紙の本
面白い。
2017/05/22 00:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
5人の「あしながおじさん」からの援助で育ってきた春日。十五歳になり、無償の善意なんてものはない、なぜ彼らは自分にお金をくれるのか、調べようと思うが、二転三転、謎が謎を呼び、わけがわからなくなっていく。夏海の「たらし」っぷりがツボでした。本当にタチの悪いやつってのは、優しいんだよねー。春日と夏海、ヤスヒロの三角関係より、あしながおじさんの謎解きがメインのドラマ。まるで火曜サスペンス劇場だ。
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「僕も最初は手紙をもらって嬉しかったよ 僕には「あしながおじさん」がいるんだって・・・ でもそのうち気がつくよ 僕はなにも特別に不幸ってわけじゃない 特に頭がいいわけでもない、特別な才能があるわけでもない なのになんで僕を? 慈善団体でもない個人がさ・・・ 何故僕を援助してくれるんだ? なぜ僕を選んだ・・・?
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百鬼〜の今市子さんの漫画だー、と作者買いしたらぶっちゃけホモ漫画でした(笑)。つうても、こんがらがった人間関係を解いていくドラマが主体で面白いですよ。
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BLに値するのでしょうが、個人的にはミステリ物にも値すると思います。入り組んだ人間関係と、登場人物一人一人の心理描写、心理意向。それが丁寧に書き込まれていて全二巻とは思えないボリュームです。
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高校生が全然高校生に見えない……(苦)。ヤスヒロ君(…だっけ?・忘)なんて完全にオッサンやん。まあいい。『楽園まで〜』よりはまだBLぽいかなと。ホラ、『楽園まで〜』は小百合さんなんていう無敵な女性がいたからサ。今回は(今ん所はまだ)そういう無敵ウーマンが出て来ないぶん。それでもやっぱりBLぽくないんやけど。まあ、そんな所が結構好きやったりするんやけど。(20060329)
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今市子の作品の中でも一番好きな作品。構成も人物描写も凄い。BLというよりヒューマンドラマ。もっといろんな人に読んで欲しい作品。
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施設育ちの少年が、資金援助してくれる人たちの素性を調べ始めて云々。カテゴリはBLなんでホモい人たくさん出てますが、特にそこらへんはしつこくなくヒューマンドラマといっていいレベルかと。それよりキャラクターや人間関係が多少複雑ですが面白い。重くなりそうなテーマですが割とドライにあっさりしてます。唯一濃い嫁さんが前向きに極端ですごい。
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今市子さんの絵が好きで『百鬼夜行抄』以外の作品も読んでみようと購入。
親に捨てられ、施設で育った主人公(吉岡春日)だが彼には無償で援助してくれる”あしながおじさん”がいた。高校合格を機に自立し、”あしながおじさん”に一言お礼を・・・と訪ねに行くがそこから妙な共同生活が始まる。
春日はまだ見ぬ”あしながおじさん”を探しながら自分の出生にも疑問を持ち始める。
登場人物の殆どは男性でゲイがたくさん出てくるので、そういうのが駄目な人には読みにくいかもしれないけど、登場人物一人ひとりが丁寧に描かれていて、読み返すごとに感動が深まってくるヒューマンドラマだ。
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いっぷう変わった愛情表現の人たちが、反発しあったりもしながら、心で繋がっていく。
今市子さんの作品は、人間関係の機微を学ぶというおまけ付きです。
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ずっと期待していたタイトルだっただけに、読んだ時にはなんだかがっかりしました。
そもそも私、漫画でミステリ調の構成をされるのがどうにも好きじゃないみたい。小説なら好きなんだけど、だってそこには叙述トリックも脳の勘違いもなく、ヒントがそこらじゅうに散らばってしまうんだもの。
あとヒントを出しすぎないために気を使われると今度、登場人物に魅力を感じられなくなってくる。
しかし今市子先生ってどう考えても花音の人間だよねえ。いい意味で。
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ミステリー風味のヒューマンドラマ。あっさりしつつ、でも人物描写が細かくて読みやすい。複雑な家庭に育った人達ばかりが出てくるのに、暗い話じゃないのがいい。
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施設で育った春日には五人の『あしながおじさん』がいた。お礼が言いたくて彼らを探し始めた春日は、なぜか男三人暮らしをすることに!?