紙の本
明治初期の長崎から広い世界へ
2019/02/15 20:54
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投稿者:ポンちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
パリ万博直前の明治時代の日本とパリを舞台に繰り広げられる人間模様。
決して派手な物語ではないが、主人公美世の視点に立って新しいことに出会う喜びが思い出されたらもうこの作者のとりこかもしれない。
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
道具屋に務めることになった美世。
いろいろな道具が出てきておもしろいです。
昔の道具のあれこれとかが語られていてこういうの好きな人は好きですよね。
電子書籍
おもしろい
2024/05/13 00:03
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投稿者:ももも - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子版191ページ。表紙と冒頭の美世の能力の話からファンタジー色が強いのかと思ったんですが、今の所そんなことはなく、明治の日本と世界のレトロな文化が魅力的に描かれていました。話の間に入るこぼれ話からも著者が好きなものを詰め込んだ作品だということがわかり今後にも期待しています。
電子書籍
明治ロマンに思いを馳せる。
2020/10/30 10:48
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投稿者:亜綺羅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
開国から10年が経った明治期の長崎を舞台に、外の世界に興味を持った10代の少女が、渡来品を通して未知の世界の広さと異なる文化圏に思いを馳せる。
和洋折衷というより闇鍋じみた当時の風俗が伝わってくる。
モノに触れるとそのモノの持ち主の思いが伝わってくる(サイコメトリー?)神通力?持つ少女・美世。
文字が読めない(まだ義務教育とかなかったから)、奉公先を探している女性というのも、時代背景がきちんと考察されている。女性に勉学をさせない男衆とか……
美世は持ち前の観察眼の鋭さ(神通力はその延長か?)と裁縫技術でオートクチュールの服を仕立て直したり…!何とできる女性なのか!
描かれたアイテムのエピソードが欄外や巻末に書いてあって、読み物としても面白い。
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1878年の長崎を舞台に道具屋とそこへ勤める少女とのものがたり。ものに宿る何か、に愛しさを覚える。ものを愛する人間を愛しく感じる稀有な作品。
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もっさり髪の自信なさげなヒロインが可愛い(とか思う自分ゲスいな~と思うが)。コマゴマした描写が楽しい明治浪漫。コマとかページの構成が微妙に引っかかるけど、こういう絵は好きです。サイコメトリーに似た能力を持った女の子が輸入雑貨店(?)で働くみたいなよくある設定だし、これから物語でどう見せてくれるかなーというのが楽しみ。
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明治時代の浪漫がつまりまくっている。それは現代が明治にたいして感じる浪漫、明治の日本が世界に抱いた浪漫。ノスタルジーに浸り切るだけでなく、現代人として現代にも浪漫を見いださないといけない、と思わされる。
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パリ万博直前の明治時代の日本とパリを舞台に繰り広げられる人間模様。決して派手な物語ではないが、主人公美世の視点に立って新しいことに出会う喜びが思い出されたらもうこの作者のとりこかもしれない。
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コミック乱で 見てたけど「ああ、さよけ」で見逃してた。
作中にちょろちょろする『不思議の国のアリス』とか、「贋金作りで儲けている」と称するをっさん方とか、けっこういい感じ。
若干「当時日本へこれが来てたと言い張る」かっこいい大嘘が混じる。その辺のアレがかっこいいのだが。
別に当時の日本を殊更に卑下するとか、はまぁ見られない。
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明治10年頃の長崎、ミシンやフォノグラフ、マジックランタンなど海外からの文物に関連づけたエピソードが綴られる。主人公の女性はパリ万博帰りの店主の骨董品店で働くことになる。物に触れるとその過去や未来を見ることが出来る力が時々使われる。実に上質な漫画を読んだ印象を受けた。面白い!
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ダヴィンチ・プラチナ本から。試しに1巻だけ読んでみたけど、これはなかなか面白い。主人公の持つ、触れたものの未来や過去が見える能力がキモになるのかと思いきや、それはほんの味付け程度。専ら文明開化の興奮を伝えることに主眼が置かれていて、そしてそれはあらかた成功している。着眼点がまず面白いし、当時の状況喚起力も素敵。読み続けたくなる作品。
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日本を見つめ直すというのも もちろんあるし、美代が成長していくのを見ていると自分はなんてちっぽけで可能性に満ち満ちているのかと気付かされる。
新しい世界に踏み込むことは勇気がいるし、その凄さは当人にしか分からない大変さであるということが分かった。
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久しぶりに、ストーリーを追うだけではなく、細部をしっかりと眺めながらゆっくり読める漫画に出会いました。
本棚のいつでも手に取れるところにおいて何度も読み返したい。
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明治時代の長崎に暮らす、触れた物の過去と未来を視る少女・美世。そんな彼女が奉公先の輸入雑貨店で出会ったのは、瓶底メガネの店主と髭面の店員、そして見たことのない海外の優れた商品や文化。こういうレトロ溢れる世界観は大好きです
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シーボルトの娘さんの話しが思いだされました。
明治アンティーク浪漫、画力があるから出来た本なんですね。
たまたま爆買いした一冊が、この本で良かった。