紙の本
サイボウズの創業者
2016/04/03 11:37
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はサイボウズの創業者である。一人ひとりの強みに合わせて仕事を役割分担するチームワークに気付き、離職率を大きく減少させている。
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多様性を認める事は素晴らしいと思う。実際に運営してみると難しいと思う。
社員一人一人が意味を都合よく捉えさせない仕組みが
でき、権利を自己主張する人に対しても対策も
打てている。ほとんどの企業がこの点で対処できずに
苦労してる気がする。
就業規定も時代遅れなのかもしれない。
必要最低限のルールを作りあとは協議するなど
弾力性を持たせるのが日本企業には向いていると思う。
ただ大手企業では規模の問題上当てはめるのが
難しいようにも思える。
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仕事柄社内の諸制度を見直し・検討することが多く、グループウェアを主力製品とするだけでなく常に「日本の働き方(生き方)」に一石を投じ続ける著者の考え方や行動には注目している。本書はサイボウズの事例が背景にある考え方も合わせて具体的に記載してあり、非常に参考になった。
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今や国内屈指のホワイト企業として知られるサイボウズが、離職率28%のブラック企業だったなんて、想像もつかない方も多いのでは。
そんなサイボウズが、青野社長がいかにどん底から這い上がり、経営の基本法則を見出し、共通の理想を掲げて「華麗なる変身」を遂げたのか。
人事・経営に携わる方にとってはもちろん、そうでない方にとっても一読の価値ある起業・経営ストーリーだと思います。
詳しい書評は以下のブログにて。
http://npx.me/kAyB/15x4b
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在宅勤務支援制度、ワークライフバランス支援制度、育自分制度など、多様な人事制度は「働きがいのある会社」を目指している点でGoogleと共通していると感じた。また「人事部感動課」にも興味を持った。
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「チームのことだけ、考えた」 青野慶久
サイボウズ株式会社社長、青野慶久さんが書いた、サイボウズの歴史と組織論について書いた本です。
サイボウズは企業向けグループウェアを販売している会社で、著者の青野さんはサイボウズの創業者兼現社長です。
さらにこの方はお子様が3人いて、育休とったり時短勤務したり、現役子育て世代です。
この本はそんな青野さんが、創業から現在に至るまでの会社と自分の歴史をオープンに語った内容です。とてもわかりやすく明瞭な語り口なので、サクッと読むことができます。
サイボウズはちょっと前まで残業しまくり退職者たくさんのちょっとしたブラック企業体質だったそうです。しかし、様々な組織改革などを繰り返し、28%の離職率を4%にまで下げることができました。
どうやって会社を変えることができたのか、同じ悩みをもつ人事や経営者はもちろん、チームを率いる立場の人、チームに属する人、要は全ての人のタメになる本だと思います。
組織をどう作っていくかの基本がまとまってます。
現在のサイボウズにおいて、ベースとなる考え方は「多様性」です。
いろんな国籍、いろんな性別、いろんな立場の人がいていいじゃん!という考え方。
ダイバーシティという言葉はよく聞きますが、それは「女性」とか「国籍」とか、「あるカテゴリーの人たちの活躍」という意味合いが強くあるかんじですよね。
サイボウズでは、もうカテゴライズすることもやめて、「100人いたら100通りの人事がある」と考えています。(本の中では、「ダイバーシティ」でなく全てを受け入れ包括する「インクルージョン」と表現していました)
ただ、組織とかチームをまとめ、動かすことと、多様性というのはパッと見、相性がよくなさそうです。
似たような考え、似たような環境の人だけの方が管理するのはかなりラクで、だからフルに働ける人は強いし、子育て中や介護で時間的制約がある人は、正社員採用されにくい現実があるわけです。
この本では、多様性と組織力強化の両立をどうやって実現しているのか、サイボウズなりのやり方をわかりやすく教えてくれています。
「多様性」のある組織・社会。
よく聞く言葉です。
多様性のある社会はなんだかステキな感じがします。
でも、みんな自分の多様性はまわりに認めて欲しいんだけど、他人の多様性を認めることは難しい。
だから多様性のある社会って今の日本ではとっても難しい。
他者の多様性を認めるということは、
考えが違う人の意見も一旦きちんと受け止めて、自分の意見を押し付けるのではなく、双方納得できる解を一緒に探すこと。
自分の期待していた通りのことを彼氏がしてくれなくても、その彼とこの現実をまずは一旦受け止めるということ。
味噌汁が自分のお袋の味と違っても育った文化の違いを受け止め、否定しないこと。
よその家庭と育児方針が違っても、うちはうち、ヒトはヒトと思い、よそんちを否定しないこと。
旦那の洗濯物の畳み方が違っても、好みや彼のこだわりを理解し、自分のやり方をおしつけないこと。
自分の当たり前と違うことがあっても、真っ先に否定しないこと。
「多様性」を個人レベルまで落とし込むと、頭から否定しないで「そういう考え方もあるんだね〜」と受け止め理解しようとするスタンスと、受け止めたことを確かに相手に伝えるための表現力を身につけることが大事になるのかな、と思いました。
ただ、みんなこれがなかなかできない。
(もちろん私も。)
みーんな、自分の持ってる数少ないモノサシ基準で他人を測って、ついついディスってしまう。
夫婦喧嘩の大半は、洗濯物の畳み方の違いだったり、ご飯の味だったり、原因やこだわりって超小さいこと。
そこを自分基準で考えて「旦那の畳み方がイケてない」とか「うちの嫁は味噌汁がまずい」とか簡単に言ってしまう。
文化の違いが原因の場合も多いのに。
「多様性」って社会的にも流行っているし、流行りものなぶん、使うとカッコイイ感じがするステキ言葉です。
