投稿元:
レビューを見る
タンダによく似た男の子を知っている。
このシリーズを読んでいると、
いつも彼を思い出します。
タンダが活躍すると、
彼が活躍しているような気持ちになってね。
なんだか嬉しいんです。
これからも彼の活躍を楽しみにしてる。
それだけじゃなくて…
この「神の守り人」は勇気の物語だった。
アスラの勇気がとくに、
私にも勇気をあたえてくれました。
投稿元:
レビューを見る
ハードカバーで読了済でしたが、ポッシュ版のこの巻には
CLAMPいがらし先生の解説が掲載されているので。
投稿元:
レビューを見る
上下巻の下巻です。
相変わらず深いです。児童書と呼んで良いのだろうか?
本作を読んだ子供たちがどういう風に感じるのか
一度、聞いてみたいような気もします。
守り人シリーズを読んでて毎回思うのだけど、
食べ物が超おいしそうに感じる。
何か匂ってくる感じ。
投稿元:
レビューを見る
2013.1.13読了。
ひょんなことからその身に異国の破壊の女神をとりつかせることが出来る少女を巡り、日かげで生きてきた一族を復興させようとするもの、その力で分裂しそうな国をまとめようと目論むもの、依り代を殺そうとするもの達が入り混じり、バルサとタンダは幼い兄弟を助けようとするが…という話。
投稿元:
レビューを見る
今までで1番、絶望感があるというか、どうしようもない感じがして、少し苦しかった。無垢なアスラに巣食うものが強大過ぎて。ラストもちょっと悲しい。今までのような、読後感すっきり!がなくて、それはそれでいいんだろうけど、この物語はすっきり終わって欲しかったなぁ。
投稿元:
レビューを見る
11月-6。4.0点。
ロタへ戻るアスラ。シハナの恐ろしい計画。
神は舞い降りるのか。
非常に面白い。バルサ、タンダ大活躍。
幼い兄妹の絆も、感動。
投稿元:
レビューを見る
物語としてはむろん
哲学書としても読めたり
武道術の本としても読めたり
人生指南の書としても読めたり
歴史書としても読めたり
現代の社会問題を読み解く書としても
読めたり
百人の人が
百通りの読み方を
することができる
そんな「守り人」シリーズ
ですね
投稿元:
レビューを見る
タンダはバルサを助けようと隠密と手を組むが、バルサは罠にかかる。アスラを狙う隠密の一味が分裂したのだ。
アスラは「神」としてあがめられ、その力を利用されることとなる。
神、言い伝え、民族、人種。フィクションだけれども、現実世界にも十分に通用する話なので重みがあった。
無理にハッピーエンドにもちこんでないところが自然でいい。
小さな針の穴が広がるのか、また閉じてしまうのか。
投稿元:
レビューを見る
じっくり読もうと思いつつも、いつも一気読みしてしまう。
大きな力を持った時、どう考えどう振る舞うか。
児童書にしておくのは勿体無い。
もっと大人の目にも触れ手に取りやすい棚に置いておいて欲しい。
投稿元:
レビューを見る
上橋さんの本はどれ読んでも結構社会情勢とか政治情勢がシビアなんだけど、これもまた同じ傾向。ラストのアスラはちょっとだけ救われた感じかな。バルサとタンダがよい感じになってるのもよき。
投稿元:
レビューを見る
ロタ王国の王弟イーハンである。この人物がなかなかの人物であることが非常に好感をもてる。アスラとの関わりも実は深い。
最後「アスラはこれで大丈夫なのか?」という終わりで気になるのだが、大団円を迎えたといっていいと思う。
カシャルが暴動しすぎ。勝手に行動しすぎ。テロリズムである。これにはイーハンも困るんじゃないかと。しかし、シハナという女、有能すぎる。チェスで相手を追い詰めるように作戦をひとつひとつ実行していく、という説明はテンプレート的でいささかうーむと思ってしまうが、有能で行動力にあふれていれ面白い人物だと思った。
投稿元:
レビューを見る
