紙の本
運命の王女をさがして
2016/02/18 07:13
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投稿者:rinren - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近ジョアンナ・リンジーの出版が相次いで、うれしい限りです。
貧しい酒場の娘が実は王女様というおとぎ話が、中々めでたしめでたしにはいきません。
実際的なヒロインがそんなホラ話を信じず、悪魔のようなヒーローも頑なにヒロインを娼婦と思い込んでいるので、お互い大変なぶつかり合いになります。
二人のやりあいに、とにかく目が離せません。
ヨーロッパの王国のお姫様がアメリカの僻地、しかも逆境で育つとこうなるか、とものすごく納得です。
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ステファンとターニャ
ツッコミどころも多いし全体的に冗長だけどサクサク読み飛ばしても楽しめる。
ターニャのガッツに乾杯。
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前半はとってもよかった!
王女だという事実を知らず、奴隷のようにこき使われても前向きに頑張るヒロイン:ターニャは応援したくなるし、わざと醜い容姿に見せかけているのがバレてしまうまでは、早くバレないかなとワクワクしちゃう。
ヒーロー:ステファンにお尻を叩かれてまんざらでもない場面なんかも、ニヤニヤしちゃうんだけど…
まだくっつかないのか!と突っ込みを入れたくなる展開の遅さはちょっとだれてしまった。
あと、顔に傷を負っていることでコンプレックスをかかえたヒーローは、不甲斐なさすぎかな…せっかく純潔設定なのに、怒りと酔いにまかせて奪ったのに気づかないっていうのはやっぱり残念。
でも設定はときめく内容だし、必至なターニャは可愛いので、全体としてはまあまあ、かな。
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カルティニア王国という架空の小国が舞台のシリーズ物の一作目。
アメリカのミシシッピーまで迎えに来た男たちに、訳も分からず連れて行かれることになったヒロインが、彼らを翻弄しながら王子を愛するまでになる珍道中ロマです。山猫並みに警戒心と逃走能力が優れたヒロインと、自分の顔の傷から容姿の美しい女性に対してからきしダメなヒーローの組み合わせ。
薄幸のヒロインが王女になる切なくしっとりしたシンデレラロマンスをイメージするとかなり違うのでご注意。前半は何度も脱走を謀るヒロインの意地と根性がコメディーに近い。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5230.html
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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
両親を知らぬまま、幼くして酒場の夫婦に引き取られたターニャは、毎日のように杖で打たれてこき使われてきた。20歳になった今では身を守るため、美しい顔立ちに老けた化粧を施して店に出ているが、ある日、立派な身なりの紳士たちが現れて思いがけないことを告げる。自分たちは東欧の小国から来た国王と護衛で、ターニャこそ行方知れずの王女―そして、王の許嫁に違いないと。もちろんターニャには信じられない話。しかもその中の一人、顔に傷のある悪魔のような魅力の男はゆうべ、ターニャを娼婦と間違えて買おうとしたのだ!
完璧なシンデレラストーリー。
ハッピーエンドとわかっているから安心して読めるという最たるジャンルなのでどうまとめるのか?が一番の関心ごとになってました。
ステファンの挙動より、サンダー王って実はまぬけ?とか疑って読みましたが、そんな裏もなく。
でもハンサムな4人の男性集団の挙動は楽しく読みました。
Once a Princess by Johanna Lindsey
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酒場で働くヒロインは実は赤ん坊の頃に国外へ逃された王女で、尚且王様であるヒーローとの結婚が決まっていると言われ…。
自立心の強いヒロインはこのシンデレラストーリーを簡単には信じずに、中盤まで逃げる→捕まるの繰り返し。
若干飽きてきたところにヒーローの愛人が出てきて面白くなってきた。
気骨のあるヒロインは好きだったけど、ヒーローがダメダメ。
ただそのダメさもわりと楽しめた。
ヒロインのことをずっと非処女だと思ってるのはまだわかるけど、一夜を共にしたのに気付かなくて笑える。
ただこんな王様のいる国は嫌かも(笑)