紙の本
歴史とは現代を生きるための実学
2016/04/17 00:38
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投稿者:じんせい おかる - この投稿者のレビュー一覧を見る
海外ニュースを見て疑問に思うであろう100のポイントを、その背景にある世界史を紐解くことにより解説。この手の本は事実の羅列だけのものもあるが、これは著者の主張も踏まえつつも要点を押さえ判りやすい良書。特にIS等のイスラムに関連する中東問題は実に整然と説明されている。歴史とは現代を生きるための実学。さすが予備校講師?
電子書籍
いままで自分の中でうやむやだったものがすっきり分かる
2017/07/20 02:50
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投稿者:takezo - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近地政学に興味があり、世界史を勉強したいと思い、購入しました。今までなんとなくこうかなと思っていたり、知ったりつもりになっていたことが、実はこうだったんだととても勉強になりました。もっと早く読みたかった本です。
紙の本
世界の知らない事
2016/04/06 12:17
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投稿者:中村 - この投稿者のレビュー一覧を見る
特にイスラム社会の事やアラブ諸国の知らない事が、少し分かった様な気がします。
またまだイスラム社会の派閥は、難しく、日本人が、立ち入れそうにないと思いまして、大変勉強になり、ありがとうございました!
紙の本
゛なぜ?”が゛なるほど!”に
2016/07/05 17:06
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投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
複雑に絡み合う世界情勢の現状は、明快で、簡潔で、説得力ある説明により、因果の必然であることがわかり、すっきりします。単純に゛今”があるのではないことが理解できます。
電子書籍
ニュースを見てもあまり深くわからない方へ
2016/04/25 23:38
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投稿者:ぽんず - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニュースを見ても、ふ~んで終わってしまう人はいると思います。
もちろんコメンテーターが解説してくれるでしょうが、はたしてそれを鵜呑みにして良いものか判断がつかないこともあるでしょう。
その際に、1つの見方としてこの著者の考えも知っておくと良いでしょう。
著者は予備校で世界史講師をしている方です。
紙の本
なかなかおもしろい
2016/02/06 13:40
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投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人になったら今更人に聞けないけどニュースを理解するには必要なことが、分かりやすく書かれている。中学生、高校生が読むとよいかもしれない。ときおり出てくる著者の好き嫌いが、少し気になったが。
電子書籍
新聞では理解できないこと
2021/08/08 11:44
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投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
新聞を読んでもなかなか理解できない「世界」の事実を学ぶことができました。
執筆された時から5年経っています。
動きの速い世界情勢を読むには、この5年のブランクは大きいかもしれませんが、分かりやすい一冊です。
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今知っておきたい世界情勢に関し、質問形式で内容を解説している。
現状の問題の解説に絡めて、その原因やバックグラウンドについても書かれており、普段のニュースについていけない人でもすんなり読める(世界地図は頭に入れておいたほうがいいかもしれない)
本書によると、世界中で起こる紛争の多くは宗教的価値観・文明の違いによるものである。宗教の教えが与えるお国柄への影響は大きく、宗派による考え方の違いは、紛争をけしかけるきっかけにもなってしまう。昨今のテロやかつての戦争は、実に根深い問題ということを知らされる。
争い後の各国の振る舞い方を考えていく上でも、こういった教養は身につけておくべきと感じる。「歴史は繰り返す」とはよく言うが、誤った判断を下さないためにも、正しい判断材料を常に仕入れるのが大人としてのたしなみなのかもしれない…。
とにかく今何が起きているかの「事実」しかわからない!といった人にはうってつけの本。
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今世界で起きていることがすっきりとわかりやすく解説されており、とても勉強になる。歴史や宗教についても解説されているので、そういった背景をきちんと知った上で世界情勢を理解できます。おすすめ。
