電子書籍
ミステリー案内として素晴らしい
2017/07/29 18:24
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投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎌倉の古本屋さんは、いろんな本を扱っているが、ここの古本屋さんはミステリー専門。紹介されてる本をみんな読みたくなる。やや脱線するが、ここには、ミステリ作家のジェンダー論みたいなものがあった。私は名前で「乾くるみ」というのは女性だと思っていたのだが、この小説に登場するヒロインのあまりにも薄っぺらい人物紹介に、違和感があった。気になったので、ググってみると、果たして著者は男性だった。ジェンダー論的見解が述べられているわりには、なぜこんなに薄っぺらいのか?とやや首をかしげてしまった。まあ、ポイントはミステリー案内だから、それ以外は手抜きというところか?それに名前に騙されたという点では、私も書かれていた通り、ということになる。
紙の本
他の人もいっているように
2015/09/06 22:27
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投稿者:とちうし - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後にやられますね。
ただのミステリー紹介本かと思いきや、本編が地味に進行していて、最後の一文でにやっとします。
たのしめました。
電子書籍
実はとてつもない傑作ミステリ
2021/08/05 23:29
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
蒼林堂古書店に集まる常連は、ちょっとした謎解きとミステリ談義に華を咲かせます。同じパターンの短編ミステリとミステリコラムがセットになった、珍しい形態の小説。一応はミステリ短編集ですが、その謎解きはシンプルです。日常的な謎が提示され、なるほどと思う解が披露されるという毎回お馴染みのパターン化された謎解きですが、固定されたキャラに特徴があるので、とても読みやすいです。短編の数も多く、かなり読み応えがあるし、ミステリコラムも、紹介されているのは未読の作品が多く、色々とためになりました。しかしながらこの作品の真骨頂はラスト!これほどきっちり仕込まれたミステリだったとは、想像を絶する企みでした。やはり、この作品は乾さんらしい傑作ミステリの一つであることは間違いないと思います。
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古書店を舞台にした日常の謎もの。
書店・古書店・図書館が舞台になっているだけで思わず手に取ってしまうのはなぜだろう。
本作は短編集。作中人物が書いたという設定のミステリ案内と交互に読ませる。
気軽に楽しむことができた。
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ミステリ専門古書店に設けられた喫茶コーナー。そこに集うミステリマニアの主人公たち。古今東西の名作ミステリを織り交ぜて広げられるミステリ談義が魅力的です。
名作ミステリを紹介するハンドブック色が強いので物語の水準は標準的だと感じていたのですが、こんな謎が隠されていたなんて。
さずがは、乾くるみです。
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恐らくミステリ好き、本好きな方が読んだら100人が
100人、「あー、こんな店行きたい」もしくは「こんな店
やりたい」と思うであろう落ち着きそうな隠れ家的な
古書店が舞台。
こういう店があればブクオフに売ったりする事ないんだけどなーw。
国内作品がメインですが作中に多くのミステリが登場。こうやって
紹介されると不思議と読んでみたくなるのが、自分にとっては
非常にキケン。これ以上積読本を増やしたらエラい事になるw。
でも読みたい。そう思わせるミステリに対する愛情が凄い。
そして実は「イニシエーション・ラブ」も未読。
14の短編からなる作品ですが実は連作になっており、
これ見よがしに張られた伏線が最後にニヤリと、そして
やれやれとハマるラブストーリー。驚きは少ないけど、
14ヶ月もかけてこのやり取りをする純愛っぷりがいいすねw。
そして最後の最後のマスターによるミステリ案内のラスト2行。
良かったねー!!
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ミステリーの案内書にもなっています。
途中で、売り買いしている本にも意味があったりして…と思ったのですが、さっぱり判らず、最後までいってなるほどなあと感心。
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「本とも」という雑誌に連載されていたのをまとめた物
ちょっとした話の後に ミステリの作品紹介があるという形式
普通の小説のつもりで手に取ると 少し感じが違うかも
小説部分のトリックに関しては よく探したな~という感じ
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一話が20ページ強の超短編集。もちろん、最後まで読むと全体としてのつながりも出てくるのだが、取り立てて驚くような結末でもなく、この作者のミステリーにしては、やや期待はずれ。むしろ、作中のミステリー談義や書評の部分こそが、この小説のキモなのかも。
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書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。バツイチの大村龍雄、高校生の柴田五葉、小学校教師の茅原しのぶ―いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな謎解きを楽しんでいく。かたわらには珈琲と猫、至福の十四か月が過ぎたとき…。乾くるみがかつてなく優しい筆致で描くピュアハート・ミステリ。
《ブックデータベース より》
《2010年5月20日 読了》
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ミステリーそのものもさることながら、個人的には各章の終わりで紹介されている他の作品に興味を持ちました。これまで読んだものも、読みたいものもたくさん。
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古書店での店長と常連さんとのエピソードと、それに関連したミステリ案内がセットになった短編集。
淡々とした日常の謎も、最後のじんわりくる仕掛けもよいけれど、やっぱり作中に好きな作品が出てくるとテンションが上がる。
とにかく、こんな店が近所にあったら絶対に行きたいし、うらやましい。
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乾くるみさんの久しぶりに新作が出てる!
ってことで思わず買って読みました。
いろんな本の紹介もあるので今後読んでみる本の参考にしようかなと。
1つ1つの謎解きも楽しめましたが、
最後、心温まる自分の好きな感じで締めてくれているので、よかったです。
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ミステリ専門の古書店のオーナーと常連客が日常の謎を解く短編集。
これまでのミステリの情報も得ながら物語を楽しめて嬉しい一冊。
恋愛小説の側面もあり。
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最後の章を読むまでは、なんとなくマンネリな気がしていて、乾くるみさんの作品らしくないなと思っていました。
最後は流石だなという結末。
作中で色んな本が紹介されていて、読んだことがないものばかりだったので、次に読む本の参考にしようかなと思いました。
蒼林堂古書店、僕も通いたい。