紙の本
人と人あるいは物との出会いについて、
2023/11/19 16:08
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
つらつらと書かれていると、自分の生活においても、こんな風に描けるだろうかと、ややマイナス思考な視点から振り返ってしまう。でも、気づいていないだけで、新しい人との出会いがあるし、知らないことに疑問を持つことがあるし、気づこうと思えば思い出すことができる。必ず進んでいる。良くも悪くも、過去に向かって逆方向になることができない。それって、至極当たり前のことだけれど、すごいことだよなあ。誰も反対向きに歩いていないなんて。そんな感想で、下巻に進みます。
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志乃子さんがご近所の喫茶店の文机をもらったことからすべてが始まる。いくつになっても、世界を広げていくことができる。ぎらぎらせずに出会いを大切にしていれば。
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他の宮本文学でも語られる、骨董、落語、ジャズあるいはクラシック、それらアイテムが、この作品でもそれぞれ効果的に登場する。
魅力的な使われ方に、骨董(の蒐集)はともかく、落語、ジャズあるいはクラシックは、未聴のものは聴いてみたくなった。
平凡な主婦が、薄茶茶碗を貰い受けてから、人生の扉が次々と開けてゆき(ご都合主義的なところもあるが)、下巻がそういう展開になるか楽しみ。
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女版「三十光年の星たち」って感じです。内容としてはあまり評価は良くないですね。もっと事件性やハプニング感が欲しかったです。新聞書評で見て文庫化を楽しみにしていた分ちょっとがっかりでした。
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主人公はごく平凡な中年の主婦。ある日譲り受けた高額な骨董品から始まり次々と開かれていく人生の扉。先々で待ち受ける出会いや縁はやがて思いもかけない場所へと主人公を導くが、主人公はそれを絶え間なく流れ落ちる水のように柔らかく受け止める。そしてまた彼女は流れ続けていくのであった。人は良い環境の中にいれば物事は自然と形を変えていい方向に向かっていく。その言葉が心に響いた。
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下巻に感想をまとめます。
ただ、出会いや人と人との繋がりを大事にしていると、想像以上の場所に行け、想像以上の景色を見に行けるのではないかと希望を持つことが出来る作品だと思った。
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とにかく登場人物の名前が似たような名前だったりで途中で誰が誰だか分からなくなってしまったことと、話がただただだらだらとすすんでいく感じで読んでいて退屈な内容でした。ストーリー展開も単調で頭の中に話が残らないそんな感じの作品でした。上下巻ということですが、とにかく長くて単調な感じを受けました。
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50歳を迎えた主婦が主人公。
これまで家族を支えるだけの人生だったが、近くの喫茶店で骨董品をもらったことから、平凡な人生に変化が起きるという話。
能力があるのにそれを自ら発揮しようとせず、周りから促されて重い腰を上げる、という非積極性は読んでいて苛立ってしまった。
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平凡な主婦が茶碗や戦時中の引き出しをもらったことから、いろいろな縁が始まり、出会っていく。日常のペースで語られ、ゆっくり過ぎるくらいのテンポだが、のんびり読むにはもってこい。さりげない周りの人の気持ちや優しさにも気づけるかも?
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閉店する喫茶店の女主人から骨董品を貰ってから、50歳の平凡な主婦である志乃子に新たな転機が訪れる。いつもの宮本作品らしく美味しそうな料理がたくさん出てきて、通勤中に読むと誘惑が多いのが困りもの。ジャズやクラシック、落語といった私の好きな分野の話が多い点でも楽しめました。手に入れた骨董品が縁で新たな出会いがあり、姉の美乃も居酒屋を開業したことで、緩やかな川の流れのように人と人が繋がっていきます。下巻で、この流れがどこに行きつくのか楽しみです。
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宮本輝の作品には、いかに多くの心根の正しいたちが出てくるのだろうか。
石椀のお金と手文庫の手紙のこれからが、とても気になる。
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平成28年9月
主人公の志乃子は、夫、子供3人の平凡な主婦で50代に突入。
そこで、人生について考える。考えさせられる。動かされる。
主人公、姉、友達のジャズシンガー少しずつ変わっていく。
心は巧みなる画師のごとし
心には心に描いたとおりになっていく、そんな凄い力がある。
命は食なり
石に一滴一滴と食い込む水の遅い静かな力を持たねばなりません。
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志乃子が湯木留美と言い合いするシーンの志乃子の心の動きが好きだなぁ
勇気を出せ、白ナマズ。反対攻勢に打って出よ、リンゴ牛
早速、キュウリを買い込んでキュウリサンドを作ろう!
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色々な事柄が多すぎてがんじがらめで読み終わった。
下巻が楽しみ。
糖質制限ダイエットは結局したくない。
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2019年10月9日読了。図書館で借りた。
途中から適当に読んで済ましてしまった。
一応きりがいいので上巻だけは読んだが。
話の進みが遅いというか。
下巻は読むかどうか。