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まだまだ発展途上の人間拡張工学について書かれている。
人間拡張工学は簡単に言うとスーパーマンを工学的に作りだすということ。
過去の研究や実験が紹介されていて,一つ一つの結果に驚かされる。
SFだと思っていた技術がもう既に実現されつつあると感じた。
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人間拡張工学というものがあるらしい。
人間の能力を代替する補綴から、超える拡張へと時代は進んでいる。
SF的な最新技術を色々紹介していて面白い。
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最新技術と研究などの人間拡張工学について書いた本。
まさにSFの世界のようなことが今、研究・開発されていってるらしい。
iPhoneのデータがすべて無くなって、アップルに5000ポンドの補償を求めた68歳のロンドンの人は、その後、どうしたんだろうか。ちゃんとバックアップとるようになっただろうか。
スパイダービジョンという、ヘッドマウントディスプレイの映像体験の実験結果が意外。前と後ろの映像を半透明にして重ねて見るという内容だけど、案外、分かるものらしい。パソコンを操作しながら、後ろから飛んできた物をとるという芸当もできるのだとか。へぇ。
ちなみに、我々の住んでいる世界はコンピュータによって作られた世界ではないだろうとのこと。なぜなら、莫大な計算量が必要で、とてもコンピュータで再現できる世界ではないから。なるほど。
オキュ旅というものを初めて知ったけど、案外面白そうだと思った。アイドルのライブでアイドルがカメラを付けてパフォーマンスするというのがあればちょっと見てみたい。
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拡張現実感について言及。東大の暦本先生、神戸大の杉本先生、CMU の金出先生といった、予々興味を持っていた先生方が本で名を連ねており、興味の対象がよくマッチしていた本だった。今、肝に銘じておきたいのは、今やっている基礎研究が熟成されるワインかのように、あとあと役に立っていくものだということ。エンターテイメントの重要性についての言及もしている。
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サザランド 京都賞
しかるべき時に、然るべき場所にいただけだ
バーチャルリアリティの三要素
3次元の空間性、実時間の相互作用性、自己投射性
日産のアラウンドビューモニタ
前後左右の広角カメラの画像を合成
和倉温泉 加賀屋 中居さんの接客時間を増やすため、料理の搬送はロボットの台車
アニメ サイコパス
speechjammer
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体の向こう側が見える光学迷彩などを制作する著者が甲殻機動隊などのSFを導入にパワードスーツのような拡張身体やバーチャルリアリティでの五感体験などを論じ、意識と体の時間的あるいは空間的な分離を実験から人間を考察する。とてもワクワクして興味深く読めると共に、IoTやVRそしてAIなどのテクノロジーが融合して築き上げる未来に向けて、人間とは何かを問われた気がした。
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東京大学 稲見先生の本。ロボット工学や人間拡張工学、SFなどの事例や取り組みを紹介。過去の研究事例をとても豊富に提示しているので、先行研究をさがす手がかりをたくさん得られる。この辺りの研究分野を知り、これから先の未来を考えるのに良い本。
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スポーツ+人間拡張工学 → 超人スポーツ
拡張身体 = 非侵襲的 + 着脱可能 + 装着時は身体と一体化
カーソルカモフラージュで遅延が0.2秒を超えるとわからなくなる
バーチャルリアリティは「人工現実感」と訳すのがよいのでは
SR ハウステンボス ナイトメア・ラボ
R.U.R
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参考
「生まれながらのサイボーグ」
「バーチャルリアリティ入門」
「インビジブル」(映画)
イリュージョンフォーラム http://www.kecl.ntt.co.jp/IllusionForum/
SFと科学技術におけるテレイグジスタンス型ロボット操縦システムの歴史 https://staff.aist.go.jp/eimei.oyama/jumborgA.pdf
「PSYCHO-PASS」(アニメ)シビュラシステム
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SFや漫画の世界に科学が追いついてきている。
どこまでが身体でありどこまでが道具なのか。そして拡張身体とは。
光学迷彩(透明マント)やパワードスーツ、サイボーグやヴァーチャルの世界などまるで未来の物語を読んでいるようなワクワク感がありとても面白かったです。
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はやりの仮想現実は視覚と聴覚が主だが、触覚や臭覚を含む五感全てを刺激するようになると、最早本当の現実との区別がつかなくなる。
本書のタイトルであるスーパーヒューマンについての記述はほんの数行だが、仮想現実の延長線上に、自身の身体感覚を失わないまま、自分の能力を超越した能力を発揮するものだ。
実現は思ったより近くにある。
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第一章は、スーパーヒューマンとはなにか映画やアニメなど身近な例えでとても分かりやすく有意義な内容だった。
それから段々と難しくなりあまり頭に入ってこなかった。
もう一度読み返してみれば、きっと最後まで面白く読めると思う内容ではあると思う。
また、スーパーヒューマンの現状をもう少し知りたかった。
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最新の人間拡張工学の実情がよくわかるとと同時に、拡張することで改めて人間の体という境界があいまいになっていくことが考えさせられる。
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SFから人間拡張工学を考える。身体の拡張、インターフェイスとしての身体、ポスト身体社会。
SF・漫画・アニメ・展覧会・ゲーム・放送などのタイトルや登場人物、製品名などが豊富に出てきて、逆にいわゆる普通の本には書かれていなかったことに気付く。
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【由来】
・amazonのkindleセールで
【期待したもの】
・「光学迷彩をつくった教授」と言われれば読んでみたくなる。
【要約】
・
【ノート】
・「受け止められ方」が主軸、石黒キョウジュとも
・「自分の主体」というものが失われていくこわさ
・「二重人間スポック!」って、そういうテーマだった どんな結末だったっけ?
