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社会福祉は若者を対象にしていない。奨学金を返せない、返すのに年月がかかり結婚、家庭を持てない。賃金が低すぎて実家から出られない、独立できない、イコール家庭を持てない、子供を産めない。親からの負の連鎖…「一億貧困社会」は否めないのか。真剣、政治を変えないと。
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漠然とした「将来の不安」を、具体的に示しています。
やっぱりか。そうなるか。。。何とかしないと、と思える1冊。
一読の価値アリ!!
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現実に起きている問題として深刻に受け止めた。的を得ない議論で進展していく怖さを感じた。もう少し深く掘り下げて研究を進むていきたい。
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読後、日本の若者の未来を思うと暗くなる。ここに書かれているような悲惨な若者が大半ではないはずだ。でも、無視できない人数が苦行のような人生を歩んでいかねばならないのだとしたら、先行するものとして何か力になってあげたいと思う。
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http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062883580
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みんな厳しい生活してるよなぁ。特に最近の若者はどうやら厳しいらしいけどその辺どうなんだろうと興味があったので読んでみた。
全体的に感じたのは、基本的になんだか胡散臭いってコト。まずはグラフがいい加減。現役世代が年寄りに比べて貯蓄率も貯蓄額も低い!若者はお金がなくなってきている!っていやいや何かと出費がかさむ現役世代と年より比べたらそんなの当たり前じゃん!。コレって今と昔とで比較するべきなんじゃないの? 自動車の販売台数もバブルから下がってるのは景気のせいで若者が将来に悲観したからじゃないでしょう?。海外が増えたのは中国とか後進国のの台頭でしょう?なんかこう「若者はお金がなくてツライんだっ!!」って結論ありきで話ししてる感ビンビン。
あと「若者の5大真実!」みたいなので、一部上場企業で働かないと安定した生活が出来ないとかなんか多くのまともな中小企業馬鹿にしすぎ。世間知らずで世の中の一面しか捉えないで「私わかってます‼︎」ってのは御用学者にありがちな思い込みと言うか勘違いが随所に光る。
あとは、家族は救ってくれないのが今の若者の常識!の根拠が「ウチのNPOに助けを求めてやってきた若者はほぼ全員家族に頼れない状態だったぞ!」って… そんなNPOに転がり込む連中に聞いたら家族が助けてくれないと全員が答えるのは当たり前だ。コレも昔と比較しなければならないんじゃないの?。増えてるの、それ? 昔から一定数はいたでしょう?更には若者の自殺率が世界的に見て高いから健康ではないとかもう結論ありきの珍論が並ぶ。
そもそも人生が運で決まるのは当たり前。全員同じスタートラインに立たせるべきとかそれこそ妄想だ。努力が報われようと報われまいと生活できる社会?なにそれ共産主義?
なんというか「僕は若者の気持ち、わかってます‼︎」とか「オトナはわかってくれない‼︎」とか「老害政治家どもはわからんのだ‼︎」とか、なんか中二病臭を感じざるをえない。
ただ住宅に関してはその通りだと思う。日本の住宅事情はおかしい。人が減るのにこんなに家建てる必要ないだろう。空き家も多いのにね。
なんか信用できない御用学者感満点の一冊でした。
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2016年11月読了。
過酷な就労条件と引き換えになった客へのサービスがあってはならない。
表からは見え難い従業員の就労状況についても消費者は敏感になるべき。
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現代の若者がいかに厳しい社会状況に置かれているかについて書かれた本。
近年、若者の貧困が提言されるようになり、興味があったので本書を読んでみたのだが、その実態の深刻さに驚かされた。何より驚いたのは、私自身の状況も、周りの環境によっては貧困に陥る危険性があるということに気づかされたことだ。
私は現在社会人1年目であり、実家に住みながら毎日片道1時間半ほどかけて通勤している。
なぜ独り暮らしをしていないかというと、私の会社は関東圏出身者には住宅補助が出ず、今の給料では東京での独り暮らしは厳しいと考えたからだ。
それでも、私は幸運なことに家族との仲が良く、また通勤時間も読書等に当てることができるので、特に不便を感じることはなかった。
しかし、それはあくまで家族との関係が良好であるという「幸運な」環境があるからに他ならない。もし家族との仲が悪く、家を出ていかなければならないとしたら、たちまち貧困に陥るだろう。
また、私の同期には地方出身者が多いのだが、その中の一人に話を聞いたところ、住宅補助(月5万)をもらっていても、入社してから今まで(12月)の9ヶ月で貯蓄できた額はたった5万円だと言っていた。ちなみに、彼女は奨学金の返済を行っている。
もう一人の同僚(男性)は、貯金が少ないために、今付き合っている彼女に、結婚しようと言うことができないと言っていた。
