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夢枕獏的な世界観を思い出した。
古代インドのカーストや宗教と壮大な世界の浪漫。
テンポのいいストーリーで一気に読了。
他作品の独特な幽遠な雰囲気はあまり感じられなかった。
しかし続きも気になる。
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楽しみにしていた小説第二作、期待を超えた仕上がりでした!!
早世した想い人を生き返らせる、許せない悪人を呼び出し罰を与える、不慮の事故でなくなった善人を呼び出す。なんでもかなう10の願いがあれば誰しも興味を持つ内容が、実際に行うことにより何が起こるのか、人間の心理や宗教などを交えて、とてもわかりやすく、読みやすくシュミレーションをしてくれたイメージ。クーデターを起こした人に対する死以外の罰などもすごくよかった。
また、最後、主人公が悲観にくれるのも胸を打たれた。
三作目も待ち遠しい!!
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続きがありそうとは思っていたが、
こんなに早く読めると思ってなかったので嬉しい。
とはいうものの、続き、というより、
時代は少し前のことのよう。
彼女がくる以前に呼ばれた人間のおはなし。
ふたつの物語がどこでどう繋がるのかと思っていたのだが、そうきたかーっとゆー感じ。
いや、さすが、おもしろかった。
これはまだまだ話が続きそう。
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1作目を上回る面白さだった。
1作目の夕月同様、不幸な境遇の逸輝がスタープレイヤーとなって人生をやり直すんだけど、夕月とは違って、2回目の人生も全然うまくいかず、3回目は幸せになったと思ったら、結局ふり出しに戻るという…。
逸輝に焦点を当てると救いのないお話なはずなんだけど、読後感はとてもよかった。
逸輝の明と暗が描かれているけど、孝平やレビとの関係など、「明」の方のお話がとてもよかったからかな。
スタープレイヤーに選ばれるのは、不幸な境遇の人のようなので、マキオのたどった道も知りたくなった。
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1作目より遥かに面白くなって驚きです。
ここまで世界観が広がるとは。二つの物語を交互に描きつつ、次第に絡み合い最後に収束する編み方がとても巧みで夢中で読みました。
イツキの力の使い方に疑問を感じる部分もあったけれど、では自分が大いなる力を持ったときにここまでできるだろうかと考えると、無理の一言です。
私はきっとダメな人間になる。だからイツキにも、他のスタープレイヤーにも感心してしまう。
種族間差別の凶悪さにも背筋が凍りますが、良き人たちの力が世界を平和にすると信じます。
素敵なファンタジーでした。
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突然とばされた異世界。
どんな願いでも10コ叶えられたらどうする?
「スタープレイヤー」シリーズの二作目。
一作目を読んでなくても問題は無い(読了後だとリンクしてる部分を楽しめる)。
前巻では女性の「スタープレイヤー」目線だったが、今回は大学生の青年・佐伯に。
彼と、「死者の町」で目覚めた高校生・鐘松孝平の物語が交差していく。
恒川氏の簡易的でありながら的を射た文章は、重厚なファンタジーをさらりと読ませてくれる。
人種差別やエゴ、佐伯が出会った問題は安易に答えが出せないものばかりだ。
あのラストはやるせなくなるが、彼がしてきたことは良いことだったと筆者は思いたい。
終盤ではサプライズもあり、良い作品だった。
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前作を読んだのがかなり前だったので、分かるかなぁ、と不安でしたが問題ありませんでした。
パワーアップしてますね。
一大叙事詩でした。
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前作を読んだときはなんだかすごく薄っぺらい話に思えたけど、今回は結構深いというか読みごたえがありました。対立する民族とか宗教とか、罪人や不慮の死を遂げて蘇った人とか…物語をより重厚にしていたと思う。章の構成もなかなか凝ってたし。ああ、恒川作品だなと納得の出来^^
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まさかスタープレイヤーの続編がでるとは。まあちょっと気になるところで終ってしまったところもあったからな。。。と読んでみたら。同じ世界観ではあるけど別に続編ってわけでもなかった模様。むしろ時系列的には少し前の話にもなるわけだ。
前作からしてちょっといつもの恒川節とはだいぶ異なる感じもあって賛否両論あったみたいですが、今作はまたこの独特の世界観がこなれてきたというか煮詰められてきた感じがしてとても面白かったです。いつもの「和」っぽいテイストとはまた別の異世界観というか。
スタープレイヤー2とはなってますが、別に前作とのつながりはほとんどないのでこれ単体で楽しめるかと思います。
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一気読みの面白さでした。
よく一冊におさまったな、というくらい中身が多いです。
SF作家ならこの内容で上中下巻くらいまで書けそう。
イッキ以外は心理描写がさらっとしてるのが読みやすいのかもしれません。
続編も期待しちゃいますね。
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『スタープレイヤー』の続編。
前回、斎藤夕月が目指した「ヘブン」が今回の舞台だ。
ヘブンを作ったものは願った。
愛する人を呼び寄せ、二人きりの愛の楽園を作ろう、と。
彼はアダムとイヴになりたかったのだろうか?
彼は愛するものよりも、ちょっと上の立場でいたかった。
対等ではなく、「すごい」と尊敬や憧れをもって自分自身を見て欲しかった。
それが、間違いだった。
そうして彼は別のスタープレイヤーと出会うことで、愛するものから離れ、新たな世界に旅立った。
そこで唯一無二の親友と出会うのだ。
悪人を消していくことは正しいことなのか。
ある意味では正しいのかもしれない。
けれども、別の視点から見てみると正しくない。
「バベル」に彼らを閉じ込め、恐怖の中で彼らを打ちのめすこと......。
それが正しいとは私には思えないのだ。
その行為はやがては虚しさを覚えるものだ。
戦い、争いは無くならないのか。
どんな世界にも争いはある。
だったら、スターボードで争いがなくなるように願えないものか。
叶わなくなってからなぜ人はそれに気づく?
間違いの中から主人公は「正しいもの」を見つけた。
もう一度、生きることのできる素晴らしさを。
そして、自分の願いを他人のために使った。
このことが正しいと言わなくてなんとする?
もっとも簡単でもっとも難しいものなのだから。
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以前読んだ『スタープレイヤー』が面白かったので借りてくる。
前の方が
「こんな設定あったのか!」
と驚きでスイスイ読めたような気がする。
妙な力を持つと自分を見失う人のほうが多いように思えるのに、なかなか考えてスター10個を使ったんだなぁ。
あたしには、こんなことできそうもない。
プレーヤーによって、いろんな世界になるんだな。
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前作がいまひとつな印象だったけれど、
今回はけっこう楽しく読み切った。
なんでもありな願いを10個叶えるという
途方もないお話なので、
今回もその規模が途方もなかった。
なんでもできるって、その責任を取るという意味でも
(周りを巻き込むという意味でも)
すごくたいへんなことなんだな。
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前作よりパワーアップしていて単純に面白かった。展開が交互にあり、最後ひとつになる所はワクワク。終わり方も満足。
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結局人は神様にはなれないんだよなあ。と思わせる一冊。レビ殿がこのお話の良心で、上司にしたいと思いました。