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NHK大河「龍馬伝」が始まったので読んでみた。
大半の人は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が原作だと勘違いしている(笑)
司馬遼太郎は司馬遼太郎で面白い、
ぐいぐい読ませる感じ。
ドラマがどうなるのかちょっと楽しみ。
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一番好きな作品は「最後の伊賀者」。ヒダリの生き様に惹かれます。
「壬生狂言の夜」は違う角度から新選組を知れて面白いです。
[収録作品]
丹波屋の嬢さん/外法仏/みょうが斎の武術/軒猿/庄兵衛稲荷/黒格子の嫁/けろりの道頓/最後の伊賀者/ある不倫/朱盗/壬生狂言の夜/牛黄加持
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最後の2編がもてない男の話だった。「壬生狂言の夜」。予六の「ええおなごやが可哀想に、男の真贋の区別を知らん」は、一度は言ってみたい台詞だ。また、「牛黄加持(ごおうかじ)」は、「○○は俺の嫁」という話。これをこじらせると「秒速5センチメートル」の彼のような人生になる。しかし、義朗のように、良き師の元でこれを昇華させると、不犯の生涯という一つの到達点である。
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本格的に作家デビューした翌年の昭和35年、長編『上方武士道』『風の武士』(ともに週刊誌)、『戦雲の夢』(月刊誌)、中編現代もの推理小説『豚と薔薇』(週刊誌6回連載)を発表しつつ、この12編を書いた(ほか第1巻の同人誌時代の作品も商業誌披露)/倒幕と恋愛感情を関連させる『丹波屋の嬢さん』『みょうが斎の武術』『壬生狂言の夜』『黒格子の嫁』。『外法仏』『牛黄加持』は仏教知識(密教関連)を活かした。明治維新(あるいは類似して関ヶ原など)を転機に一変した道義=ライフスタイルというテーマが多いが、やがて昭和維新を追求