貧困は、こんなにも身近にあったのだ。
現代での消費の落ち込みと共に語られることの多い、「若者のモノに対する興味の薄さ問題」だが、今の若者たちの状況では興味を持ちたくても持てないのではないだろうか。それこそ車なんて「贅沢の極み」なのではないだろうか。
著者も述べていたが、現在の若者の置かれている状況を改善しなければ、少子高齢化、消費の落ち込みなどの問題を止めることはできないだろう。
唯一の希望は、このような本が出版されることで、私のように貧困がいかに身近にあり、深刻な問題になっているかということに気づく読者が増えるとこである。
今後の日本がより良い社会を創り上げていくためにも、もっと多くの人に関心をもってもらいたい問題である。
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下流老人が出版されてから気になっていた著者の若者の貧困に焦点を当てた著書
十数年前に、これからの時代は貧困格差がもっと二極分化する。と講演で聞いた誰かの言葉が
どんどん現実味を帯びて来たと実感してきてる今
貧困家庭の子供の貧困率の高さには驚く
著者のように全ての子供に平等に教育の門戸は開かれるべきだし、そのために大人が子供に生き方教えられる知識も必要だと思う
二極分化された著者の言う貧困世代の若者も
下流老人も、文化的な生活を取り戻せるような政策が実現するのはいつになるのか……
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困窮者の生活支援の最前線で日々社会の不条理と向き合っている実践者ならではの焦りや苛立ちが伺える文章で、一言で言えばアジテーションの書という印象を持った。ただ、いくら労働市場が劣化してきているのが厳然たる事実とはいえ、働くことを拒否して給付を求めるような論調は誤解を招きかねないと些か危惧を覚える。若者の困窮自体は早急に対処を要する喫緊の課題であることは間違いないとは思うが、著者も認識している通りこれが日本の現在の社会構造的問題の一表層に過ぎない以上、ひとり若者のみを支援せよとばかりの声高な論の運びはかえって反発を招きかねない。こうして書籍として広く社会に問う際は、あくまで社会構造への包括的なアプローチを訴えるのと並行した対処療法としての若者支援というスタンスを維持するべきではないか、と門外漢ながら思う。
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まあそうなんだろうな。
問題提起には良い本だろうが、やたら、レッテルを貼ってしまうのがハナにつく。牢獄とか。そっから生まれるイメージは本来の問題を覆い隠してしまう。
下流老人もそうだけど、まあ、カテゴライズすることで問題が明確になることは良いとは思うんだけど、他の部分が見えなくなるような気がするな。
で、やっぱり統計の我田引水感も否めない。検証してるわけではないから何も言えないんだが、一言で言えば、引く。
お隣の半島なんかは先進国ではないってことだろうな。
昔との、大学の進学率の検討はどうなんだろう。
大学に入ってる奴が、本当に高等教育受けて受けてると思ってんじゃないだろうなあ。
ま、気持ち悪いが先に立つ。
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重大かつ深刻な問題について新しい労働組合の設立や個別性の対応など社会的な構造の変化の必要性とツイッターでも良いので思い考えを表出する事の重要性を説く。
それにしても労働万能説、家族扶養説、青年健康説、時代比較説、努力至上主義説と大人たちの無知と思いやりの無さは嘆かわしい。
闘技的民主主義と言う言葉を初めて知ったが、建設的な意見だと思う。
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2017.06.04
私も貧困世代ど真ん中です。
読んで暗〜い気持ちになりました。
いわゆる『持たざる人』が立ち直れる、行きていくための術や助けがあまりにも少なすぎます。
仕事、住宅、家族、教育…。何にも頼れない。
八方塞がり。もう日本は終わりですね…。
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現代の若者たちは、一過性の困難に直面しているばかりではなく、その後も続く生活の様々な困難さや貧困を抱え続けてしまっている世代である。社会環境や雇用環境が変わらない限り、報われないし容易に社会困窮する。
65歳以上の1/4は下流老人。40〜65歳は下流老人予備軍。15〜40歳3600万人は貧困世代。子どもの貧困。大国のはずなのに、誰も安心できないなんて。
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社会福祉士の資格を有し、社会的弱者への支援活動を各方面で繰り広げるソーシャルワーカーの藤田氏が、2015年にベストセラーとなった著書・『下流老人』に続いて世に出した第二弾。複雑な家庭環境や不運により就職すら出来ない若者たち・ブラック企業で精神を病んでしまう若者たちには住居さえ与えられず、路頭に迷って行き着くのはネットカフェ・脱法ハウス・そして生活保護...。ひとつ上のシニア世代から見れば「努力不足」や「自己責任」と映るかも知れないが、今や若者の貧困は21世紀に入って激変した社会環境によって構造的に生まれた「災厄」であると分析する。現代の日本社会から「強いられた貧困」に直面する世代(プア・ジェネレーション)の実態を明らかにして、彼ら・彼女らに一体何が起こっているのかをレポートする。