投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
猫のひたすらまっすぐな愛情。。涙
猫飼いたいと思ってたけど別れに耐えられる気がしなくなった
上品で賢くて誇り高くて愛情深くて、好奇心旺盛で一貫性があって…なんというかダルシーはまさに完璧だと思うし、作者はほんとにダルシーと一体だったんだなと
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ダルシーという猫の一生を、ダルシー目線で書いたお話。
ダルシーの感情や行動の一つ一つがストレートだったのが印象的だった。
最後まで互いを思いやる気持ちが素敵だった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
愛猫家には是非読んで欲しい本です!
涙なしには読めないので、何も予定がない日に読むことをお勧めします。
ダルシーという一匹の猫が、自分の一生を人間と関係という視点から描いた本作。
猫を飼っていると、「猫が病気になったらどうしよう?」とか、「1匹だと寂しいだろうから、もう1匹迎えてあげようかな?でも2匹が仲良くなれなかったらどうしようかな?」とか、悩むことが色々あると思います。
でもこの本を読んで、我が家の猫にも、この本に出てくる「人間」(飼い主のことを、ダルシーは人間と呼んでいます)のように愛情いっぱいに接したら、たとえ猫的にはつらいことがあってもいつか理解してくれる時がくるのかな。。。と前向きになれました!
ダルシー、17年4ヶ月、お疲れ様でした!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
完全に猫目線で書かれたお話。猫を4匹飼ってて 更にその内 1匹昨年 同じ様に病気で亡くした私にとって ダルシーの対応にえっそれはマズイんじゃない?」って思うような所もあったけど 猫に対する愛 あたしの人間 に対する愛に溢れてるお話でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「あたし」ダルシーにとって
飼い主はあくまで「あたしの人間」
ダルシーの目線で描かれた世界だから
まっすぐな要求と強い意思、深い愛情
それ以外のものはなにひとつなかった。
「あたしの人間」がかなしみを乗り越えたときの安心感と喜び。
「あたしの人間」との別れが近いことを悟ったときの少しの心残りとありったけの感謝。
これは、わたしたち人間も同じこと。
日々の忙しさだけに引っ張られているわたしが
どれだけのことを置き去りにしているのか。
ダルシーの一生を通して、また立ち止まることができた。
これは単なる猫と人間のお話ではなくて
尊い、愛の物語。
江國さんの訳者あとがきも
ストレートな言葉ばかりでとってもよかった!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
青山ブックセンターで大好きな江國香織さんのコーナーに並んでいて気になった本。江國さんの訳で読めたのはとても嬉しかったけど原文でも読んでみたくなった
私は猫を飼ったことがないけれど、これは猫とその飼い主の物語でなんかなくて、帯にもある通り「あたし」と「あたしの人間」の愛の物語だ〜と思った。こんなふうな猫と人間の関係が世の中にどれくらい存在するんだろう!猫と人間に限る必要は全くないんだけどね。
だから私は、ダルシーの愛に触れながら、かつて自分が好きだった人たちを思い出させられた。「あたしたちの関係の主導権をとるのはあたしだ、という信念」なんて本当に見習いたい。その信念を撤回するほかないようなことになるのも憧れるな、そんなのちょっぴり(?)怖いけど。
酸いも甘いも自身の感情をすべて受け入れ、向き合った彼女は本当にすごいし今の私じゃ叶いっこないかしら〜
「つねにいま、この瞬間だけが、あたしから彼女への贈り物なのだ」
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
原書も持ってるのに手つかずのまま、翻訳を読みました。
幸せな時間を共に過ごした相棒たちのことを恋しく思い出しながら読み終えました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
あたしをしあわせにできるのはあたしの人間。
あたしの人間がしあわせでいられるのもあたしのおかげ。
大好きなことが伝わってくるお話し。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
自分のことを″あたし″というダルシー。
江國さんのその訳し方だけでもう好きです。
わたしの中では、ディズニーのおしゃれキャットのマリーちゃんのちょっとツノ生えてるデビルバージョンみたいな妄想。(気品とプライドと隠しきれない可愛げさ)
決して、飼われている、じゃなくて、あたしが一緒にいてあげている人間、の立ち位置。いい。
動物目線での絵本はたくさん読んだことがあるけれど小説は初めてで、挿絵とともに情景を脳裏に浮かべながら想像力豊かに、ふくふくと笑いながら読みました。
斬新な感覚になれたのは、訳者あとがきにも記載があったとおり、″多くが猫の目を借りて人間を描こうとする試みであるのに対し、ここでは、猫の目は猫のままに、清潔に周囲にだけ注がれている″からなんだな。江國さーーーん!(拍手)
″愛というのはたぶんそもそも野生的な感情ですし、それに体ごとぶつかって生きようとするかのようなダルシーの姿は勇敢でとても可憐です。(中略)ダルシーにはすじが通っている。そこに私は胸を打たれました。″
江國さんの言語化ーー!(拍手)
だから、いつも動物ものの読み物を読むよりもより一層強く、こてつ(わたしの犬)の一人称は何かなあ、とかどういう気持ちで毎日過ごしているのかなあと思いを巡らせられたんだな。
_φ(・_・
でもあたしは何も約束はできない。つねにいま、この瞬間だけが、あたしから彼女への贈り物なのだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ダルシーがかわいすぎる。
これまで完全に犬派だったのに、いつの間にかダルシーの虜になってしまってました。
女王様なダルシーについメロメロになってしまう、愛に満ち溢れた一冊でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
利発でハチワレの美しい猫、ダルシー。
子猫だった彼女と彼女を見初めた女性との17年と4ヶ月にわたる暮らしが猫の目線で語られる。
年月の中でダルシーの愛は波のようにかたちを変えながらも痛いほどまっすぐにただひとりの人間に注がれ続ける…
江國さんの美しい訳にも注目。
これは久しぶりに心ゆさぶられる本に出会ったという感じ。表紙だけで「この本は買おう」と思った。
猫らしく、プライドが高くて高飛車なダルシー。
でもいつでも「あたしの人間」に向かう愛情は切ないほどまっすぐで健気で…痛いほどだ。思い出すと胸がぎゅっとなる。
愛しくて懐かしい大好きな人を思い出す時の気持ち.…。
子供が母親を求めるような愛でもあり、恋のようでもあり。言いあらわせないけど、感じたことのある、見覚えのある感覚だ。
一番最初の文章、泣くよ。
出会えてよかった作品。