いかなるマーケットにもあてはまる銘柄選定術
2016/07/14 10:29
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏川龍成 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人が執筆し、出版されている成長株発掘銘柄のベースになったとも言える書籍。
とりあえず一度読んでおけば、マーケットに参加する心得なども学べる。
めちゃくちゃ要約すると、成長率が目を見張る相場の主導銘柄をカップウィズハンドル 取っ手抜けしたところで買え(ただし、上昇相場に限る)みたいな感じですが、カップウィズハンドルを見極めるのは、本書を読んでもとても難しいと感じました。
予測は不可能という思い込み。
2011/06/14 00:05
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バリューラー - この投稿者のレビュー一覧を見る
「アメリカという国では努力さえすれば誰でも夢をかなえられる」
本当だろうか。原文はどのようになっているのだろう。
「正しく株を買い利益を得るのは、とても難しい仕事である」
もう一度、著者名を確認。もちろん日本向けに書いたものではなく、話はウォール街での出来事だ。
「プロも素人も実にマーケットの九割の人々が、とにかく準備不足なのである」
さすがに驚く。アメリカでもそうなのだと。
その準備の一つが銘柄選択。その発掘方法に本書の半分のページが割り当てられている。なるほど、これだけの労力と時間をかけるだけの価値が著者にはあったのだなと納得がいく。もちろん詳細は本書に譲るが、一貫している著者の信念がとても参考となる。「株式市場では、歴史は繰り返される。それは、人間の本質が変わらないからである。そして需要と供給の法則も変わらないからである」からこそ「過去の成長株の株価パターンを今後の銘柄選択の手本として利用できる」のだという。
選択とともに観察の重要性にふれているあたりも、さすがだ。
「魚のことについて学ぼうと思ったら、水槽の前に座って魚を観察するのです」
当たり前のことを私たちは忘れがちだ。幻想を抱く前に実践から学ぶ重要性を教えてくれている。
魚を与えてくれるのではなく、魚の捕り方を教えてくれている。
ついでに捕り損なったらどうしたら良いかまで。今この時期、読みごたえ充分。
なかでも「投資家に共通する二十一の誤り」は圧巻だ。
とくに十三番目、「手っ取り早く簡単に稼ぎたいと思っている」は耳が痛い。
だからこそ努力と忍耐が成功へ結びつくさまを解説しているのだなと納得。
「マーケットに偶然性などほとんどない。マーケットの天井を見抜くには、努力して知識を習得する必要がある」といい、
「マーケットの動きを予測するのは絶対に不可能でだれにもなしえない」というのは「誤った思い込み」だと言い切る著者の自信を、まざまざと感じさせられる逸品であった。
でしょうね。。。
2016/04/02 14:14
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投稿者:kazoon - この投稿者のレビュー一覧を見る
回りくどい言い方で、その気にさせますが、実際はセクターと地合、材料が強く、この本の内容は“そう言うこともあるだろう”に、留めておきたいと思います。
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投資の実践手法として、是非身に着けたい考えが満載。どのようにして大きく上がる銘柄を探すのか。いかにして損を限定させるのか。この本に書かれていることはどれも極めて重要だ。肝に銘じておきたい一冊である。
株価が高すぎてリスクが高そうに見える銘柄は更に値上がりし、株価が低く割安に見える銘柄は更に値下がりする傾向に有る。
大きく成長しているとは、年間EPS増加率25~50%以上。それを減速せずに3年。ROEは最低でも17%、特に優れたものは25~50%。
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株は価格が上昇中に買うべき、増し玉は最初より上がった時のみに買うべき。
高値付近で買うべき。
損切りを常に心がける。
常にチャートの研究をする。
毎回正しい判断はできない。間違ったとき損失を抑えること。
買値から7~8%下がったら損切。
赤いドレスを仕入れる。黄色いドレスはバーゲンにする。
ベースからブレイクしたら買う。戻ったら損切。
最も多いのは、カップウィズハンドル。カップの底は丸いほうが良い。
出来高の急増にも注意。
取っ手がない形もある。
ダブルボトム、正方形型、上昇後にフラッグが現れることは少ない。
ベース上のベース=ブレイクしたのに市場全体が下落のため、すぐ上でもみ合うこと。次に真っ先に上がる。
頂上を表すトップアンドショルダーは2つ目の型のほうが低い。
弱気相場では買わない。
EPSが大幅に上昇している銘柄を買う。
Perが高いからと言って空売りしない。
高すぎてリスクに感じる株はさらに値上がりする。株価が低く割安に見える銘柄はさらに値下がりする。
業界内で上位1~2位の株を買う。共振株は買わない。
弱気の日に異常な強さを示す銘柄を探す。
出来高が上昇したのに価格が下落した日は売り抜けの日。下落のサイン。
プットコールレートで強気か弱気を見る。
「孤高の相場師リバモン流投機術」
売り時は、勢いよく株価が上昇したとき。売った後にさらに上昇しても自分を攻めない。
20%上がったら売る。急速に上がった場合は別。
クライマックストップ=1日の上昇幅が拡大。売り抜けの兆候。
3回から4回のベース。
大きな利益を出す1~2銘柄を保有すること。
追証に応じない。
チャート集を毎週見て、買いポイントを書き出す。
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投資家としての基本的な考え方が学べる。
時代が変わっても根本的な考え方、基礎が大事というのを教えてくれる。
時代に沿って変えない部分、アレンジを加える部分の両輪が大切と思った。
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その他の書籍もネットの記事も、ほとんど、この本の受け売りではないかと思えるほどの内容。
参考にすべき。
読了。
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覚えるべきルール抜粋
・過去3年間EPSが、毎年25%以上上昇している
・過去3年間売上増加率が毎期上昇、前年から25%上昇している
・ROEが17%以上ある
・購入時より上昇したら増した玉をし、ナンピンしてはいけない
・購入時より7〜8%下落したら売却するなどルールを決める
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なかなかハードな一冊。読み応えは充分。カップウィズハンドルを探したくなる。全体に渡って、週足チャートをベースに考えていたのが印象的。日足より捉えやすいのかもなぁ。損切りしないといけないというのも思い知らされます。他にも色々ふーんってことはあったけど忘れてしまうと思うので、時間おいて、自分がもっと成長できたらまた読んでみたい。終盤に投資信託やETFの話まで載ってて、これは今までの成長株投資と真反対だ!と書いてあって、すごい網羅性だなと思った。
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2021.9.2 読了
バリュー投資の手法と投資全般に関する知識が得られた本だった。
指標による判定が地に足ついた説明で理解しやすかった。
グレアムの「証券分析」に取り掛かろうと思った。
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個別銘柄の機会投資は難易度が高く、成功者の投資手法は再現性が低い場合が多いが、この「CAN-SLIM」法は根拠や理由も明確でReasonableな投資手法。むしろ王道中の王道といっていい。機関投資家に対する個人投資家の機動性や裁量性を生かし、チャート読みの解説も納得性が高い。バートン・マルキール著『ウォール街のランダム・ウォーカー』で記されたようにインデックス投資に勝るものなしとは思いつつも、個別銘柄投資については非常におすすめの一冊である。
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インデックス投資家やバリュー株/配当投資家が考えることとは真逆の内容が600頁以上書き連ねられています.
要は 何十倍にもなるグロース株を見つけてチャート分析してモメンタム投資 ということのようです
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2025年1月3日、「ツバイク、ウォール街を行く」のAmazonレビューにて、この本も併読をすすめてる人がいた。