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◯その人の好きなものについて関心を持って聞き、その人から学んで、学んだあなた方が成長すれば、きっと相手にとって得になるんじゃないかな(126p)
◯長所を活かして誰かを助けられるようにすれば、その人は居場所があると感じられる。(195p)
◯これも一つの『予期せぬ出来事』なんじゃないかしら?(248p)
★選手が一人もいないのにマネージャーが5人もいるってなんじゃそりゃ、って思ったけど、最後には納得させられる。ちょっとうまく行き過ぎだけど。
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休眠中の野球部をマネージャーがまず集まって再興していく設定だったので、前半のドラッカーの解釈部分が重くてストーリーに動きがあまりなく挫折しかけたが、動き出してからは面白くなった
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イノベーションと企業家精神を読んだマネージャーが
野球部を作って他校とは変わった取り組みを行うことで、
突出した技術を持った強豪チームを作り上げるという物語。
物語自体は正直強引すぎるところがあるので、
あまり引き込まれなかったし面白くはなかったが、
イノベーションと企業家精神の内容をざっくり理解するには
よいような気がします。
が、エッセンシャル版も出たし、
そっちを読んだほうがよい気もした。
【参考になった内容】
・イノベーションの7つの機会
①予期せぬことの生起
②ギャップの存在
③ニーズの存在
④産業構造の変化
⑤人口構造の変化
⑥認識の変化
⑦新しい知識の出現
この順番は、信頼性と確実性の大きい順
・ニーズは漠然的では意味がなく、
具体性を持ったものでなければならない。
・マネジメントだけでチームがうまくいくことはない。
・人材が重要ではなく、適切な人材が飛躍的に成長する
企業にとって重要な資産
・ベンチャーが成功する4つの原則
①市場に焦点を合わせる
②財務上の見直し、特にキャッシュフローと資金について
計画をもつこと
③トップマネジメントチームをそれが実際に必要となる
ずっと前から用意しておくこと
④創業家たる企業家自身が自らの役割、責任、位置づけに
ついて決断すること
・イノベーションの原理
①イノベーションを行うには、機会を分析することから
始めなければならない。
②イノベーションとは、理論的な分析であるとともに
知覚的な認識である。
③イノベーションに成功するには、焦点を絞り
単純なものにしなければならない。
④イノベーションに成功するには、小さくスタート
しなければならない。
⑤イノベーションに成功するには、最初からトップの座を
狙わなければならない。
・誰かを助けられる人=他にはない能力を持っている人
他にはない長所を活かして誰かを助けられるように
自分自身成長していくことが重要。
→ 自分の長所・短所をしっかり理解しておくこと。
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物語も面白いし、ためになる話も多く非常に有用でした!
大ヒットの1作目を超えるかも!?
【内容メモ(ネタばれ申し訳ない)】
・「説得」!= 「依頼」
「説得」= 相手にとっての「得」を「説く」
・教えることが「得」になることもある
ー自分が好きなものの説明を求められる⇒喜び
ー教える=学ぶ
・説得術#1。トムソーヤの「ペンキ塗り」★★★
⇒友人たちの前で「楽しそうに」★やる
⇒あまりに楽しそうにやってるので友人が自分も手伝わせてくれと言ってくる
⇒「断る」★
⇒ますますペンキ塗りをやりたくなる
⇒宝物と引き換えにペンキ塗りをやらせてもらう
・魔法の説得術#2。「あなたしかいない」★★★
⇒2人の依頼者有。
「①お金はいくらでも出すので家を建ててください」
「②お金はあまり出せないが、この家を建てれるのは世界であなたしかいません。だからお願い」
・意識を高める方法。
「監督が走っていると黙っていても生徒は走るようになる」
・イノベーション=競争をしないこと
・マネージメント=居場所を作ること
・「予期せぬ成功」を分析⇒イノベーションへ!
