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この手の書籍はあまり購入しない方であるが、税理士会の研修で何度か聴講したことがある前川先生の書籍ということで購読。決算書の読み方が具体的に記載されていて勉強になった。ソニーがこんなに本業の収益を悪化させていて、逆に金融業がこうも好調だったとは知らなかった。大塚家具の親子喧嘩について、従業員の生活を守る昔気質の経営者と株主還元を重視する現代経営者との対立として読むと確かに面白い。個人的に興味があった、スカイマークと江守グループの破綻についてもポイントを押さえて解説されていて、読み物として面白かった。難しい言葉がなく、内容・構成もわかりやすく工夫されているので一般受けする書籍でしょう。
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ソニー・大塚家具・コジマ・日産・キーエンス・スカイマーク・江守グループホールディングス・東芝の決算書を見ながら会社の分析をしている本。
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「家政婦は見た!」になぞらえた(かどうかはわかりませんが)『会計士は見た!』というタイトルに惹かれて購入。
決算書類から見える企業の裏の顔に迫った一冊。
決算書の数字の捉え方の具体例として参考になることはもちろん、誰もが知ってて何かと世間を騒がせた有名企業の、表向きのイメージとはまた違った一面が見え隠れして面白い。
ソニーの本業はもはや金融業、、、コジマ電気の凋落と日産のV字改革は人の扱い方に違いがあった、、、大塚家具の親子騒動の要因を財務諸表から読み解いたり、、、等々。
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一般向け会計本としては、タイムリーな話題でもあり、優れた本であると思う。
報道ではなかなか出てこない視点からの分析もあって、十分に著者の考察を楽しむことができた。
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20160104読了
企業の会計報告から決算書の読み方や企業の戦略を読み解いた本。
話題となった企業の赤字会計や粉飾決算などの具体例を交えているため、一般的な会計の本よりも理解しやすくなっていると思う。
新たな気づきは以下の点
・決算書には企業の戦略や哲学、はたまた倒産や粉飾の兆候まで現れる。
→ソニーは今や金融とエンタメの会社、キーエンスのストイック経営、日産のコストカットの成功例など
・とくにキャッシュフローはごまかせない
→営業キャッシュフローと投資キャッシュフローのバランス
・手元流動性、投資の仕方が会社の将来を決める
・キーエンスの経営哲学に学ぶべきこと
→制約となる工場を持たずに、問題解決のアイデアを、汎用品を用いて高利益で売る
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中々面白かった。こちらも簿勉強の傍ら副教材として。
キーエンスって名前は知っていたけど、こんなに画期的な仕組みをもつメーカーだったのかと感嘆。工場を持たない、営業マンが大多数、製造は外注・・知ってしまえば簡単なことにも思えてくるけども、メーカー=工場!!!ってイメージが当然になっているので(笑)少しカルチャーショック。給料いいわけだ。
個人的には大塚家具分析が好きです。財務諸表から読み取れる経営者の人格。
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決算書から会社の実情を読み解く本。例に挙げられている会社に関しての説明はなるほどと思わせられる内容。特に興味深かったのが日産の話。リストラを敢行するが残った従業員の給与が上がっていることを決算書から読み解き、日産のリストラが本当に会社をスリム化する事を目的とし人件費の大幅な圧縮に働いていないことを他の会社と比較して分かり易く説明している。
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日産はリストラ後、従業員の給料を上げたんですね。
モチベーション維持のために。
取引先の削減も、残った所に数を増やしてコストダウンを実施。
勉強になります。
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決算書から見える、よく知っている会社のウラの顔。といった風情。あくまで読み心地は軽いところに、著者のサービス精神が見える。もっと詳しい話を聞いてみたくなる。
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ソニーは既にエレクトロニクスの会社でない 金融
大塚家具 問屋を通さず、生産者と直接取引した
会員制でブランドイメージ上げた
経常利益 本業とサブをあわせた利益 日本独特の概念
小売業の経営 どのようにパートをうまく使うか
親の時代とは違った企業環境の中で手探りで企業経営している。これまで成功体験を積み重ねてきた親と、ときには激しく対立しながら、目の前の苦境を乗り越えようとしている
カルロス・ゴーン 人員削減したが残った人の給料下げず 原材料を切り詰める のこっった取引先に多く発注
キーエンス ファブレス 給与高い 役員の給与低い
スカイマーク エアバスA380 過剰投資
キャッシュフロー計算書をみる
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公認会計士の著者が最近話題となった東芝や大塚家具のような企業の財務諸表からニュースとなった話題を分析した一冊。
会計の知識がなくても、わかりやすく解説されており、非常に勉強になりました。
ニュースではわからないことも財務諸表から読み取れることが多くあることは本書を読んで一番感じたことですし、キーエンスのように名前をあまり知られていない優良企業も財務諸表からわかることには驚きでした。
数字は嘘をつかないとよく言いますが、本書では随所にそのことを感じました。かつ、日本の企業活動の今後、そして経営において大切なものは何かについても考えさせられる一冊でした。
ただ、本書は本の上部がアンカット仕様になっており、初め驚きました。内容がいいだけにその点は少し残念に感じました。
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ソニーや東芝、スカイマークなど最近のニュースによく登場する日本企業の決算書を分析する。特別な取材をすることなく、ネット上で誰でも見ることができる決算だけで、その企業の特徴や問題点をつかんでしまう。改めて決算書が万能であり、その完成度を知る。
まずはここ数年、不振企業の代表例として真っ先に話題にのぼるソニー。しかし、意外にも2014年の経常利益は黒字なのだ。が、その利益を上回る法人税が発生して、最終利益は赤字。儲けた以上のカネを税金として支払うという、信じられないことが、決算の世界にはあるらしい。
そして、親子喧嘩で有名になった大塚家具。経営者が父の時代と娘の時代で、その決算書は対照的。決算書は経営者の個性を映す鏡でもあるのだ。
さらには知られざる超優良企業キーエンスや日産のゴーン革命、スカイマークの倒産、東芝の多様な粉飾テクニックなどを決算書から解説。簿記知識のない経理シロウトでも気軽に読めて、勉強になる。
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決算書を通じて企業の経営を紐解く良書。具体例を通じて非常に分かりやすい。1点、SONYの経営分析、戦略だけは会計屋の域を出てないなーと残念でした。
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注目企業の状態を財務諸表から読み解くポイントを、判り易く書かれた本。
東芝の不正会計の手口や、ソニーの電子部門の不振と金融部門の成長(株価的には底は脱出したかに見える)、キーエンス躍進の理由(12年から比較して売上高はじめ、とんでもなく成長)なども興味深かった。
特に倒産企業の粉飾決算を見抜くというか、少なくとも不信感を抱くための、キャッシュフロー計算書の活用が意外に大事であることが判る。
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ソニー、大塚家具、東芝。最近話題の企業のリストラ、粉飾、内紛を貸借対照表、損益決算書、キャッシュ・フロー計算書などから読み解く。大変、ためになった。