紙の本
日本人の主張を代弁している有難い本
2015/06/21 14:14
13人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本と韓国をつぶさに観察し、何でも言える立場である台湾人の本音はどうなのか、ある意味、恐る恐る読み始めました。が、私の心配は杞憂でした。
本書は、歴史認識、政治、大衆文化、韓国社会の闇(病み)、教育、経済、スポーツマンシップといった項目で、日韓を比較観察しています。そして、戦後日本の土下座外交により増長した上に、日本には何をしても世界から許されると思い込んでいる韓国にやられっぱなしの日本人に代わって、韓国に対しズバッと斬り込み、代弁してくれている本です。最近、日韓の間で話題にされる論点は、大体網羅されています。
東京オリンピック誘致の妨害や世界遺産登録の妨害工作等々、韓国の醜態は目に余り、私は憤り以外の感情は湧きませんが、台湾に対しても国連加盟やIMF加盟等、事あるごとに韓国は足を引っ張ってきた(77ページ)とは知りませんでした。一体、何様のつもりなのでしょうか。
今後韓国は経済危機に陥り、日本にカネを無心してくるでしょうが、日本政府は一切支援しないでほしいと思います。
ただ日本に対しても、次のように李氏は警鐘を鳴らしています。「近年、東アジアの国際情勢は、緊張感が高まり、変化が激しくなってきている。そんな中、サブカルチャーなどの交流だけで、台湾の人々がいつまでも「親日」とあり続けるとは限らない(108ページ)」。隣国で唯一無二の親日国である(奇跡ともいえる)台湾に、我々は感謝するとともに、一方で、もっと台湾の実情に関心を持つ必要があります。その上で、李氏が主張しているとおり、「お互いの国益のためにも、継続的な交流が必要(108ページ)」と思いました。
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日本では嫌韓本が数多く出版されている。また新聞、雑誌の記事を見る限り、韓国では慰安婦や竹島問題などで反日感情が高まっているようだ。
客観的に見てどうなんだろう、第三者から見ておかしいのはどっちなんだろう、という判断をしたくてこの本を買った。
著者は台湾に生まれ、日本と韓国をたびたび訪問していて、どちらの国にも友人がおり、精通している。
結論として、この本の中では100%日本を擁護している。おかしいのは韓国であると言い切っている。「近年、より強硬な反日国家となっている韓国の言動は常軌を逸している。そのような韓国の異常な動きに辟易してきた日本で嫌韓感情が広がっているのは理解できる。韓国の異常な言動は、日本や台湾だけでなく、世界のどの国から見ても明らかである」と記している。これが両国を知り尽くした人の意見。日本はもっと、かの国に言うべきことを言わないといけないのかもしれない。
台湾と韓国は、どちらも日本統治という歴史を経ているが、片や親日感情が非常に強く、片や反日感情が強烈である。なぜそのようになったのかもこの本からはある程度理解できる。読んでいてむずがゆくなったところもあるが、多くの人に(できれば韓国の人に)読んでほしい。
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■日本の統治当初の台湾の識字率は1割以下で,終戦時には日本語識字率は85%以上の高水準に達した。
■台湾日本統治の功績は大きく分けて3つ。
①農水(食べ物と水)
②近代化(基礎インフラ整備と産業化)
③教育(技術と精神)
■江戸しぐさ「三つ心,六つ躾,九つ言葉,十二文,十五理,それで末決まる」
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嫌韓ではないといった内容が本文にあったかと思うが、立派な嫌韓本だと思う。
こういった類の本ははじめて読んだが、読まなければ良かったと思う反面。このように感じている人もいると知ることができたという面では読書経験としてはありかしら?