シリーズはじめての上下巻、の下巻。思わず一気読みしてしまった。
最後まではらはらどきどき。虚空の旅人が、必ずしも完全に解決して終わったわけではないので、今回も必ずしもハッピーエンドではないだろうという予感が働き、どっちに転ぶのだろうかと思っていたが、やはりという面も、そうはいってもという面もあった(笑)
しかし異世界の干渉力、はんぱないな!各国の神話・伝説は国によって異なるのは当然だとしても、それぞれ異世界からの干渉が強すぎる。まぁもちろんそういう世界観であり、だからこそのハイファンタジーなのだけれども、これだけの突出した力があれば、世界を制覇してしまいそうだ。
うーん、この壮大な世界観をどうまとめていくのだろうか。そんな期待でまた次の巻を手にとってしまうのだろう。
投稿元:
レビューを見る
2021.02.07.読了
バルサは益々素敵な人になっていく。
アスラをどこまでも守ったバルサ
目覚めないアスラに 生きていていいもと思えるようになるまで長くかかるかもしれないけど、目覚めるようささやくバルサ
投稿元:
レビューを見る
重すぎる運命を背負ってしまったアスラ。葛藤の末、人を殺さずに神をその身に封じ込める決断をしたアスラに、よかったと思う気持ちと、まだ12歳の少女なのにそんな決断をしなければならなかった運命を悲しく思う。バルサはずっとアスラに幼い頃の自分を重ねていて、自分のような人生を歩んでほしくない気持ちはもちろん、同じような境遇の子に救われてほしかったという気持ちもあると思う。
トリーシアは自分のような、石ころのように運命に弄ばれる人生を送ってほしくなくて、アスラをサーダ・タルハマヤにしたがったけど、その結果、アスラは運命にもてあそばれてしまったのはとても皮肉だ。
チキサがずっと優しくてとてもいいお兄ちゃんだった。そんなチキサがアスラを死なせた方がいいんじゃないかと言い出して、アスラもつらいけれど同じくらいチキサもつらかったのが伝わってきた。
最後アスラは目を覚まし始めていたと思う。どこか違う国で穏やかに過ごして欲しい。
投稿元:
レビューを見る
「ーでも、他人をあっさり見捨てるやつは、自分も他人からあっさり見捨てられるからね。」
名言でた!しかもこんな端的な名言。いや、今までもたくさんいいセリフ、あったんだけど、メモをするのももどかしく、先へ先へ進んでいた。でも、なぜかこのセリフは今の私にささった!野獣のような闘争心を持つバルサが、結局、誰よりも人間的に温かいのは、こういう考えを持っているからなんだ、とすっと心にささった。
シハナ、なかなかの戦略家。シハナとアスラは昔から関係があったとは・・・。
シハナの罠にはまるバルサ。この戦いもすざまじい。上巻からサルが気になっていたので、おぉ、やっと出てきたか、と。傷を負ったバルサの元にタンダが駆けつけてくれてどんなにほっとしたか。
シハナのロタ王国を思う気持ちは熱く、一見筋が通っているように感じる。が、やはり極端な考えはどこか危うい。王弟イーハンが賢明な判断をしたのに、そこを仕者であるシハナが覆してはいけないなぁ。シハナの考えに一瞬こちらまで説得させられそうになってしまった。そうか、そうか、シハナもいいやつだったんだな、と。単純。
この上下巻にわたる「神の守り人」では、ロタ王国に、偶然にしては大きすぎるたくさんの波が押し寄せる。スファルの思惑とシハナの思惑が違うことに加え、南部の大領主たちの思惑、北部の氏族の思惑、そして王家の思惑。さらにさらに異界ノユークからの神の再来・・・。それぞれの立場の者が、どのように自分の信念にそって立ち回るのか。とても興味深く読めた。中でも、アスラは最後、自分の意思で行動したことが素晴らしかった。
アスラが目覚めること。そして、「絶対的な神の力」に頼るのではなく、「対話」を通して国を治めていく、というロタ王国が平和に繁栄していくこと。これらを願うような気持ちで読み終えた。