紙の本
シリーズ初の短編集?
2016/08/16 19:44
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ初の短編集、とのことだったが、意外に感じた。
忘却探偵という設定上、それぞれの話の独立性が高いからだろう。
個々の話での警察側の相棒役に別のキャラが当たるというのは、すでに読んでいたので。
第一話は途中でトリックがわかってしまったのがちょっと残念。
表紙絵だけでなく、装丁の美しさが印象に残る。
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『忘却探偵』シリーズ最新作。これでもう5作目か……早いな〜。
パートナーに女性刑事を据えて、シリーズ中最もミステリらしい形になっていた。
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内容紹介
退職願を胸ポケットに忍ばせ、波止場警部は揺れていた。
彼女の最後の事件は、公園の噴水に浮かび上がった水死体。
しかしその不可解さゆえ、名高い忘却探偵・掟上今日子と協力捜査することになり……。
辞めたがりの刑事と仕事中毒の名探偵。奇妙なタッグが謎に挑む!
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「バラバラ死体」がトリック的に一番面白かった。忘却探偵の謎は解ける気配がないけれど、シリーズもまだ続くようなので焦らず次回作を待つことにします。
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容疑者は大勢、しかし全員にアリバイが…「掟上今日子のバラバラ死体」
マウンドの上のピッチャーの墜落死体。「掟上今日子の飛び降り死体」
病院のベッドの上の老人の絞殺死体。「掟上今日子の絞殺死体」
人目につく公園の池に浮かんだ水死体。「掟上今日子の水死体」
「バラバラ死体」には恨みの強さを感じたし、「飛び降り死体」にはファン心理の功罪を、「絞殺死体」にはやっぱりやりきれなさを感じた。
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4つの短編集。
事件のトリック、謎としてはあまり大したことはなく。まあこれは今までもそうだし、今日子さんシリーズは推理小説というジャンルともちょっと違うだろうしねえ。
ドラマをほぼ一通り観た後で読んだので、ドラマは今日子さんの可愛さ前面に押し出してるって感じだったけど、小説はもうちょっと今日子さんの闇というか、そういう面が出てたなあと。
「相棒」からの今日子さんの印象は決して良いものではなかったし、今日子さんの人間性に疑問を投げかけるような表現もされていたし。
それにしても、今日子さんが「バラバラ死体、飛び降り死体、絞殺死体、水死体。死体にもいろいろありますが」と語っているのは…。今日子さんは本当に眠る前のことを忘れているのか?忘れているふりをして嘘を言っているということはないにしても、頭の奥隅に残っているということはあるのでは?…という疑念はやっぱりありますねえ。
いつか、今日子さんのそれまでの記憶が一斉に蘇るというような話を読んでみたいですね。
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2015/12/21e-honで購入。
掴んだ手の感触を確かめる。
この作者の文章は、言葉、想い、の境目がわからないのです。ストーリーが進まないのに、やたらと言葉か気持ちかが溢れている。現代の文章なのでしょうか。
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今日子さんがどんどん美人になっていく…
ドラマ化のせいかしら?
一番最初はこんなに美人設定じゃなかったぞ?
維新さんは女心に偏見がありすぎじゃないか?
痩せてるのはいいけど、みんながみんな痩せたい訳じゃない気も…
肌が綺麗とかはみんななりたいけどさー
やっぱり厄介くんの話が一番楽しいよなー
次の婚姻届は厄介くんだったらいいなぁ
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だんだん変態っぷりが増してってる気がする。図々しくて、堂々と嘘をつくようにもなってってる気がする。笑
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最速の探偵、掟上今日子シリーズは最速の5巻目。物語シリーズ早く終わらせてくれ。
さて、今回は短編四編。
・掟上今日子のバラバラ死体
・掟上今日子の飛び降り死体
・掟上今日子の絞殺死体
・掟上今日子の水死体
それぞれに特異な殺人事件による、残された死体にまつわる話。
なぜ、犯人は死体を15個にバラバラにしたのか。
なぜ、死体は野球場のマウンドで墜落死していたのか。
なぜ、死を目前にした老人が病院で絞殺されたのか。
なぜ、水深が浅いすぐにわかってしまう場所に死体を沈めたのか。
殺害方法よりも、犯人がなぜその行為をしたのかを重要視したミステリー。
それを最速でケリをつける今日子さん。
今日子さん自身のストーリーは一巻目以来、全く進んでいない。
なぜ今日子さんが一日一日、寝るたびに記憶をリセットする体質になったのか。
誰が探偵を彼女に強いているのか。
その謎が解ける日は来るのだろうか。来たとしても、本人は次の日には忘れているだろうけど。
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シリーズ5作目です。
今回は、
4つの不可解な死体と、これを担当する、
4人の同じ世代の女性警部を相棒とした、
4編の短編集となります。
全編通して、統一された軸、設定があり、
短編といぅことで、展開のテンポもよく、
同じ世代の女性刑事を相棒にしたことで、
既作品とは異なる新鮮味も加わっており、
死体の不可解な謎の真相も程よい加減で、
結果、
シリーズの中では、一番面白かったです。
まぁ、欲を言えば、
4人の女性刑事のキャラが似ていたので、
もぅ少し、4人のキャラをバラけるとか、
今日子さんに対する、喜怒哀楽の感情を、
1つずつ、キャラに持たせるなどすれば、
それぞれの作品間に、違いや特長が出て、
もっとよかったかも…とも思いました…。
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今日子さんかわいい。
短編4篇の主人公がすべて女性警官たちだったのが新鮮でした。
西尾維新は、物語の隙間でふいに「誰かにそう言ってほしかった大切なこと」をきちんと言葉で書いてくれる時があって、とても好きな作家さんです。
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今回は短編集ということで、本筋の進展はありませんでしたが、同性目線の今日子さん観察が中々の内容でした!!
可愛いと思いきや、そうなのねぇ〜と新しい発見ありましたよ。
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今作は、今日子さんと同世代の女性警察官がコンビとなって事件の全容解明にそそぐ作品。男性と違う目線での今日子さんに対する感情などが出ていて、女性特有の悩みはうんうんと共感する部分もあった。死体がテーマとなっているので、途中でグロいシーンなどがあったりしたが、鋭い観察眼から事件を解決していくのは面白かった。記憶が忘却してしまうのは、時、場合によって役立つ場面もあると感じる。最近の流行も忘却してしまうのは、どうかなと感じてしまうが。退職願の意味はわかったが、今日子さんはそれを忘れてしまうのかと感じる。
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今回は厄介は登場せず、代わりに4人の女性警部がワトソン役を勤めます。恋愛要素や今日子さんに関する秘密は全く出て来ませんが、各女性警部の私情を混じえた進行はシリーズにはないパターンだったので楽しめました。
謎解きに関しては「発想の転換」がポイントになっているものの、残念ながらどれも感心するものではありませんでした。【掟上今日子のバラバラ死体】が一番面白かったです。