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若い頃は 母の理不尽を感じながら気付かぬ振りをしていたけれど、年齢を重ね自分も母になってから、子供達には自分がされて来た事をしない様に 無意識に意識していたことを最近になって認識したようです。多分 後数年以内には亡くなるであろう母が生きている間に この本を読まなくては、と強く思った。読みながら、自分でも不思議な自分が こう言う事で作られてたのかと腑に落ちることが多々。ただ、きちんと母を母と言う病について向かい合わせるには、母は歳を取りすぎている。 そして、これもこの病の症状らしいが、今更苦しめても仕方ないから、諦めて何も言わず[いい子]を演じたまま 今世での関係を終わらせるのだろうなぁとおもっている。 母がもう少し若くて元気でも、きっと向かい合えなかっただろうけど…
でも、読んでよかった。
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母と子の関係が、子どもの人生において大きな影響を及ぼすという内容。どちらかというと、悩める子どもへ向けた情報が多いので、悩める母の私にとっての収穫は薄かったものの、母として自覚しとかないといけないと思うことはありました。
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岡田尊司の著書には、独特の父親のような雰囲気がある。どっしりと落ち着き、ポイントをゆっくり、何度も優しく語りかけるような。事例が挿話風で、引用が歴史上の人物だからだろうか。兎に角、分かりやすく、しかも、読者に正しい倫理観で語りかけてくる。だから、彼の著書を面白いと思う。反面、刺激に乏しく、展開が遅いと感じる。
母親と子供の愛着プロセス。幼少期に愛着が育まれず、オシキトシンの働きが弱くなれば、不安が強く、対人関係に支障が出る。しかし、一方で感情の昇華を見せ、芸術家になるような人物もいる。精神障害の由縁の大部分は、母親との関係性に由来する。これを、母という病と名付けた。
どういう形であれ、傷ついた思いを言葉にして語り尽くすという作業が、不可欠だ。最初のうちは、吐き出したバケツの水も、汚れで真っ黒になるだろう。しかし、それを何度も何度も繰り返しているうちに、どんな強い汚れも、次第に薄まっていく。
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子どもに対する母親の影響力の強さゆえ、気付かぬうちに子どもの心がゆがめられることも。
気持ちが重たくなりました。
読んでいて自分もあてはまるぞと思う部分が多々あり、少し焦りました ^^
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2014.8.4ー56
全てが母親に通じる訳でもないと思うけれども、まぁ間違いなく増えてはいるんだろうな。
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幼い頃、母親から十分に愛着を受けていないと
大人になってからも悪影響がある…ということが
たくさんの事例と共に書かれている。
切ない。なんだか読んだ後もすっきりしなかった。
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母子関係はかくも子供の人格形成、人生に影響を与えるものかと改めて知らされる。母親の代わりは絶対どこにも無い中、働きながらの子育てをどう考えるべきなのかなと、特に予定もないけど考えてみる。
後半は母子関係を軸に広くコミュニケーションについて参考になる説明も多い。手帳に書きとめたので、たまに振り返って自分の生活を見直したい。
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同じ著者の「父という病」も合わせて読んでもらいたいと思います。これだけ読むと子供の心の病いは乳児期に母親が働いていたせいだと受け取れかねないなぁと思いました。もちろん働いていなくてもネグレクトする親もいるのですが。
自分に当てはまるところもあるのですが、母の方がより当てはまる気がしました。戦争で親元を離れた時期があったからだと思います。
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子どもを授かるということに対して強く不安を感じた。35歳の私は、もしこの5年で子どもを授かったとしても40歳だ。子どもとの間に愛着を育てることはできるだろうか。私はどうだったろうか。親との愛着は。深く悩む。
もう結婚なんてしない方がよいのではないかとさえ思ってしまう。どうだろう。子どもを授かり育て次につなげると同じくらいこれからの社会に対して貢献できることはあるだろうか。それを模索した方が、残された時間(大げさ)の配分を考えると良いのではないかと考えてしまう。
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本屋さんで話題の本として取り上げられてたので読んでみる。
母と子のどちらにとっても、その関係に問題を抱えてると感じてる人には、何らかの救いになりえる本だと思う。
現代は母親にとって、本当に色々とツラい時代だと思うし、その悪影響が子どもに向いてしまっている部分があることを認識させられる。
ただ、同じ事を何度も繰り返していて、少し読みづらい印象でした。
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少し前話題になってた新書。けっこう前に買ってたけど手をつけないまま数ヶ月置いてて、いろんな意味で落ち着いたのでようやく読みました。
母親との関係に苦しむ人たちの実例(虐待、ネグレクト、離婚、支配、兄弟・姉妹との愛情の格差etc)と、それによって出た症状や影響(精神的な病、薬物中毒、恋愛における過剰な偏りetc)を紹介するとともに、そういう苦しみから脱け出していく過程、考え方の変換の仕方などが書かれている本。
読むのけっこう辛かったけど、読んでよかったと思った。
自分の親はやや偏ってるけれど、十分幸せな環境に育ってきたんだな、と思えた。
深すぎる感想は他の某所に書いたのでこの辺でやめておきます。笑
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母親と子供の愛着形成がいかに大事か、それはよく分かった。また、自分自身、過保護・過干渉な母親に育てられ、今の自分があることも納得というか理解できた。今後の自分と娘の関わり方についても考えさせられた。ただ、正直、こんなにも母親との愛着形成が強調されると母親という役割の荷があまりに重すぎるし、本当にそればかりなのか、と思ってしまう。(こんな考えでは母親失格なのだろうか)
「父という病」も読んでみたいと思う。
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うつや精神疾患、問題行動等の原因を、「母親との関係」という視点から論じた本。すべてが母親との関係に原因があるような書きっぷりが若干目につくが、ある意味では真理の部分もあると思う。ADHDの気がある娘の子育てにも参考にさせてもらいたい。ただ、内容として同じようなことをずっと論じているので、ややくどい印象があることや、父親について全く触れられていないことが残念。
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自分がこれまで苦しんでいた理由がまさに本書に記されていた。
母という病に知らず知らずのうちに侵され、ダメな自分は生きる価値がないと嘆き、悩み、ひたすら自分を責め続けた。
この本に出会うことができて本当によかった。
少しずつでもいいので、自立して自分を確立させていきたいと思う。
著者の岡田さん、ありがとうございます。
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心に闇を抱えた人間の、色んなケースを紹介していってる。
まだ最初の2章くらいを読み始めたばかりだけど、「なんでもかんでも母親のせいにされちゃあさ」と、少し腑に落ちない気分になった。
とりあえず読み進めていく。