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異類婚姻譚 みんなのレビュー

    一般書 154(2015下半期)芥川賞 受賞作品

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    みんなのレビュー256件

    みんなの評価3.2

    評価内訳

    245 件中 1 件~ 15 件を表示

    紙の本

    芥川賞受賞作

    2016/12/20 16:36

    0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る

    芥川賞受賞作。さすがに表題作の「異類婚姻譚」は面白かった。確かに夫婦って似てくるよなあ。野村克也夫妻なんてそっくりだもんなあ。
    GRANTAで一度読んでいた「犬たち」もまずまずだったが、「トモ子のバウムクーヘン」と「藁の夫」はイマイチでしたね。

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    紙の本

    「個」のあいまいさ

    2016/03/05 23:45

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

    最近話題になったので読んでみました。中篇集です。

    「異類婚姻譚」は互いが同化していく夫婦の話。社会の中で自分らしさを保つことを止めると、まぁそうなっていくよなーって素直に同感しました。今回収録されている4作の中で、一番分かりやすくて面白かったです。

    続いて、静かな世界で大勢の白い犬と生活する人を描いた「犬たち」、異形の夫と結婚した「藁の夫」など、段々「個」があいまいになっていく作品が多かったです。

    どれも着眼点はユニークで面白いのですが、その語り口がかなりゆったりしているので、もう少し物語のテンポが良ければ話に入り込めそうな気がしました。

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    電子書籍

    実にシュールな世界観

    2016/03/04 09:35

    0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

    本谷有希子著「異類婚姻譚」(講談社)は2015年度の芥川賞受賞作品、ということで読んでみました。

    この本には「異類婚姻譚」の他、「犬たち」、「トモ子のバームクーヘン」、「藁の夫」の4編が収録されています。

    【異類婚姻譚】

    主人公サンちゃん(専業主婦)が結婚生活や近所づきあい、弟との関係などの日常生活を淡々と語るのですが、夫が人の形をだんだん取らなくなって人間以外に見えたり、自分が夫に食べられるかのように感じたり、認識の仕方が実にシュールです。主人公始め全ての登場人物の名前がフルネームではなく、カタカナ表記の名だけなのも、主人公の認識する世界の現実感の無さを強めているように思います。サンちゃん本人もだんだん夫と同化していくように人ではなくなっていく感じがして、結婚生活になんとなく危機感を抱いています。こんなふうにしか夫婦関係を捉えられないなんて気の毒に思えてきます。自分も夫も人間として認知できないなんて、何かの精神疾患患者の世界観なのでは、と思わずにはいられない程違和感があり、個人的に全然共感できません。まるでダリのぐにゃりと歪んだ時計のあるシュールな世界を見せられたような気分です。

    【犬たち】

    知り合いが祖父から相続したという山小屋にこもって黙々と仕事をする人嫌いな主人公。山小屋には何十匹もの真っ白な犬が出入りしていて、「私」はこの犬たちと一緒に散歩したりするのを日課としています。この犬たちはエサは要求しない。

    山小屋の生活に必要なものは麓の街まで車で下りて調達するのですが、なぜかこの街には犬が一匹もいない。街の警官は「犬を見かけたら知らせるように」と言う。理由は「人が行方不明になっている」。因果関係は不明。取りあえず、「私」は真っ白な犬たちのことは黙っておき、そのまま山小屋での生活を送り、そして誰もいなくなった、という奇妙な話。SFのようなファンタジーのような。なんとなく腑に落ちない読後感は、その昔に読んだ筒井康隆のショートショートに通じるものがあるように思います。

    【トモ子のバームクーヘン】

    主人公トモ子は専業主婦で、夫、子供二人と猫一匹と暮らしています。彼女も現実認識にズレがあります。思い出の写真が他人事のように思えたり、夫や子供や飼い猫が急に別の生き物と入れ替わってしまったように思えたり。日常的な非日常さ加減は「異類婚姻譚」の世界観と共通しているように思います。ただ、こちらはダリというよりムンクの叫びのようなイメージに近いような気がします。

    【藁の夫】

    主人公トモ子と藁でできた夫との生活が描かれています。この「藁」が何の暗喩なのか分かりません。買って1か月しか経ってない夫のBMWをトモ子が不注意で傷つけてしまったことで夫が不機嫌をあらわに文句を言い、それに呼応するように藁の隙間から小さな楽器がばらばらとこぼれ出して来る、という描写が想像すると妙におかしくて、面白いと思いました。

    「彼の外に出てしまった楽器と、この残ったかすかすの藁の、どちらが自分の夫なんだろう。」と疑問に思うトモ子さん。「気づくと、太陽の下に干したタオルのように愛おしかった彼の匂いが、家畜に出される飼料の臭いに変わっていた。」と、急に夫が嫌になってしまったようです。それで「藁に火をつけたらどうなるか」と想像してしまうあたり、随分嫌悪感を抱いてしまったようです。

    それにしても、なぜ「藁」?

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    紙の本

    ぞくっとする

    2016/02/09 15:55

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:D - この投稿者のレビュー一覧を見る

    4話の短編集で、表題の異類婚姻譚が154回年芥川賞受賞作品の1つ
    (本谷さんはノミネート4回目で芥川賞受賞) 。

    家族といえども、本当は他人同士で成り立っている夫婦のあり方の一つを描いた作品 。
    本文中にある「自分だけ、俺に食べさせてると思ったんでしょ」がぞくっときました。
    自分だけが相手に合せているんだと思いがちですが、実は相手にやってもらっていることは見えない。やってあげたことばかりが心の中に塵のようにたまっていく。
    しかし、あんな旦那ならば別れた方がいいのに別れられない依存度というのも怖いですね。。。
    他の3篇も楽しく読めます

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    電子書籍

    ゾクッとする話。

    2016/01/27 01:33

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:栗山 - この投稿者のレビュー一覧を見る

    「ある日、自分の顔が旦那の顔にそっくりになっていることに気付いた」
    この最初の文章にすべての内容が含まれている。どんな内容なのか気になって購入。何も知らずに読み始めたが、内容はとにかく旦那の顔が気持ち悪かった。ホラー小説かと思うほど不気味でゾクッとする。正直に言って、結末がどういう意味なのかよく分からない。ただ、余韻が残る怖い話だった。
     ちなみに、この本には表題作以外にも三つの短編が入っている。

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    2016/02/10 13:33

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    2015/12/29 14:15

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    2016/11/24 12:21

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    2016/05/26 15:57

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    2019/11/13 16:23

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    2016/01/23 01:20

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    2016/02/09 12:10

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    2016/02/17 22:13

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    2016/01/27 20:55

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    2017/04/23 10:18

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