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自分まだマトモや。
そう思わせてもらった1冊です。
自意識過剰もここまでいくと笑えます。
コンプレックスもちすぎも、なさすぎもよろしくないです。
ほどほどに自分を好きで嫌いなくらいでいたいです。
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サトエリで映画にもなっている。
んー、読みづらい文章で、なかなかストーリーが入ってこなかった。
内容的には悪くないと思うんだけど、残念。
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自分に絶対的な自信を持つ姉と、そんなまったく演技力がないのに女優志望な姉を面白く思う妹。
本谷さんの痛快な文章が楽しく、近親相姦部分も軽く読めてしまいます。
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登場人物が全員、壊れています。
その極端さは、演劇的です。
「劇作家が書いた小説だから」と、短絡的な結論を導き出すつもりはありませんが、どうしても舞台を見ているように映像をイメージしながら読むことになってしまいました。
内容は、下手なホラー作品より怖いかもしれません。
人の本音の部分を描いていますから・・・。
結局、一番怖いのは、人間の本性に触れたときなのかもしれません。
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田舎の家庭を舞台にしたシュールなコントって佇まい。どいつもこいつもどこか壊れてて面白いし、予想外のオチもあってそれなりに楽しめた。気楽に読むのにちょうどいい質と量。
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あとがきに書かれたことと逆のことを思った。
やはり舞台の上で輝く作品なんではないか。
現代人(特に女子)の真理をがつんとついているとは思うけど。
そして愛しい登場人物たち。
うーん、やっぱ舞台で見たい。
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あたしは絶対、人とは違う。特別な人間なのだ」―。女優になるために上京していた姉・澄伽が、両親の訃報を受けて故郷に戻ってきた。その日から澄伽による、妹・清深への復讐が始まる。高校時代、妹から受けた屈辱を晴らすために…。小説と演劇、二つの世界で活躍する著者が放つ、魂を震わす物語。
と説明には書いている。あと少しで崩壊する家族が、きっちりと完全に崩壊する姿を描く物語といいましょうか。すごい衝撃的な内容であった。話の展開がすさまじいです。
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映画のほうがすきですが、やっぱりおもしろい。こわい。もうえげつないくらいの自意識過剰っぷり。家族のゆがみっぷりが笑えます。
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本当は、『生きてるだけで、愛。』が読みたかったんだけど
本屋になかったので、仕方なくこっちを手にとってみた。
一言で言うと、圧倒された。
この登場人物達に、この状況に、この小説を書いた本谷有希子に。
人間のエネルギーってもっと、健全に使われることが多いと思っていた。
私の想像力は、この世界に及ばなかった。
要約読んじゃうとなんとなく澄伽が主人公のように思ってしまいがち。
実際は、彼女を中心としてそれぞれの人が人間としてぎりぎりのラインまで
悩みもがき苦しみ生き延びようとする様が描かれている。
解説ではこの小説を、戦後の絶望感だと表している。
人間にできた穴を埋めるために、人は必死になる。
それは時に滑稽に見える。
滑稽だけど、周囲は何かを感じざるを得ない。
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以前から大好きな劇作家。
岸田国士戯曲賞を受賞したというニュースを見て再読。
人間の醜い、でも誰もが持ち合わせている部分を
ユーモアたっぷりに書くので、気分が悪いけど面白いです。
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「わざわざ目の前で見せつけておいて我慢しろなんて生殺しだよ!お姉ちゃんは、自分のおもしろさを全然分かってない!」
これは名パンチライン。(その2)
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いやー好きになれない人オンパレードでしたねぇ。
そういう点では
桐野夏生に近いかも。
でもお話は面白かったよ。
なんとなくオチは見えてた気もするけど。
タイトルはステキ。
ものすごく好き。
映画をまだ見てないから
早く見たいなー。
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映画を観てから原作を読みました。
自意識過剰な姉と、その姉を面白の対象としてとらえる妹。
単純に楽しめたけど、よく考えるとなかなか深い作品の気もします。
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「私は唯一無二の存在である。」
登場人物がそんな思いを掲げて生きている物語だった。
純粋に生きている登場人物だとしても、「私はこんな不幸をせおって生きている」という自意識を語らずにはいられない状況をかもし出している。
「私が埋もれているのは、誰も私の才能を分かってくれないから」と自分に異常なまでの自信を持つ姉、澄伽、その姉に怯える妹、清深。
その二人を何とか幸せにしようとする兄、宍道。
生まれながらにして孤独だった、宍道の妻、待子。
10年前に家族を襲った事件。
両親の死によって、安定してきたものが崩れ始める。
4人の絡み合う自意識が気持ち悪い
でも心地よい。
最後のシーンは、ある意味予想できた。
しかし、個性的過ぎるキャラクターによって、ありきたりの結末も面白く感じる。
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【実力が出せないんじゃなくて、お姉ちゃんに出す実力がもともとないだけなんだよ。】
なかなかおもしろい。
ちょっと映画を見たくなった