紙の本
ハルカとサトルがこれからどうなっていくのか
2018/05/29 22:26
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤穂信の作品では「古典部シリーズ」が好きなのですが、なかなか続きを書いてくれないので、ちがうのを読みました。
いろんなミステリーランキングで一位になっている『リカーシブル』。
中一になったばかりの女の子にしては、ちょっとがんばりすぎやろ、とは思いますが、面白く、読み応えがありました。
読み終えて、ハルカとサトルがこれからどうなっていくのか、とても気がかりです。
紙の本
いやーな閉塞感がジワジワと
2016/01/16 09:39
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投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
父の失踪で、継母と義弟とともに寂れた町に引っ越して来た少女。
初めて訪れたはずの町で、弟は不思議な予言を言い始める。
町に隠されたタマナヒメの伝説とは・・・。
個人的感想
寂れた町のいやーな閉塞感がジワジワと息苦しく、怖いです。そして、哀しい・・・。
締め方もすっきり、さすが米澤氏です。間違いなく☆5です。面白かった!!
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中学一年生にして、主人公ハルカが頭良すぎた…!(笑。
脳裏を『君のような勘のいいガキは嫌いだよ』って台詞が過ぎりましたよ(そっちの元ネタはあんまり詳しくないのに済みません!
対するリンカも一目置かざるを得ない存在感。
ホラー方面をほんのり期待したけど、やっぱりこれは青春ミステリ…かな?
さほど明るく爽やかではないけれど。
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面白かった。閉塞的な地方都市と曰くありげな伝説、弟の怪しげな言動、どこか不自然な町の様子。そんなものに主人公と一緒に絡め取られていくような、そんな不思議な味わいの1冊でした。
山谷はそれほどないストーリーなんだけど、不思議に惹き込まれる。特に入院した先生との会話あたりからは、終盤に向けて一気に駆け上がって行く感じ。いいお話でした。
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米澤氏の長編。
青春ミステリをよく描くが、主人公が中学生なのは初めて読む。
青春や成長をテーマにしつつも、どこかダークでネガティブな雰囲気が一貫して付きまとい、それでも読後感は悪くないという、著者らしい作品。
ちょっと前半が間延びしたが、中盤~後半はテンポ良く進む。
少しご都合主義も感じるが、主人公の心情推移も丁寧なので、しっかり読める冒険譚。
短編より、長編の方がセンスがあると個人的には思う。
4-
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越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷に越してきた少女は、弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始める。だが、町では高速道路の誘致運動をめぐる暗闘と未来視にまつわる伝承が入り組み、不穏な空気が漂い出していた。そんな中、弟サトルの言動をなぞるかのような事件が相次ぎ…。大人たちの矛盾と、自分が進むべき道。十代の切なさと成長を描く、心突き刺す青春ミステリ。
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都市伝説と伝承が混じった感じですね。
日頃、古典部シリーズや小市民シリーズ等をと見慣れていると女の子が主人公なのに少し違和感……。
もし、二つのシリーズのような読後感を求めていると、辛いかもですね。
古い因習に縛られるしかない少女と現実にからめとられて身動きのできない少女。
どちらも不幸だけれど、どちらもまた勇敢にそれに向かい合うことができることがいいな。
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ハルカちゃん、本当に中1??。弟君にちょっぴり冷たいのはまあ普通だと思うけど、情報を組み合わせて状況を組み立てる力があるのが凄い。一人で立つことを知っているんだね
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複雑な家庭環境の少女、寂れた地方の町と狂信的な人々、不気味な伝承、見たことがないはずの出来事を見たことがあると言い始める弟…
不思議なミステリだった。
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待ってましたリカーシブル文庫版。
んふふふふふ!!
やっぱり、よねぽはすごいな!!
新作は毎度必ず期待以上なんだもんね!
おもしろかったー!!
民間伝承がらみのミステリを軸に、地方の田舎の向上心のなさと不快感、そして神様どころか頼れる人間などいないと気付き始めた少女たちが、強くあらねばと人知れず歯を食いしばる青春期。
それですそれ!!って感触でぴたりと描いてくれる、やっぱり信頼のよねぽせんせい!!大好き!!
ウフフ、大満足!!
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この町は何処かおかしい。村を救う神として崇められるタマナヒメ、未来を予知する弟、高速道路誘致を信じて止まない人々…閉塞感漂う町で少女が体験するミステリー。
ミステリー部分も感心させられたが、何よりも辛い状況でも前向きに立ち向かっていく主人公に惹かれた。今まで読んだ米澤作品の中では一番かっこいい。
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面白かったー 最後の百頁近くはもう、文字通りの 一気読み でした。 主人公のハルカちゃんも、弟(で、いいよね) サトルくんが、ハッピーに過ごせるといいな。
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田舎の因習に知らず巻き込まれる女子中学生の成長をひたひたと描く.ミステリィを描くための布石部分が長く,その布石を回収する部分が唐突に過ぎるが,精神的成長とはそういうものかも知れない.
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米澤穂信の長編青春ミステリ。
父親の疾走で母親の地元に移り住んだ姉弟を軸に、不慣れな街での新生活と弟の既視感、不可解な民話伝承を絡めて、不思議な世界観を描きだしています。
米澤穂信待望の文庫化、とても楽しく読み進んだのですが・・・クライマックスの盛り上がりからの終章での肩透かし感?ちょっと・・・いや、消化不良な部分がありまして・・・それが残念でなりませんでした。
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何か変わった話だなあと思って読んでいたら、物語が急展開して一気に謎が解けていった。三浦先生はあんな目に遭う必然性はあったのかな。