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塾の先生なのですね。如何に短い時間で、より多くの問題に正解できるように教えるか。これも一つのアートですよね。本当に簡潔、明快でわかりやすい。目から鱗のなるほどーが、多数ありました。回りくどい学習ハウツー本が多い中、ハウツー講釈ゼロで、ズバズバと世界の今を解説し、実に潔く明快にご自身の見立て、意見をまとめられています。徹底的に極めたとの自負がある世界史の規範に基づいて本当に明快です。歴史学者は多数いるのでしょうが、出題範囲のわからない受験勉強としての世界史だからか、ある一定の深さでも時間と空間の見渡しが実に良い。俯瞰図を手に入れると、複雑な世界時事の今を、ここまで解釈しきれるものかと、感心しました。中東情勢についての長い疑問の幾つかを紐解くヒントも頂きました。ありがとうございました。
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統一ヨーロッパ 20世紀に復活したフランク王国
ローマ帝国 フランク王国と東ローマ帝国(ビザンツ帝国)(東方正教会、ギリシャ文字)に分裂
ユダヤ教 親子の縁よりも神様への忠誠心が大事
ローマ教皇 ペテロの後継者、キリスト教の最高指導者
政教分離 政治権力と宗教的権威がわかれている
伊勢神宮 天照大神
東方正教会は政教一致 皇帝に対する反抗は、神への反逆に成る 一切逆らえない
ロシア、中国 民主主義根付かない
ロシア ギリシャ正教系の文化にモンゴル帝国の文化がフラスされた
ウクライナ ギリシャ正教系+カトリック文化 東側は必ず親ロシア派に投票、西側は親欧米派
ロシア人は国を守ってくれる強い指導者を好む ロシア人が好きな歴史上の人物 ピョートル大帝、スターリン、プーチン
EUがギリシャを見捨てないのは、イギリス インドルートを確保のため
ウクライナのようにギリシャも親欧米派と親ロシアの対立あり 1970年代親ロシアはの社会主義政党過半数 国民の1/4が公務員
イタリア、スペイン、ポルトガル カトリック 蓄財は罪 金儲けは罪、教会に寄進すれば救われるという考えでは、お金を稼ごうというモチベーションがわかない
プロテスタント 勤労や蓄財を罪とみなさない 一生懸命働くことが神のご意思にかなう ドイツ、イタリア、アメリカ
シーア 党派 (アリーの党派)10% ムハマンドの血統を重視 12代イマームであるアルマフディー 隠れイマーム イラン
スンニはコーランに次ぐ経典の名前
スンナ派 90% 経典を重視
ISはスンナ派の過激派武装組織
メッカ ムハマンドが生まれた聖地を、世俗主義のトルコ人が支配するのはけしからん ワッハーブ運動
ワッハーブ派 スンナ派の中でももっとも原理主義的
ワッハーブの考えに乗っかってアラビア半島にイスラム国家を再建 サウード家 サウジアラビア
サウード家は建てまえとしてワッハーブ派だが、実はアメリカ石油資本とべったり
第一次世界大戦後サイクス・ピコ協定 シリアとイラクの国境 民族、宗教を無視した線
イラク サダム・フセイン ソ連とつながる 少数派スンナ派 独裁しないと国を運営できず
のこされた中東最後の親ロシア独裁政権がシリアのアサド
シリアのスンナ派とイラクのスンナ派はもともと一緒で、サイクス・ピコ協定によって分割された
クルド人 3000万 国をもたない世界最大の少数民族 スンナ派
トルコ建国 ケマルパシャ 軍人 オスマン帝国が崩壊した時にイギリス軍とフランス軍を追い払う 徹底した世俗化、欧米化政策 オスマン帝国が崩壊したのはイスラムにこだわって西洋文明を取り入れなかったから アラビア文字をやめてローマ字にした
エルドアン イスラム主義の大統領
IS崩壊後の中東
アメリカクルドイラン vs ロシアシリアサウジトルコ
アラブ人には国という意識が薄い
アメリカの5つの担い手
軍需産業、金融資本、草の根保守、福音派、移民労働者(労働組合)
ペリー カルフォルニアには軍港なし ペリーの黒船艦隊は、喜望峰をまわって、インド洋からマラッカ海峡をぬけて日本にきた
アジアを通ってカルフォルニアに行くルートを抑えるため
ユダヤ人の長老たちがひそかに秘密会合を平木、カネのちからで世界征服の陰謀を企てている。シオンの議定書 これは反ユダヤ運動を煽るためにロシアの秘密警察がでっちあげた偽書
共和党 軍需産業、草の根保守、福音派
民主党 金融資本、移民労働者それにアフリカ系
中国 人民の怒りのはけ口 反日 1990 江沢民
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タイトルが気になってて、買おうかどうしようか迷ったけど図書館で予約。
しかし読んでみると無知の私に為になるおはなしばっかり…!説明もわかりやすいし、今の事件やら何やらに絡めてあるので、かゆいところに手が届く。知りたかったのはこれだよ、へぇーそうなんだ!の連続でした、手元に置いて読み返せるようにしようかな。
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現在の世界で起きている事象に関して、新聞だけでは分からない背景を世界史で紐解き分かりやすく説明してくれる良書です。
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ウクライナ紛争の、主な場所はクリミア半島であり、そこにロシアが編入した事に対してアメリカ、EUが怒り紛争が始まった。その主な原因は文明の境目である。
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世界情勢を世界史から分析。
中東の情勢。特にイランとサウジアラビア、そしてシーア派とスンニ派の権力争い。アメリカ、ロシア、ヨーロッパの介入の歴史が興味をそそられました。
アメリカの没落と中国の躍進。ロシアのクリミア介入の理由。循環する世界情勢。10年後の世界はどうなっているのか。歴史は今を映す鏡の様なものだと思うと、歴史は楽しい。