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淡々とつづられる文章の中に、確かな感情の揺れがあります。
生命の在り方について考えさせられます。
あいかわらず食べ物の描写が素晴らしいと思います。
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"ABITAS-C1"
特徴的な症状として人の顔を憶えない。
男性のみにあらわれる。
総じて著しく知能が高い。
♂ X-Y ♀ X-X
辰 X-X-Y
温 Y-Y
景 X-Y
ヒワ子 X-Y
久々に遺伝に興味。
なんと生物の参考書を購入してしまった。。
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一回読んだだけじゃいまいち把握しきれなかった部分が…いずれ読み返したい。でもみんな何かが足りなくて、からっぽで、漠然と切ない空気はとても良かったと思う。説明を省いて雰囲気で語る長野まゆみの作風はSFだと余計不思議さが増します。それが良い。あと長野まゆみのSFはレトロフューチャーなところが素敵だと思います。
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契約するときのルビが好きです。
小生意気でちょっと強引なとこが。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-36.html
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思ってたのとは大分違う感じだった。
うーん結構難しい…頭がこんがらがってくる…
性に関してや愛情や行為の意味とか理由とか考えさせられるお話。保健の授業になりそう…
もう一回読みたい。
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これぞ”愛”という感じがする。
辰と温の関係が好きだな…。しかし、遺伝子の話は結構難しいけど、さすが長野先生な内容。
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最後の辰のセリフと最後の一行に「…は!」となり、数ページ戻って読み直しました。結末は自分の解釈で正しいのかな…。
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読んでいて寒気がしました。
終盤の急展開に涙が出そうにも。
生(あるいは性)を問うありきたりになりがちな主題を、斜めに切ったらこうなると思いました(笑)もちろん褒め言葉!
みなさん書かれているので、何番煎じになるか分かりませんが、タイトルの『サマー・キャンプ』の意味を知ったとき、うわあ〜って気分になりました。
ルビの言うサマーキャンプと、温の経験したサマーキャンプって、まるっきり別物だったんですね。
それに気付いたうわあ〜と、元の生活に戻るだけっていううわあ〜。
またサマーキャンプ中の記憶も無くしてしまうのかと思うと悲しくて落ち込みます。
母と姉とルビの3人が仲良くドライブしているのを目撃するシーンは、衝撃的すぎました。あれは死にたくなります。きっと誰だって。
図書館で借りて読んだので、文庫本買って解読しようと思います。
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生物とってたら楽しいのかも
話に出てくるグロスがほしい…すてき
最後の最後にタイトルの意味がわかっておお…ってなった
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さらさら読みやすい本かと思ったら後半理解できず読み返すことに。
サマー・キャンプの意味にハッとした。
長野作品の「性」はやはり好き。
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うーん。一度では理解出来なかった。
読み進めるのが苦痛で、途切れ途切れ、時間をおいて読んでいったのが原因かもしれないけど、ここまで読みにくいと感じる作品も中々……。
この作品はどこか置いてきぼりにされましたね。
ラストまで結局作品についていくことが出来なかった。
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再・・・読。性染色体の異常は、いずれあってもおかしくはないようは錯覚(?)を持ってしまいます。性別の境界線の曖昧な世界に多少混乱しつつ、久しぶりに物語を堪能しました。この登場人物の中で、意外にもお母さんが好きなのですが、女性として現実的に憧れる部分を持っているから、安堵する存在なのかも。
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少々理解不能。
悪くはないのだろうけれど、よくわからなかったという感じが残るからか。
生殖に関する話で考えさせられる場面もある。
ヒトが手を出していい領域なんだろうか? と疑問に思わずにはいられない。生殖は神の領域のような……。
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長野さんの文章は、こわいくらい美しいんだけど
何が言いたいかはあまり分からない。
内容というよりも、雰囲気を楽しむ感じなのかも。
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彼女作の「ぼくはこうして大人になる」と少し近かった。清浄な淡白な文章と設定、ドロドロで欲望と希求溢れる内容。長野まゆみの、錯綜した性や女性男性の垣根を分からなくさせる得意の内容だった。読んでいて誰が何の性別でどんな印象でどんな人物なのかわからなくなる。いかに自分の人物評が性別に依るかが分かって嫌になった。ジェンダーの問題を主眼に置きつつも主人公、温の性別や染色体や病気を探るものではなくてそれは唯の手がかりで自分は何者なのか、どういう生活をしてきたか誰なのか、社会と相対的に存在する自分はどこにいるのかを探っていった。
自分が何者なのかということを探ることで自分の世界、自分にとっての愛おしいものをがむしゃらに品位なく探し涙しみっともなく理解することを書いていた。
「ぼくはこうして大人になる」と似ているといったのは、守られる存在、自分が弱い立場でありながらそれにうすうす気づきつつも見て見ぬふりをしてある意味で傲慢に自分の世界を暴こうとする様が見える点だ。
でも彼は気づいてしまう。自分は子供で守られるがそれは薄氷の上にあるものだと。親子の絆はとうになく、叔母の信頼という愛はもう少し他の通常とは異なり、辰は放蕩者だ。時にそれらは無遠慮な温の言動によって爆発し、自分の立ち位置をいつも知らされる。
記憶と視点がごっちゃになっているのでたまにパラパラよみ返しながら読んだ。ふわふわ読もうとするとわからなくなる。キャラの一部がなんかエヴァみたいだな。