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インターセクシャルが根底のテーマにある近未来小説。どちらかといえば家族モノかも。
女性と接触するとアレルギー反応を起こす男子高校生が主人公。
ある日男女両方の人格を持つ”弟”が現れる。
自分と家族の出生の秘密を知るひと夏の物語。
登場人物がことごとく偏屈で人間味がない。
そういうストーリーで設定なのだけれど最後までピンと来ないで終わってしまった。
生殖医療が進んだことで特殊な血縁の残し方を始めた一族の話なわけだけれどストーリー的なピークが感じられず。
最後に明かされる仕掛けもイマイチしっくりこなかった、しっかり読むかもう一度読み返したらなるほどと感心できただろう。
こういう系統の話は誰かしら登場人物に感情移入ができないと難しいかも。病んでるキャラは好きなものの…。
http://www.horizon-t.net/?p=826
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ああ、長野まゆみさんはやっぱり頭がおかしいなと。
再読します。
メモを取ってもう一度頭の中を整理しないと、この本を本当に楽しむことはできないようだから。
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じぶんはSFが得意でないからか、難しい 図書館の貸出期間中に理解しきれなかったけれど、処理施設のシーンが印象的 もう一読したいので、本屋さん行って来ます
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さらっと一読しただけでは、よくわからない所がまだまだある。しかし、よくわからないけれど面白いし惹かれるのが不思議だった。長野まゆみさんに興味を持つきっかけになった作品。
愛情と行為を分けていた所も魅力だった。
自分がここにいることに対する肯定を、他者から自分が必要とされることを求めて時に縋りたくなる気持ちもよくわかる。
温に感情移入していたのかもしれない。
とりあえず、もっかい読もう!笑
一年ぶりに再読。というわけで勿論サマーキャンプの意味もわかった上で読んだ。前回よりも人間関係や登場人物たちのセリフの意味が入ってきやすかった。初めて読んだときはその世界観にただただ圧倒されるばかりであったが、2回目の今回では本著が生殖医療が進化した世界で生まれた人々の存在、彼らの葛藤そし自己容認を描いた物語なのだと広い意味で捉えることができた。(前回は登場人物と自分を重ねるというある意味独りよがりな読み方をしていたと思う。)
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難しい。
夏のコンクリートみたいな無機質な場所で遺伝子変異?操作?で、自意識があるのかないのか狂っているのか狂っていくのか。
主人公の温(はる)がABITAS‐C1で見え方が違う。
長野まゆみ作品の最初ってファンタジー色が強くて、SFっぽくなって、昭和かな。
そのSF期。
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好きです「黒長野」。
BLですがそれだけではなくSFでもあり。
性別があやふやで、でも男とか女とかは大事なことではなくてその人がその人であることの方が…というようなことを思いました。
性染色体がYYか…という世界ですが(XXYの症候群は実在するのですね)、不燃ゴミの白い羽が舞う夢の島、素敵。