著者のプロフィールを見て、相当賢い方という印象を受けた。賢い方ならではの冷静な視点で、韓国と日本とを比較してほしい。
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親日の台湾 反日の韓国
世界中で隣国同士が仲がいいのはマレ
豊臣秀吉の文禄・慶長の役 鳴梁海戦 たった12隻で330隻の大群に勝利→映画がヒット
日本側の歴史に対する真摯で正確な記述は世界的に信ぴょう性が高い
KANO1931海の向こうの甲子園
モンゴル襲来・実質的には高麗軍→失敗していなければ高麗による日本侵略
歴史 日本→学問 中国→政治 韓国→ファンタジー・願望 トンでも韓国起源説 韓国の起源説病
端午の節句で中国と論争 ネットで拡散
台湾 植民地時代の功績は功績として認める 飛虎将軍 義愛公こと森川清治郎
飲水思源 烏山頭ダム(八田ダム)→今の食料グルメのイメージ
従軍慰安婦のねつ造 朝鮮戦争時システムを真似て国策化 現在でも5万人を日本へ売春婦
ベトナム戦争 ライ(汚れた子供)ダイハン(韓国の)
2000年ハンギョレ21で暴露 退役軍人がハンギョレ新聞社襲撃事件
物乞いのように何度も何度も謝罪と賠償を要求するのはこの世界で韓国政府だけ
2005年 廬武鉉政権 親日処罰法
朴槿恵 告げ口外交 植民地を持っていた国は責められているように感じるだけ
台湾 日本統治時代 農水、インフラ整備、教育
韓国が中国との国交樹立 「我が国の見事な戦略により台湾に意図を察知されずに断交できた」→感情悪化
現代建設の台湾新幹線→手抜き工事 国家プロジェクトに韓国企業を選んでしまった非
朝鮮半島・中華思想→中国に近い自分たちが他国より文化的に優越している・小中華思考 台湾を見下す
台湾人は韓国人に対してマイナスのイメージ 実害(レストランでキムチ代を払わない)
竹島(江戸時代の松島の記述あり・サンフランシスコ講和会議でも認められる)
メタンハイドレートがあり主張し始める
85年8月中曽根総理9回目の靖国参拝で突如朝日新聞が批判する報道→中国政府が非難
韓国政府の非難 01年の小泉総理
中韓は日本の侵略戦争と同一化→隣国の政治家も本気では思っていない・繰り返し非難すれば日本の世論を真っ二つにできる・外交カードとして利用できる
日本での韓流ブーム→振興予算のばらまき、政府主導の販売拡大政策→韓国経済の減速→12年から下降☆R021230今のNIZUブームは?メンバーは日と韓?韓国の対日戦略変化の象徴か?
2014年4月セウォル号事故 韓国内のメディア「先進国になったと思ったが三流国家だった」☆日本の品質偽装問題は?
日本→職務に対するプライド、責任感の強さ、真面目さはアジアで随一
ナッツリターン事件
日本の自殺者が多いイメージ 自殺率韓国3位中国9位日本13位 根っから明るいラテン、自殺を禁じるイスラムとの違い
台湾 戦後、国民党政権が強烈に反日教育→それでも世界一の親日国→国民党の反日教育に納得のいかない祖父母世代が家庭内教育、地域コミュニティで親日教育
韓国 漢字を排除してしまい戦前、戦��の資料を直接読める人が減っている
朝鮮王朝時代 特権階級は漢字、ハングルは婦人、子供、下層階級が使用すると決め込んでいた。
日本人が整備→戦後、ハングルを日本人が奪った・漢字は敵性言語として禁止
ソウル、台北に帝国大学をつくった→大阪、名古屋よりも先
日本からの援助を仇で返し続けてきた韓国が経済破綻しても自業自得と言えるだろう。
輸出依存度の高い韓国経済では、昨今の円安・ウォン高は致命的
韓国人は、国民性として自分が一番偉いと思っており、他人を見下す傾向が強いと、よく中国人からも聞く。☆日本人はどうか?嫌韓の人は多い?バカ発言をする日本人は多い。
スポーツ 日本人の品の良さ 武士道
韓国 日韓戦で竹島問題 ドイツ戦でヒットラー→韓国の定番 スポーツにナショナリズムを持ち込む
WBCでの日本対台湾戦 震災支援への感謝 台湾チームの円陣の御礼
ツイート「台湾への感謝をWBCを通して伝えてください」
韓国の恨(ハン) 韓(ハン)
韓国伝統の千年恨
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これは明らかに、韓国を嫌いになって、台湾を好きになれというメッセージであるととらえる。
一度行ってみたいものよな
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かなり親日的内容なので、日本人としてはありがとうとは思うものの、全てを疑いなく受け止められはしなかった。
