に対する考え方が対照的過ぎるが、多くの人はその中間を漂っている気がするし、結果的にも必要な時にうまく使うべきものだと思った。きちんとお金に向き合わないとと思った。