・イノベーションが必要な分野でイノベーションを行わないことこそ最もリスクが高い
・強みを活かそうとするマネジメント⇒弱みを克服するきっかけになる
・マネジメントは常に「変化への対応」や「その準備」が必要
⇒野球部は構成員が3年で必ず卒業する。後継者を準備する必要性有
<気に入った表現>
・「夢は不意に心にコツンと小石のぶつかるような感覚を覚えた」
・「その言葉にまた心にポッと火の灯るような温かみを感じた」
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読書記録です。まだの人は読まないでね。
なぜかというと、壮大な後出しがあるから^^;
前半だけだったら、アブナイ宗教みたいな感じがする…
ただ、出てくる事象や問題を前向きに捉え、チャンスに変えていく発想の転換法は参考になると思います。あくまでも上手くいけばってことだけど。
もしドラも読んだけど、具体的な成功例が前作よりも後ろに固まっちゃってたので、前半はしんどかった。最初の1年目の3年生は、高校生で成果の無いタダ働きをここまで出来るのか?というのはちょっと疑問。
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岩崎夏海著「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『イノベーションと企業家精神』を読んだら」読了。
旅行先の駅改札で駅員さんとちょっとした会話が楽しかった。
車で遠出するようになると、高速から出るとき料金所で、
ご当地情報を聞いたりしたが…有人料金所も無くなりつつある。
車の調子を話しながらの給油も、価格でセルフを選択する。
自動運転が主流になればバスの運転手も園児の憧れの職業では
なくなるのであろう。居場所が無くなる前に自分の長所が発揮
できる居場所を見つける事がが重要なんだな…イノベーションかぁ。
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「もしドラ」の第二段。
前回ほどのストーリー性がないものの、野球部を「マネジメントを学ぶための組織」と定義してイノベーションを生み出していくところが面白い。
本書で一番感じたのは帯にも書かれていますが「居場所」を作るということ。野球部員、マネージャそれぞれに最適な「居場所」をどう作っていくかが細かに語られています。
その人の長所を伸ばし、そして「居場所」をつくること。それは単に適材適所といことを超えていると感じます。それがマネージャの仕事。
イノベーションがらみでは、
・小さくスタートすること
・単純なものにすること
・最初からトップを狙うこと
といったことが、ポイントとして残りました。とりわけ、本書では最後まで「小さくスタートすること」のエピソードが出てたので、記憶にも残りやすい。
ドラッガーからの引用がてんこ盛りであちこちにちりばめられています。さらに、ビジョナリーカンパニー2や人を動かすからも引用して、マネジメント、イノベーションをについての理解をより強固に、よりわかりやすくしています。
そういった意味では、わかりやすく、さくっと読めますが、実は、じっくりと繰り返し読む必要がある本であると思います。
全体のストーリを理解した上で、それぞれのエピソードでドラッガーをどう捕らえているのか再度読み直すのがお勧めの読み方なのでは?と思いました。
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前作の「もしドラ」が高校野球とドラッカーをうまく融合させていて、読んでいて、納得できるものだったが、今回は全く話がかみ合ってなく、読む気が失せた。
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今回も個人的には買いにくい本の表紙でしたが、ちゃんとカバーをつけて読みました。
前作は、すでに野球部と言う組織があり、その中からイノベーションを起こすと言う流れでした。今回は何もない(わけではないが、部員もいなかったので)ところから組織を作っていくので読み進めていくのが楽しかったです。
1も面白かったけど2は今の時代に合っていると思いました。
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前作に続き面白く読めました。ただ、これでドラッカーが理解できる訳ではないと思うが。マネージャーしか居ない野球部から話をはじめ、イノベーションのあり方を分かり易く説明してくれている。最後のストーリは突拍子もないが、あまり考えずに読めてドラッカーが身近になる1冊。
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ドラッカーが説く七つの機会
第一 予期せぬことの生起
第二 ギャップの存在
第三 ニーズの存在
第四 産業構造の変化
第五 人口構造の変化
第六 認識の変化
第七 新しい知識の出現
イノベーションの五つの原理
第一 イノベーションを行うには、機会を分析することから始めなければならない
第二 イノベーションとは、理論的な分析であるのともに知覚的な認識である