でもこういう便利でカッコよさげな言葉は、実際に体現していこうとしても、個人レベルまではなかなか落ちてこない言葉だったりもします。
「多様性」という表現だと、どうしても「多様性を享受する」側の立場にばかり目がいってしまい、自分たち一人一人も「多様性を作る」側であることに意識が向きにくくなる気がしちゃうんですよね。
でも多様性ある文化は、結局一人一人の考え方や行動で作り上げていくもの。
多様性を享受したいなら、自分も同じレベルで他者の多様性を受け止める必要があります。
「多様性」を個人レベルの行動に落とし込むとき、シンプルで分かりやすい言葉になおすとしたら、「おおらかでいる」っていうのが個人的にしっくりきました。
もちろん、この言葉で「多様性」の全てが体現できるわけではないのですが、スタートラインとして、まずは「おおらかであろうとする」ことは結構マッチしてるような気がします。どうだろう。
自分のモノサシは使わず、
「この人はこういう考えなんだな〜。どうしてこういう考えになったのかな〜。知りたいな〜」
と思うところからスタートするのがいいのかなと。
さらに、もっとシンプルに行動や言動に落とし込むなら、話を聞いたあとの相槌を「なるほど〜」に変えてみるのも有効なのかなと。
相槌って人によって違うんですけど、聞いてて、ちょっとな。。と思う相槌は
「でも」
「だって」
「逆に」
相手の話を聞いたあとの第一声がこれらって、受け止める気持ちゼロ感があふれ出てるんですよね。。。
いたなぁ〜前の会社にも。。。
この「なるほど〜」を教えてくれたのは私の親友です。
「最初に『なるほど〜』と言っとけば、たとえ相手の話に自分が賛同しきれてなくても、『まずは聞いたよ』ということが相手に伝わる。相手は『受け止めてもらえた』と思うとそこでまずはちょっと満足するから。」
と教えてくれました。
そこから相槌の「うん」をやめて「なるほど〜」を使うようになったんです���、言葉が変わると自分のスタンスも変わるもんで、気持ちの面でも、受け止めスキルが以前より上がったような気がします。
ちなみに補足すると、この相槌は言い方も結構大事で、「なるほど」とキッチリ言っちゃいますと、ちょっと上から目線の「理解してやったぞ」感がでて、逆効果になるパターンもあります。
使う際はあくまでソフトに「なるほど〜」とほんのりとソフトに使うことをお勧めします。
そんなこんなで、これを読んでから「多様性」について、徒然と考える日々です。
読書は脳みそにいろんな刺激をくれていいですね!
今年は年始に読書100冊という目標を立ててみたので、頑張ります。
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一回極端までふれないとワークライフバランスって是正されないものなのだろうか… とにかくほとんどが正論であって、広まって欲しいと願うのみです…
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著者自らの無茶な働き方から失敗した人事制度など黒歴史も包み隠さずオープンにして現在の人事制度をどのように作り育ててきたか熱い思いで語る好著です。
ダイバーシティとは女性社員を幹部にしたり、外国人の社員を迎え入れることでは無く、一人ひとりの個性を認めることだ、そして、その個性に対して様々な働き方があるので、それぞれに人事制度が必要との言説には、会社というものに持つ自分の既成概念を揺さぶられました。
ジャック・アタリは著書である「21世紀の歴史」で、21世紀の企業として劇団型企業とサーカス型企業を挙げている、前者は都度キャスティングが変わるように、臨時社員の集合であり、後者は人気のある演者を集めるために福利厚生など待遇をよくする。この意味ではサイボウズは明らかに後者であるサーカス型企業に向かっていると言えるのではないだろうか。
2016.1.18には著者の青野さんのご講演を拝聴する予定ですが、増々楽しみになって来ました♪
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青野さんがとことん自社の組織、人のあり方を考えていることが伝わってくる。こういうトップがいる会社で働きたい。
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強いビジョンをもった企業は強い、ということを改めて教えてくれる。「会社は変化しなくてはならない」というのなら、リーダー自ら変化にチャレンジしなくてはいけない、という言葉が一番響いた。これだけ勇気のある経営者が、果たしてどのくらいるか。社長が率先して育休、時短勤務をしたら、どんなにか働きやすい会社だろう。
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迫力があった。挫折を経験しての脱皮、走りながらもまだまだ悩んで試行錯誤している流れが共感できるために、内容も腹落ちする。自分には「覚悟」が足りないな。
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失敗した時の踏ん張りと会社が潰れなかった幸運。
サイボウズのサービスを見てみたくなったので、会社の広告としてもよくできている。
チームワークのプラスマイナスを自分なりに考えるいい機会になった。
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一人一人の多様性を受け入れることで働きやすい環境を整えた。合理的でシンプルだ。自分の会社において考えると、課題が浮き彫りになってくる。よい会社に共通するのはビジョンが明確で社員全員と共有できていること。
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「人間は理想に向かって行動する」
転職も愚痴も自らの理想を追いかけるが故であり、理想があるから人はそれに近づくために努力をする。
青野社長のグループウェアに対する愛を感じる文章。
自分たちが使うために作ったモノを人に提供するような事業だと、ユーザーには自分も含まれるからこだわれるんだなぁ。
事実と解釈に区切りをつける。
成功と失敗を定義する。
など意識的に考えなければいけないことを教えてもらった気がする
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今後のダイバーシティ化の流れを考えるのに参考になる。
Allianceっていう本に近い考えも入っていた。