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偽アメリカ人とインチキブロガー
2022/01/31 15:16
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
青い目に憧れるヒロインの絵里と、無職妖精さん・影山の組み合わせに笑わされます。枯渇寸前の温泉で、すべてをさらけ出すシーンが良かったです。
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温泉?妖精?
強烈キャラが生まれて、好きに遊ばせてたら出来ました。という感じ。
ラストのシーンは記憶に残る。
でも、この妖精…。妖精?
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どうして読みたいと思ったのか忘れてしまった本。図書館で予約して、ようやく順番がまわってきた。
どの登場人物も食い足りない感満載。そういう意味では欲求不満に陥る。簡単に読めて、印象に残らない本。でもすばる賞。
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容姿に劣等感を持つ絵里は整形をしながら温泉巡りをしている。
ゲルググのブログに何度も登場する旅館を訪れた時、そこで出会った人たちによって少しずつ変わっていく…
最近読んだ駄文小説の何倍も上手く読みやすい
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楽しみのはずの温泉が温泉でもないパッとしないつぶれかけの旅館で、そこでのもう一人の犬にしか興味のない中年のオタク影と出会う。ケンカ腰の会話で、整形したりして外人ぽく振る舞う絵里のコンプレックスで小さくなっていた心が解放されていく。おっさんの妖精なのが、しみじみおかしい。
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第39回すばる文学賞受賞作品。
面白そうな突飛な要素をこれでもか、というほど詰め込んだ印象。こんなに面白要素に溢れているのだから、短編で終わらせるのは勿体ない。
それにしても、タイトルで勝手にふんわりしたファンタジー作品だと思っていたので「温泉妖精」が何かを知ってしまった瞬間思わず笑ってしまった。でもこれ、私や若い世代は「妖精」「魔法使い」のネタに馴染んでいるからすぐ理解できるけど、上の世代の人は???って感じなんじゃなかろうか。
絵里と影は良い関係に見えるけど、決して恋愛に発展はしないだろうな。絵里が影に緊張しないでいられるのは、相手が「妖精」だから。その心情が違和感なくすんなり受け入れられた。
ただ影の人物像、ネットのこじらせ「妖精」のステレオタイプそのまんまで、作られたキャラクターという感じを拭えなかった。もう少し生きて呼吸している人間としてのリアルさが出ていればよかった。
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第39回すばる文学賞。乱暴に言えば温泉先で出会った現代の若者(と言ってもアラサーとアラフォー?)が心の隙間をどう埋めるかって話なんだけど、別に心温まる訳でもないしハッピーエンドでもない。でもそれは現代ならではの他人との距離感をそのまま描き出していて妙にしっくりとくる。皆と仲良くなりたいわけでもないし好い人になりたいわけでもない。わかってくれなくて結構と言いつつもどこかで認められる瞬間を待っている。現実も斜に構えて思春期のような大人たちが増えたよね。
2作目も読みたいです。
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表紙とタイトルにつられて借りたけど。
確かに温泉は出てきます。でも本物じゃない。
いろんな意味で自分をごまかしてる登場人物たちの話かな。
でも意外と面白かった。
何か得るわけじゃないけど、ごまかしてても正直な人たちなのかなって思えるし。
男の人の場合妖精だったら、女性もそうなのかな?