第三 イノベーションに成功するには、焦点を絞り単純なものにしたければならない
第四 イノベーションに成功するには、小さくスタートしなければならない
第五 イノベーションに成功するには、最初からトップの座をねらわなければならない
といったドラッカーのイノベーションと企業家精神の内容を高校野球部で具体化するとどうなるかを小説形式に…
ていう構造はもしドラで分かってたことやけど、相変わらず勉強になるね。
個人的に居場所を作るって考え方はハッとしたなぁ。人を必要とすることが迷惑よりもその人のためになるもんなのかもね。
大切な理念は既に古典にある。それを現代に生かすのが下手な人々に啓蒙する良書。
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2年後の就職を控え、ドラッカーの組織に関する考えに興味を持ち、入門書としての位置付けでこの本を読んだ。
ストーリー性は前作の『もしドラ』とあまり変わりはないが、ドラッカーの考える、「マネジメント」と「イノベーション」について、さらに興味を深めることができた。ドラッカーが一貫して持っている企業理念を現代の高校野球に落とし込んでストーリーが進められているため、現在自分が置かれている状況にもその理念の落とし込みをしながら読み進めることができた。
ドラッカーの自身が書いた本を読む前に興味を膨らませる一冊として、また一度ドラッカーの書いた本を読んだが自分への落とし込みができなかった時に読み直す一冊として、また時間を空けて読み直したい。
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友人に誘われ野球部マネージャーになる決心をした主人公・岡野夢。ところが、夢たちの通う学校にはそもそも野球部がない。そこで夢たちは、ドラッカーの本を読み、その教えに沿って「競争しなくても勝てる野球部」をゼロから自分たちの手で作ろうと奮起する。『もしドラ』シリーズ第2弾。
女子高生たちがドラッカーの本を読み、その内容に沿って忠実に野球部作りを展開するという流れ自体はやや強引にも感じますが、そもそも物語の部分は二の次と思っているので気になりません。それ以上に、高校・部活・友人関係などといった身近でイメージしやすい舞台が、ドラッカーの教えを明解にしています。彼女たちが起こす様々な改革やその先でぶつかる壁が読み手に具体的に伝わってきてとにかく分かり易い。きっと難解であろう原書をこうも噛み砕いて読めるのは有難いの一言です。
経済においては勿論、教育の現場やスポーツ、果ては人間関係などにおいても、他者との競い合いが激化しています。数字や目標で優劣を競い合う日々。追い追われ、キリのない競争社会をどう生き抜くかと考えた時、ドラッカーは逆説的に「競争しないためのイノベーション」がますます必要になってくると説きます。
気付けばドラッカーの教えを、自分の置いている様々な状況にリンクさせながら読み進めていました。自分ひとりの力では及ばない問題を、仲間たちとどのように解決していけば良いか。そのためには自分がどのように振舞い、仲間や部下にどういった言葉で指示を伝えれば良いか。
部下を持つ立場の方や、人にモノを教える立場の方にとっては、自身の身の振り方について参考になる部分も多いと思います。
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだらどうなるのかに関しての本。
読みずらいドラッカーの専門書の内容をライトな小説に噛み砕いて多くの人に分かる話しとなっているところが凄いと思いました。休眠していた野球部を復活させ、ドラッカーの『イノベーションと企業家精神』に学びながら甲子園へと導くマネジメントの話は具体的でなるほどと思いながら楽しく読むことができました。
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2009年に発刊され、大ベストセラーとなった『もしドラ』の続編。
今回は、ドラッガーの『イノベーションと企業家精神』を読んだ主人公らが甲子園を目指します。
前回と主人公は変わりますが、前回の登場人物もサブで登場しますよ。
『もしドラ』を初めて本屋さんで見かけたとき、え、ここビジネス書コーナーだよな?
と衝撃を受けたことを覚えています。
なんで、こんな萌え系でライトノベルっぽい本が平積みになっているんだ、と。
当時から、自分の次のステップが「マネジメント」であるということを自覚していたので、その場で即、購入しましたねw
今回はその続編ということで、ベースとする書籍はドラッガーの『イノベーションと企業家精神』。「野球部」を「民営化された会社」と捉えて、『イノベーションと企業家精神』のポイントが盛り込まれたストーリーになっています。
なので、起業、経営が視野に入っている人が読むと、『イノベーションと企業家精神』のとっかかりとなって良いかなと思います。
特に、大企業経営ではなく、ベンチャー的な要素が中心ですね。
当然か、「起業」なんだから。
そういえば、物語の冒頭、直訳すると「起業家」なのに「企業家」と訳されているのなぜか、追々分かる的なくだりがあった気がするけど、気づけなかった。あれ??(^-^;;
このあたりの情報を、導入として手に入れたい人には、ぜひおススメの書籍です。