数ある意見の1つとして捉えたい。
個人的にはもう少しどちらの立場とも距離を置いて客観的に捉えられた書籍を読みたかった。
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台湾人から見た韓国と日本の比較。後半になるにつれて、日本への肩入れが強いように感じた。日本人としては嬉しいと感じる一方、韓国の良い点ももっと取り上げられるのではないかと思った。
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韓国に対する嫌悪感は強まってしまった…。
台日友好関係は本当に有り難いし、これからも続いてほしい。
『台湾ナインのお辞儀』は知らなかったので、動画を見て感動した。映画『KANO』も見てみたい。
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この手のタイトルには基本的にあまり惹かれないが、台湾人の大学客員教授が同時期に日本の植民地であった台湾と韓国の親・反日の差について何故かについて考察したとのまえがきがあったために購入。著者本人も学術的・科学的であることより、自らの視点で思うことを書くことを重きを置いており、1台湾人の見方といったところか。
やや嫌韓・新日に軸が触れており、ある意味普通の台湾人の見方かもしれないと思いつつ、やや日本を持ち上げすぎで気恥ずかしい。”台湾人と日本精神”でも述べられていたかと思うが、やはり戦前台湾に送られてきた日本人は優秀な人たちが多かった事が彼らの親日感醸成に関係がありそうだ・・・。それほど立派な日本人もあまり多いとは言えない昨今では彼らを幻滅させてしまわないか心配だ。
途中に挟まれる日本の教師が如何に台湾で慕われていたかとか、自身の台湾滞在時にも似たような話を聞いたことがあり、立派な人というのは与える影響も大きいのだろうなと思う。
あとハングルを普及させたことに日本統治時代が一役買っていたというのは始めて聞いたが、興味深い。
P.29(韓国起源説の乱発について)
一部の人がついている嘘も、1千回1万回言ったら変化は起きる。最近、若い世代ではなんの裏付けもない韓国起源説の数々を真に受けている人が増えたそうだ。
なぜ一部の韓国人は信じているのか?それは、やはり「そう教わったから」という理由がほとんどだ。
「父親の罪を暴いてはならない」というフレーズもあるほどのお国柄である。親や教師、先輩たちの年長者に疑いを持つことは許されないという、儒教的な思想が主流の国なので、上から来る情報は信じてしまう傾向にあるのだ。(中略)
日本にとって歴史は{学問}であり、中国にとっては{政治}である。そして韓国にとっての歴史は{願望}、つまりファンタジーなのだ。
P.72
いつの世にも、世界中のどの国でも、善と悪の両方が混在している。当然ながら、日本統治時代にも光の部分もあれば、闇の部分もあったことを否めない。
しかしながら、祖父母時代から「日本時代は、台湾にとって光が9割以上、闇が1割以下」と聞いたことがある。それに対して、「オランダ時代、清国の時代、そして初期の国民党時代は、闇が9割、光がわずか1割だった」とも言われていた。
P.180(中華民国政府が台湾国民政府として再始動した時)
人口1割程度の人たちが大陸から台湾に渡ってきて、もともと台湾に住んでいた9割の国民を支配し始めたのである。国民党政権は台湾のすべての分野の決定権を握り、メディアも教育もやりたい放題だった。在来の台湾人の多くは新日だったが、軍事政権の押し付けた戦後の教育では、次に学ぶ世代に対し徹底的に反日教育を行ったのである。
今思えば、メディアや学校では強烈に反日教育をしたのに、それでも台湾が世界一の親日になっているのは、逆に貴重な存在ではないだろうか。どうしてそうなったかというと、国民の反日教育に対し、納得のいかない祖父母世代の多くが、家庭内教育や地域コミュニティーで親日教育をしてきたからである。
台湾もメディアや学校から反日洗脳教育をされた経験があるからこそ、戦後に中国や韓国の当局が反日的に歪曲した歴史教育で、何も知らない次の世代に好きなように刷り込んできたことがわかるのだ。
今でこそ台湾の学校での歴史教育は修正されてきたが、反日教育においては日本統治時代の暗黒面を誇張し、日本はひどい侵略と搾取をしたという史実とはかけ離れた話ばかり教えられた。実際に日本統治時代を過ごしてきた祖父母世代との話とまったく異なることばかりだったのである。
しかし、歴史教育が修正されてからは、台湾の教科書でも台湾統治に対するさまざまな日本の功績が記載されている。