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誰もが魔法使いにカエルにされる可能性はあるし、
魔法使い自身になる可能性もあるだろう。
もちろん――恋をすることもある。
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文体が誰ぞに似てると思ったら、村上春樹だった。
後半~結末が有耶無耶になっていくあたりも酷似している。
中盤までは読みすすめ易かったのだが・・・
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蛙に変えられた、浪人生。
魔法使いになった、予備校講師。
魔法使いの弟子にされた鼠。
コンピュータの役割を強いられた蟻。
輪姦された広告代理店勤務の女性社員。
命を落とした、元人間の蛙たち。
性質の悪い比喩の様でいて、比喩ではない、そんな作品。
蛙に変えられた浪人生は、カフカの『変身』を連想するが、のほほんとした自分の性格に子供向けのお伽話だと分析する。そこから人間に戻るために奮闘する話。蛙は王子に戻ったのか、草のかんむりとは何なのか。
薄い本だが、決して内容は薄くない一冊。
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絶賛三浪中の予備校生。謎の講師に自宅に招かれ、写真を見て気付いたらアマガエルに…!グリム童話のように、お姫さまに会って無事人間に戻れるのか??
ナンセンス、とまでは行かないけれど、かなり奇想天外な話ではありました。アリのコンピューターとか。鍵を握るのが、出会った女性との関係や講師の過去ではなく、結局自分の勉強の結果なのか、という場面の展開の不可解さに物足りなさがあった。