・人間は、フィードバックで形成されるということを、一縷の不安と言うか失望と共に感じた。
【目次】
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スーパーヒューマン
ポイントはSF作品と研究の棲み分けにある。(略)研究とフィクションはあるところでは結びつくことがあるが、ほとんどの場合、直接つながることはない。なぜなら「つくりたいもの(what)」はフィクションに描かれているが、「どのように実現するか(how)」mでは示されていないからだ。
サイボーグと拡張身体の明確な線引きは難しいが、私は拡張身体を衣服や靴のように「非侵襲的」で「着脱可能」であるが「装着時は身体と一体化」するもとのして定義したいと思う。
視覚や触覚など人間が持つさまざまな感覚がくみあわさることを、複数の様式を組み合わせるという意味で「マルチモダリティ」と呼ぶが、複数の感覚が重なれば重なるほど、物理世界との主観的等価により近づくことができる。
透明人間が家の中でエスコートしてくれるシーンをイメージしてほしい。あなたが家に着くと玄関の扉が解錠されて自動で開き、部屋の明かりがともる。あなたが空腹になると、トースターでパンが焼かれる。そのうちにピアノの自動演奏が始まり、くつろぎの空間が提供される。このように目には見えないが、透明なロボットがあたかもいるような環境を作り出すことが技術的にもできるようになってきた。あらゆる物をインターネットでつなぐ「モノのインターネット」が登場し、あたかもロボットがいるように物を自動的に動作させることができるのだ。
インターネットのようなメディアや、たとえばロールプレイングゲームにおけるキャラクター(略)など、身体がデジタル化されているならば、私たちはすでに複数の身体を持って生きている。(略)すでに私たちはテレビのチャンネルやパソコンのタスクのように、瞬間的に注意のフォーカスを切りk
さらにその先には、複数の身体が同時に存在している未来もあり得る。
「オキュ旅」という取り組みが日本にある。他の人の旅の体験を、ヘッドマウントディスプレイ「オキュラスリフト」で臨場感を持って追体験するプロジェクトだ。
(略)
もしかしたら、こうした誰かの体験がシェアされることはすでに起きているかもしれない。
(略)
またひとりひとりの人間の意志決定をひとつのアンドロイドに集約して、多数決で行動させようというませもとろうのマンガ「デモクラティア」がある。小勇意見が尊重されるように多数決のプロセスを工夫すれば、もっと正しい選択がリアルタイムでできるのではないかという興味深い提案がなされている。もしかしたら、その集合知に人工知能が加わることで、さらに行動の選択の制度があがるかもしれない。
こうしたたくさんの人が、一つの身体を操るようなビジョンを、私は「融身体」または「変身」と呼んでいる。脳を含む身体がデジタル化されたとき、ロボットやヒューマノイドなどひとつの身体に複数の人が乗り込むことがあるかもしれない。
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4、創作資料兼用。
タイトルが大げさではあるけど、眼鏡やコンタクトレンズなどの矯正具、義肢や装具などを通じて「人間」を考えさせてくれる興味深い一冊。
義肢の性能が上がって、パラリンピックにおける「人間」と「義肢」の不均衡なんかにも触れられていて、ここはなかなか難しい問題だな……と。