電子書籍
中原中也と小林秀雄
2016/09/08 14:10
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投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな人いたら絶対妬みを買うよね、って感じのキャラクターでした、中原中也。対して小林秀雄は良くも悪くもフッツー。
天才と呼ばれるような人はやはりどこか感性が違っていて、作品は大衆から受け入れられるとしても 個人の人格はあまり褒められたものではなさそうです。天才は変わり者が多い、みたいに言いますけどコレ読んだら本当にそう。
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月子さんの描く、小林秀雄と中原中也の話。
変な特殊能力で戦ったりはしない。
言葉を繰れる人はただ尊敬するしか無く、でも僕は全く言葉について鈍感だ。はたしてそんな人間が、そんなものを繰れる人間を尊敬出来るのだろうか。
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月子先生は様々なジャンルの漫画を描いていますが、どこを目指しているのだろう...と思ってしまいます。しかし、どの漫画も1巻目は非常に面白いです。ですが、最終巻のオチの付け方がどの作品も上手くないのでこの作品はしっかりと着地して欲しいなと思います。
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文学ぜんぜんわかんないのに買ってしまった。ごめんなさい、にあほもっぽいなというだけで買った。から、あんまりまともな感想は書けない。
そうかあ、とは思ったけどガツンと衝撃のくる感じはなかった。かな。
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長谷川泰子……って、骨太で顎太な印象があったけど、漫画では嘘もつかず美的印象を損なわず、いい漫画化かもしれない。
ただし泰子は史実としては、ただ中也の自尊心や幻想を仮託する容器としての、ただの女、だったのではと考えている。
そこにどれだけ沿ってくれるのか、そこをどれだけ逸脱してくれてるのか、期待。
中也と秀雄、ランボーとヴェルレーヌ、啄木と金田一。
この組み合わせは、言ってみれば間違いない。
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小林秀雄と同じ心境。最後数ページの心への刺さり方半端ない。ダメージ大(笑)改めて中原中也の才を思い知った気分。♦泰子ちゃんにシベリア買っていってあげる中也可愛い。パン屋に走っていく姿はまさに子ども。可愛い。でも詩を書く時にはとても18歳には見えなくて。こういうところが最果て中也の魅力。
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<Impressive Sentences>
「「言葉とは、神だ。
僕たち文士はそれを代弁するだけの道化(ピエロ)にすぎない。
そして文学は宇宙だよ。
無限なんだよ。
永遠に掴めっこないんだ。」」