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戦争のとらえ方がおおちがい
2018/05/31 20:01
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐高信と早野透の対談集『丸山真男と田中角栄』を読みました。
副題は「「戦後民主主義」の逆襲」。
1945年生まれの二人が、戦後の民主主義を振り返っています。
戦争を振り返るとき、戦争に負けたことを反省する岸信介的な流れと、戦争したこと自体を反省する田中角栄的な流れがある、というのは、いまの自民党の人々を見ていてもわかりますね。
同じ党にいても戦争のとらえ方がおおちがいです。
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早野透『田中角栄』(中公新書)の裏話を,丸山眞男を引き合いに出しつつ論じるという。佐高信が丸山に親しんでいた事実を知って,個人的にびっくり。
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軍人は官僚の最たるもの、軍人は部隊の一人ひとりの命まで思考が及ばない。作戦全体を遂行する要素でしかない。しかし角栄は一人ひとりの一にまで思考が及ぶところにいた。
思想的に一番丸山に近い保守政治家は後藤田さんだった。
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小千谷 塩谷地区
60戸の孤立集落
自分たちで作った手作りのトンネル
角栄は12億円かけてトンネルを造った
創価学会
初代会長 牧口常三郎 柏崎荒浜の生まれ政治家田中角栄
早坂茂、平野貞夫
金には生き金と死に金がある 創業者たちは無駄に見える金を使うけど、それは生き金なんです。どころが二代目や三代目はケチで、金を使わなくなる。死に金を溜め込む。大局的な損得勘定ができなくなる
早坂茂 オヤジの遺言
早野透 田中角栄と戦後の精神 朝日文庫
劇場型デモクラシーの超克
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一見、何じゃこりゃというタイトル。しかし、「戦後民主主義」の上半身は丸山眞男が、下半身は田中角栄が体現していた、そのことは「戦後」を一括りに葬り去ろうとする安倍晋三らの動きによって、より明瞭になってきている、という指摘は、なるほどそういう見方もありえるのかと思った。
ただ、丸山・角栄の衣鉢を継ぐ者が、小田実はともかく、辻元清美とかって話になると、「戦後民主主義」の今後もなかなか寒々しい。
それに丸山・角栄と、安倍・小泉純一郎・岸信介との違いは、軍隊で二等兵になって殴られた経験があるかどうかだという話が安易に強調され過ぎている。分かりやすい対比ではあるのだが、一歩間違えば「軍隊で殴られていない奴は、軍隊の真実を知らないからダメだ」ということになりはしないか?
それでは、せっかく丸山・角栄を持ち出しても、新たなる軍隊経験を国民に強いようとしている安倍らの動きを封じるのは難しいだろう。
いろいろ考えさせられる一冊であった。
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【由来】
・図書館の新書アラート?
【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】