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アルバイト労働も正社員労働も、一昔前と比較すると条件が劣悪になってきていて、働けども働けども昇給はなく、家を持つことはおろか結婚も出産もできない…
悪条件の労働に加えて、奨学金の返済や実家の貧困も重なると、もう目もあてられない状況で豊かな生活を送るビジョンが全く見えない…
今の20~30代は、そのような「貧困世代」になってしまっているというのが反貧困のNPOに属する筆者が見てきた現実のようです。
富の再分配システムに問題があるというのが筆者の指摘ですが、高等教育の機会均等はより徹底されるべきというのは私も同意するところです。
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●『下流老人』の著者の次作とあって、すぐに読んでみた。
●「貧困世代」問題が、「下流老人」以上の日本の問題であることを理解する。
●後半が少しまどろっこしく、前著『下流老人』の内容ほどインパクトがなかった。
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色々と納得させられたり、考えさせられました。
子育てしている中で薄々感じている、周囲の境遇や、
何かふと、レールから外れてしまった後の苦しさや怖さの正体を、
活字として知れた感覚でした。
自分(40代後半)も、比較的貧しい境遇のなか、生き抜いてきた思いがあるし、
親の世代は更に、苦労しながら頑張って育ててくれていたことを
同じ世代になり、子どもを育てる中で、より深く感じていますが、
今の子供たちは、より搾取的で複雑な環境に置かれている事を知り
愕然としました。
まずは自分の子ども、周囲の子供たちを丁寧に見守りたいです。
住宅の問題や、奨学金ローンの件など、もっと改善できるのではないか?
生まれてきた人が、そのまま当たり前に暮らせる環境を整備することが
政治や福祉の原点ではないのか?
なぜ日本では、頑張らなければ暮らせない社会なのか?
そもそも、の所を、考えさせられ、変えていく必要性を強く感じました。
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若者たちの貧困を克服するためには社会構造を変えることが必要です。そのために何をすべきかを本書は語ってくれます。
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社会的事象としては「ふむぶむそうなんだな全くだ」と思いつつ、その解決策としては「ん〜そうかな〜」という余韻が残る。社会の現状を「まず知る」ための一冊として。
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現代がいかに若者にとって厳しい時代なのか、そして国としての対策がいかに遅れているかについてかかれた本。
現状に厳しさについて学べるので、とてもためになった。 しかし北欧ではこんなに福祉が充実してますよ、と書かてれいる箇所が多いのだが、北欧では税率が70%くらいあるので、その辺もきちんと検証したものも読んでみたい。
現状は厳しく、そしてこれからさらに悪くなるだろうと思うと暗澹たる気持ちになる。その中で何が出来るのかを、きちんと考えていかなくてはならないと思う。
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高齢者や障害者に対する社会保障は高いが健常な若者世帯には明確なセーフティネットが不足している。若いから頑張れるというのは経済成長が止まった現代では通用しないだろう。
しかし若者の貧困は本当に困っているかサボっているのかの線引きが難しそうだ。