淡々とした指摘でした。
2016/07/30 10:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの「~しなければ」「~するべきである」を客観的に認識できる本だと思います。自分でもそうだなぁと感じているものもあれば、無意識すぎて気づいていないものもありました。あっさりと?気が付いている著者はやはり聡明な人だと思いました。
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この著者の「持たない幸福論」を読んだことがありますが、それと類似する内容もそれなりにありました。
タイトルにリストとあるように、中身は「二択にしない」「予定を守らない」など、題とその補足となっていますね。項目ごとに分かれており、読みやすいと感じました。
中身は今回も期待しないとか無理をしないといった雰囲気。自己責任は50%でいい、というのが私には気が楽になる言葉でした。
著者の考えた「しなくていいこと」を元に前作をわかりやすくまとめ、それに新しい内容も追加した本という印象でした。
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いろんなことに悩みを抱えている人は、これを読めばすっきりするはずです。
胸のつかえが降りていくような感じで。
もっと楽に考えて、きっちりきっちりしなくてもいいのだと思います。
いくつか、とても共感できるところもあったので、やっていこう(いや、やらないでいこう)かと思っています。
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人生をラクに生きるための考え方を提供してくれる本。
この社会が生きづらいなーと思ってる人にはぜひ読んでほしい。
そうじゃなくてもこの本は程よいバランスで世界を眺める感覚を養ってくれるんじゃないかと思う。
作者は社会に対する適応能力が低いらしく、そうしたマイノリティの視点で世界を捉えている。自分はありがたいことにたまたま割と社会に適応できる人間に育ったので、そうした視点からの意見を改めて知れたことは大きかった。これからは他者にもう少し寛容になれるような気がする。
また、普段なんとなく感じていることを納得できる形でうまく言語化してくれるところがあり、共感もできた。
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多数派の「こうするのが一人前、幸せだ」という考えに乗れない人が、自分なりに生きるための考え方を載せた本。小さな考えの羅列に過ぎないのだけど、読んでいて頷くこと多数。「あれもこれもしなきゃ」という固定観念を手放して、残った物について考えよう。読了後は、自分が本当にしたいことに集中したくなった。
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p.4「しなきゃいけないこと」に追われている。その理由は「情報が多すぎるから」と「その方が儲かるから」後者は、人間は現状に満足をするとお金を使わなくなるから。
p.102 経営コンサルタント 大前研一さんの言葉、人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える、2番目は住む場所を変える、3番目はつきあう人を変える。最も無意味なのは、「決意を新たにする」こと。
p.166 コンサマトリーというのは、日本語では「自己充足的」と訳されることが多いが、「何かの目的のためにそれをするのではなくそれ自体を楽しむ」ということを表す概念。
基本はコンサマトリー的に生きるのが幸せに生きるコツ。
先のことを考えて今を犠牲にしてばかりいるのは道理で辛いわけだ。
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「しないことリスト」と名の通り、一般的にやるべきとされる事に対して、敢えて「⚪︎⚪︎をしない」と述べることで、物事を違う視点から考えさせてくれる。
ここで述べていること全てに同意できる訳ではないけど、読むと凝り固まった頭を少し緩くさせてくれそう。
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Pha『しないことリスト』(大和書房、2015)
京大卒、「日本一のニート」こと現代の高等遊民Phaさんの人生論。
子供の頃からやる気がなく疲れやすい体質だったという著者は、新卒で一旦就職するも、毎日同じ時間に起きて出勤する暮らしに違和感を覚え、28歳のときに退職。無職のまま上京し、プログラミングしたりシェアハウスをやってみたりとゆるく暮らすことに。
収入は何分の一になったものの、自分の生活スタイルと体質にあった暮らしで人生のクオリティは上がったといいます。
アウレリウス『自省録』にもあるように、こういう暮らし方もある、と知り自分の「最低ライン」を下げることで、心理的に避難場所を持つことができそうです。
【本文より】
◯今はほとんどの「しなきゃいけないこと」を捨てて、自分のしたいことと生きるのに最低限のことだけをして、「あまり社会と関わらず、のんびりと毎日寝て暮らす」という、自分で考える限りで最高にラクな生活を送っている。
◯家が快適かそうでないかという問題よりも、家の維持費にお金を取られて労働しなきゃいけないほうがキツい。
◯「がんばるのは無条件でいいことだ」という精神論をまず捨てよう。がんばることもいいけど、それよりも一番いいのは「がんばらないでなんとかする」ということだ。
◯人生はそんなマゾゲーじゃない。大体、そういうことを言う人は、その人自身が「つらいことに耐えてがんばる」というのが好きなだけで、単に個人の性癖だ。
◯会社を辞めることを決断したのも、「辞めるなら早いほうがいい。この先何十年もこの会社で働き続けるなんて自分には無理だし、そんな先まで生きているかわからない。来月死んだら死ぬ間際に、今仕事をやめなかったことを後悔するだろう」と考えたのが決め手だった。
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著者自らの考え方を実践している現状と、世間で言われてい居る認識の違いを纏めた内容です。頑張れば何とかなると言う一般的に思われている事は、実際にどうなのか?世間で言われている事が全ての人に当てはまる訳ではなく、著者はもっと、自分に素直になった方が良いとも。その中で、限られた時間を有意義に過ごすために、しないでよい事をリスト化した一冊。
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最近思うのは選ぶというのは何かを捨てるということ。だから捨てたり、しないことを増やすのは良質な選択になる気がする。まあ、それも適当にしとくのが一番。捨てたくないときは捨てない。頑張りたいときは頑張る。適当に。
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本屋にふらっと立ち寄ってふらっと手に取ってみた一冊。
ちょうどネガティヴになってたところに、新しい視点を与えてくれて少し楽になった。
この本はなによりマイナーな生き方や仕事をやめる著者の独特な生き方によって、人生を自分なりに生きることへ勇気を与えてくれる。
著者自身の生き方がマイナーであれ、著書から学べることは、具体的にやらないことを明確化することで行動に移しやすいということであった。たとえば掃除をしない、とか。普通はすることばかり書くのだが、それをしていてやる気が失せた自分にとってはしないことをあえて書くのはなかなか気持ちがいいし、やってみよう(ある意味)という気になった。
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これを読んで、会社を辞める決心がつきました。
「しなきゃいけない」ことに追われて生きている
社会人たちにぜひ読んでもらいたい。
私のように会社をやめるまではいかなくとも、
「しなくてもいいんだ」と肩の力を抜けることが
たくさん書いてあります。
著者も書いておられましたが、ほんとに、
生きることが楽になるコツ集です。
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著者の本は出版されたものは全て読んでいるけれど今作も読んでいて落ち着く。
普段忙しく仕事をしている時などにも肩の力を抜いてリラックスすることも必要だと思わせてくれる。
著者は高学歴なだけあり、一般教養もちりばめられていて、ゆるい文章の中にも知性を感じる。
普段の生活に疲れている人や何かに迷っている人など一読の価値あり。コーヒーでも飲みながら気軽に読める一冊。
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物を持つという心理的コスト
欲しいと言い続けていれぼもらえる
要求ははっきり
人間の注意資源は有限
人は何かを頼まれたがっている
人間は周囲の150人と付き合いながら暮らす
ひもじい、寒い、死にたい、不幸はこの順でくる
コンサマトリー。それ自体を楽しむ。目的ではなく手段を楽しむこと、
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疲れたとき。
心身への負担が過剰になったとき。
自分で自分を追い込んでしまうとき。
柔らかく考えるために。