紙の本
インド人のふり
2015/09/10 01:23
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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒストリカル
ハーフとはいえ、肌の色を変えるだけでイギリス人がインド人になりすますことができるものなのか?という根本的な疑問は残るが華やかでドラマティックな作品。
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岸田せんせいが綺麗に描いてくださったので★3つけてますけどたぶん原作だけ読んだら★1じゃないかな…。有色人種に対するイギリス人の根拠のない差別感がビシビシ伝わってくるいやなお話です。ヒストリカルの、帝国主義時代の思考にかこつけてるけど、これが描けるってことはこの小説家自身が現在差別主義なんだよ。と思っちゃう。岸田せんせいの美麗さは堪能したので再読はないと思い手放しました。
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両親を亡くしたシータは、厳格な伯父に引き取られ、イギリスからインドへ行くことになった。
伯父から厳しく管理され、怒鳴られ、叩かれる日々に絶望し、向かう船で海へ身を投げようとしたところを浅黒い肌をした民族衣装の男性に止められる。
インドで幸せになれると言われ、別れてから、彼女の身を取り巻く環境が少しずつ変わっていく。
それは名を隠すあの彼のおかげ?
お互いに惹かれていく二人は…。
おとなしいヒロインが、ヒーローに出会うことによって事件に巻き込まれながらも幸せになる物語。
猫マンガ1ページ付き。
おとぎ話みたい。
ひたむきな真面目で素直なヒロインと、苦境を救ってくれる優しいヒーロー。
絵に描いたような正統派な物語で、安心して読める。
そこにぐっと心をつかむパッションがあると完璧だと思う。