人に愛されるひと　敬遠されるひと みんなのレビュー

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投稿者：素粒子物理屋　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は、まず「人間には社会性は全くありません」という宣言から始まる。人は社会的な生き物であるという常識を覆す宣言である。そして、自分はわがままであると正直にきちんと認め、「誰でも人間はわがままなのだ」ということを理解することから始まる人間関係の指南書である。言われてみれば納得であるが、ここまで潔く書かれた本は他にはないのではなかろうか。その後、仏教の慈悲の心に基づいた、人付き合いのすすめが展開される。私も本書にある慈悲の瞑想を実践したみたが、確かに人間関係に良い効果をもたらすことを実感できた。

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投稿者：mistta　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

それが著者の考え。それを自覚したうえで良く生きる心構えを取ることを説いている。

心に残ったのは以下のとおり。

・わがままは嫌われる不幸のもと
・私たちは人の悪いところだけが見えるフィルターを持っている。
・自分がしていることが正しいか、間違っているかをきちんと観察している人が
　正しいことをするようになる。
・他人を正そうとするのではなく、自分を正す。
・知恵を働かせて相手に正しいやり方を教えてあげる方法を考える。

人間とは悪い方に傾くようにできているものという教えには共感した。
だからこそ、本書が勧める生き方に向かっていけるように自分をしっかりと
観察し、歩んでいけるようにしたい。そんな風に本書を読み考えさせられた。